『マンダロリアン』でボ=カターンを演じるケイティー・サッコフが、シーズン3におけるキャラクター像の変化について解説

「彼女は戦う理由がない人とは戦わないのです」

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※この記事には『マンダロリアン』シーズン3第2話のネタバレが含まれています!


『マンダロリアン』でボ=カターンを演じているケイティー・サッコフが、シーズン3でのキャラクターの変化やダークセーバーに対する彼女の態度の変化の背景にあるものを明かした。

シーズン3のエピソード2で、ディン・ジャリンはグローグーとともに荒廃した惑星マンダロアへと旅立つ。マンダロアの鉱山の下にある泉で身を清め、ヘルメットを脱いだ罪をつぐなうためだ。彼の信仰する教団、チルドレン・オブ・ザ・ウォッチでは、人前でヘルメットを脱いではならないとされている。

ふたりはその道中で、味方に見放され、失墜したマンダロリアンのリーダー、ボ=カターンに助けを求めにいく。彼女は、今やジャリンが手にしているダークセーバーを取り戻すこともあきらめてしまっているようだった。

戦いに勝利し、ダークセーバーを手にした者はマンダロアとそこに住む人々を統治する権利を得ると伝えられている。シーズン2では、ボ=カターンは旧銀河帝国軍将校のモフ・ギデオンが持つダークセーバーを取り戻そうと必死になっていた。セーバーを取り戻すことができていれば、人々からの支持を得て、マンダロアの統治者となっていただろう。

しかしながら、ダークセーバーはジャリンが手に入れ、その結果、シーズン3でのボ=カターンはまるで別人のようになっている。キャラクターの変化はエピソード2ではっきりとわかる。ボ=カターンは、何か生物のようなものが入ったクモ型のドロイドに囚われたジャリンを救出したあと、弱ったジャリンがダークセーバーを身に着けるのをただ見ているのだ。

「彼女はなぜそうしているのか、もう一度戻って考えなければならないと思います」とサッコフはDeadlineのインタビューで言っている。「彼女は自分の民と戦ってきた人です。彼女はずっと戦ってきて、それではどうにもならないとわかったのです」

ボ=カターンがジャリンからダークセーバーを奪おうとしないことについては、「本当に尊敬している人や自分に対してなんの怒りも感じていない人と戦うよりも、敵と戦うほうがかんたんです」とサッコフは言っている。

「もし(ディン・ジャリンが)ダークセーバーを持っていなかったら、彼が敵になる要素は何もないでしょう……彼女は戦う理由がない人とは戦わないのです」

さらにサッコフは、ボ=カターンが率いた部隊「ナイト・アウル」についての説明を続けた。彼らは、ダークセーバーの奪還に失敗したリーダーのボ=カターンを弱い者だとみなしている。

「彼らは、『部隊を率いるためなら、ボはなんでもする、誰とでも戦う、それが彼女の望むことで、だから自分たちは彼女についていっているんだ』という人々だと思います。だから、彼らが尊敬できないと思う部分が彼女の中にあるのを見ると離れていってしまう。彼女は人々も、家も、家族も失った。彼女はすべてを失ったのです」

「どんな可能性も、彼女がいるどんな場所も、彼女がそれまでにやってきたどんな方向性も、うまくいかなかった。それが彼女が今、解明しようとしていることです」

残念ながら、リリースが予定されている、アソーカ・タノを主人公にしたDisney+のシリーズにはボ=カターンは登場しないようだ。「何も言えないのですが、そうですね、今のところ、私は『Ahsoka(原題)』には入っていません」

『マンダロリアン』については、サレシャス・B・クラムが「スター・ウォーズ」の世界に戻ってくる可能性もチェックしよう。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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マンダロリアン

2019年11月12日
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