「Star Wars ジェダイ」シリーズ3作目が進行中であることをカル・ケスティスを演じるキャメロン・モナハンが明かす

「Star Wars ジェダイ」シリーズのゲーム3作目が進行中であることを、主人公カル・ケティスを演じるキャメロン・モナハンが明かした。

2019年にリリースされたRespawnの『Star Wars ジェダイ：フォールン・オーダー』は評価が高く、1000万本を超える販売数を達成、プレイヤー数は2000万人以上となり、商業的にも成功した。2023年には、続編『STAR WARS ジェダイ：サバイバー』がリリースされている。

シリーズは、映画『スター・ウォーズ エピソード3／シスの復讐』のあとの時代を舞台に、銀河帝国に立ち向かうジェダイ・ナイトの青年カル・ケティスが主人公となる。

9月16日に開催されたOcala Comic Con 2023の「Star Wars: Jedi Game Series Panel」での様子を撮影した動画がYouTubeにアップされている。動画内でカルを演じるモナハンが未発表のプロジェクトについて話すところを見ることができる。

「3作目に取り組んでいます」とモナハンは言う。「今やっているところです。大きな仕事ですし、これまでに話し合いもしてきています。すべての話が終わって、うまくいけば、制作開始となるでしょう。またみんなにすごくクールなものをお届けできると思います」

「Star Wars ジェダイ」シリーズのディレクター、スティグ・アスムセンは、デベロッパーのRespawn Entertainmentを離れる前、「Star Wars ジェダイ」は3部作だとIGNに話していた。

今年3月、アスムセンは「常に私は、3部作にしたいと考えていました」と言っていた。「1作目でやったことを超えて、どのようにカルや仲間を新しい場所へ連れて行けるだろうか？ とね。私たちは『サバイバー』の舞台にしたい時代について、かなりしっかりしたアイデアを持っていました。どんな危険が待っていて、ゲームはどんなトーンになるのか、カルが直面するものや、そこに仲間がどう関わってくるのか、そして、その先で何ができるかというアイデアもあります」

アスムセンは今月上旬にRespawnを離れている。「色々と慎重に検討した結果、スティグ・アスムセンはRespawnを離れ、さらなる冒険をするという決断をいたしました。私たちは彼の成功を祈っております。『STAR WARS ジェダイ：サバイバー』のチームが作業を続けるためには、Respawnのベテランリーダーたちが指導者の役目を果たしてくれることととなります」とEAはコメントを発表している。

アスムセンは2014年からRespawn Entertainmentのディレクターをつとめた。その前は、Sony Interactive Entertainmentで『God of War III』を含む「GOD OF WAR」シリーズを主に手がけている。今後の動きについては、アスムセンはまだ明かしていない。

「Star Wars ジェダイ」シリーズはEAにとってはかなりの成功で、同社全体の中でも偉業を達成した作品となっている。EAが『Star Wars ジェダイ：フォールン・オーダー』の制作を発表した2018年は、ルートボックス機能で大きな議論を巻き起こした『Star Wars バトルフロント II』のリリース後だった。

アスムセンは、EA EntertainmentグループがEA EntertainmentとEA Sportsに分裂するという、不安定な時期に退社することとなった。また、BioWareはこの変化の影響を最も大きく受けたスタジオのひとつで、『Dragon Age: Dreadwolf』の開発中に厳しい人員削減を実施している。

EAを離れたときのアスムセンはかなり好調な時期だったといえる。IGNの『STAR WARS ジェダイ：サバイバー』のレビューでは、チームの努力を称賛している。「すでにすば抜けて良い『スター・ウォーズ』ゲームだった1作目を、事実上、すべてにおいて超えた続編にした。こういったゲームをRespawnがもう1作制作するのだとすれば、過去30年で最高の『スター・ウォーズ』トリロジーが完成することは間違いない」と評している。