『マーベルズ』が北米の週末興行収入のトップを獲得するも、MCU映画の公開週末としては歴代最下位に

俳優のストライキが行われていたこともこの数字の大きな要因となっている

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『マーベルズ』が4700万ドル(約71億円)を売り上げ、北米内の週末興行収入の1位となった。しかし、MCU映画の公開週末としては歴代最下位の数字となる。

Comscoreが伝えるところによると、MCU映画33作目となる『マーベルズ』の数字は、『インクレディブル・ハルク』の5540万ドル、『アントマン』の5720万ドル、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の6500万ドルを下回っている。

『マーベルズ』の北米外での興行収入は6330万ドル(約96億円)。北米内と合わせての全世界での総額は1億1030万ドル(約167億円)となる。

2019年の『キャプテン・マーベル』は北米で1億5300万ドル、北米外で3億200万ドル、全世界の合計は4億5500万ドルだった。最終的に、全世界での売り上げ総額は4億2600万ドルに達した。

当初、『マーベルズ』の成績は7500万~8000万ドル(約114~121億円)と予測されていたが、その後、6000万~6500万ドル(約91~99億円)へと修正された。この数字の背景には多くの要因がある。長らく続いていた俳優のストラキのために、出演俳優のブリー・ラーソン、テヨナ・パリス、イマン・ヴェラーニ、サミュエル・L・ジャクソンらのプロモーション活動ができなかったことの影響は大きい。

Rotten Tomatoesでは、現在のところ、『マーベルズ』のトマトメーター(批評家のスコア)は62%。これより低いスコアだったMCU作品は、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の46%『エターナルズ』47%の2作品のみとなる。しかしながら、『マーベルズ』の観客のスコアは84%となっている。

IGNのレビューでは、『マーベルズ』は「大成功」とし、「キャラクターだけでなく物語にも深みがあり、そこでは戦争がもたらす複雑な影響や、自分が血の通わない存在だとみなされているときに人間らしく振る舞うことの難しさ、厄介だけれども笑える家族の美徳といったテーマが描かれている。ニア・ダコスタによる可笑しくてハートフルなMCU初監督作は、エンドクレジットが流れた直後から、監督自身や主演の女性たちが次はいつ戻ってくるだろうかと心待ちにさせてくれることだろう。ただし、ヴィランの活躍する場面が少ないのが玉に瑕ではあった」と評している。

先週末の興行収入上位5作品は以下の通り。

  • 1位『マーベルズ』 4700万ドル(約71億円)
  • 2位『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』 900万ドル(約14億円)
  • 3位『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』 590万ドル(約8億9500万円)
  • 4位『Priscilla(原題)』 470万ドル(約7億1300万円)
  • 5位『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 460万ドル(約6億9800万円)

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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マーベルズ

Marvel Studios | 2023年11月10日
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