9月になりました・・・
激動の8月が終わり、夕方になると秋の涼しい風が吹き、自然界というものは本当にきっちりと四季を守っていると感じ尊くも愛おしくもなります。
しかし、ネコちゃん達の餌を7年間続けていた駅近くのジャングルのようであった竹林と空き地が、無情無残にも、住宅地として売却されてしまったために、重機で掘り返され、生々しい巨木の根っこがいくつも、地上に放置されているのを見るにつけ、胸が痛くなります。
その桜の木と思われる巨木の根は、まるで、地球の心臓のようにも見えます。
たくさんの毛細血管が伸びているように、細かくも丈夫な根がそこには無数も生えており、きっと一世紀ほども、その土の養分を吸い取りながら頑固に生をはぐくんでいたと想像できます。
何代も前の地主の方が植えたと思われる、桜の木や竹が、静かに生をはぐくみ、駅から降りて道を通る方々の日よけ、雨除けにもなり、四季折々の花や枝や葉っぱで癒していたものを、代替わりした地主の方の心変わりなのか、あっという間に不動産屋に売られてしまい、長きに渡って生きていた生物を、無機質な戦闘機のような重機によって、攻撃するように掘り返し、そして勝ち誇ったように、敗者の生身の心臓を表に放置して、生首をさらすように、道行く人々にさらして、さらしものにしておりす。
その様子を毎日、見せつけられ、まるで戦場の跡を見せられているようだと、辛い気持ちになっております。
その非情で生々しい場所で、この間、巣立ちしたばかりのオナガちゃんを保護しましたが、あえなく天使になってしまい、シークレットガーデンに葬ることになったのです。
さらに、まだ続行中の捕獲現場の近くで、道路で轢かれて放置されていたタヌキちゃんの子どもに遭遇してしまいました。
夜中であったにも関わらず、目撃者がいらして、警察を呼んで処置している間に、
「若いカップルがひき逃げした」という証言をされていました。
しかし、人間と違って、タヌキさんのひき逃げは犯罪にはならず、そのまま、警察の方の手によって処理され、終了となりました。
このような一連の出来事は、人間界に対しての精霊界からの命をいけにえとした、無言の抗議と感じます。
しかし、それを感じ取れる方は残念ながらほとんどいないでしょう。
ただ、私が人類の代表として?!ひたすら平謝りに謝るのみです。
つい、ネコちゃん達にエサを与えるときに、ごめんね、ごめんね、と謝りながら、配ってしまっております。