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究極のインプリンティング(刷り込み)効果か?どこにいってもパタパタついてくる。21羽の鳥を我が子として育てる男性

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 鳥、特にカモなどのヒナが、卵から孵化して最初に見た「動くもの」を「親」であると認識し、その後ろをついて歩く。みなさんよくご存知の刷り込み(インプリンティング)という現象だ。

 通常なら、ヒナが最初にその姿を目にし、その声を耳にするのは実際の「親」だ。そこで、子育て中の鳥の一家は母鳥の後ろを行列をつくって必死についていくことになる。

 また、何らかの理由で「親」がいない場合などには、種が異なっても刷り込みは起こるようだ。例えばそれがとかでもね。

 では、例えば最初に見たものが人間だったら?

 それでもやはり刷り込みは起こるのである。なんと21羽ものヒナの親代わりとなったおじさん。おじさんが歩くとヒナたちも一斉についてくるのだ。

Baby birds follow a man in group on a hike LOL

行列を組んでハイキング

 山道をハイキングする男性の後ろから、なにやら小さな生き物の群れが列をなしてついていく。

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 短い脚で懸命についていくのは、21羽のオシドリのヒナだ。韓国では第327号天然記念物にも指定されている。

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 途中で一休み。持参した水を皿に注いで与える。

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 こらこら、足を突っ込むためじゃないよ。

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 他の人に声をかけられても、ついていったりしない。だってお父さんじゃないもんね。

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 他のハイキング客は、「嘘だろ、鳥が人間と一緒にハイキングするなんて」「犬が飼い主についていくのは見たことがあるけど、鳥ってのは初めてだ」と話している。

オシドリの「お父さん」

 この男性は雛たちが生まれてから、いや、まだ卵の中にいた頃から愛情を注いできたのだ。韓国政府から「お父さんである証明書」(繁殖許可)も発行されている。

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 毎朝のハイキングはヒナたちのトレーニングでもある。このヒナたちはいずれ、野生で暮らすようになるのだ。その日に備えて、できるだけたくましく育ってほしいのだ。だから、困難にぶつかっても手を貸したりはしない。

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 だけど、ちゃんと見守っているよ。

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 「私の夢は、いつか空を飛んで、巣立った後のこの子たちに会いに行くことです」と男性は語っている。

 科学技術が発達して、いつか本当にそんな日が来るといいね。あるいは、巣立ったヒナたちが子孫を連れて里帰りしてくる、なんていうのもステキだな。

References: written by K.Y.K. / edited by parumo

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この記事へのコメント、17件

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  1. Youtubeで野生に返したスズメが何度もお礼しに家に来たり、番いや子供をみせたり、その子供が番いを見せにきたり…という動画を見たことあるよ
    鳥って本当に頭がいいよね

  2. 親の姿=自分の姿って認識しちゃうから野生だと相手見つけられないんだよね
    人間の別姓にアピール行動したり同性を攻撃したりもする

  3. 鳥達に飛んできて欲しいってのじゃなくて自分が飛んで行きたいってのが親バカで良いなぁ

  4. 飛び方教えてやらなくていいのかな?
    コウノトリ?だったかの飼育員は自分の手をバタバタさせて走って
    鳥に飛び方教えてたが

    1. ※10
      分かる。オシドリって水鳥だよね。
      水鳥に陸トレしてどうすんだ?と私は思ってしまいました。

  5. 大量の可愛いモフに付きまとわれること、誰しも一度は憧れる事ではなかろうか

  6. いい話。と同時に韓国のチキン屋という言葉が浮かんでくる(汗)

  7. 一生懸命でいじらしくて可愛い~
    人間の歩幅は広いから強靭なおしどりに成長しそう
    アッオーが懐かしい…

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