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怪我をした野生の鳥を保護したところ、犬がそばに寄り添い続け、いつしか大親友に(オーストラリア)

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image credit:crackerandmilo/Instagram

 カラパイアでは、これまでにも異種の動物たちに芽生えた友情をお伝えしてきたが、今回はオーストラリアから犬と鳥の仲良しコンビのストーリーを紹介しよう。

 ある女性は怪我をして飛べなくなっていた野生のインコを保護し、家で看病することに。すると女性の飼い犬がそのインコに深い愛情を見せ、常に寄り添っていたという。

 怪我が回復し、一度は飛び去ったインコだが、不思議な縁で再び犬と家族に再会。今では、唯一無二の大親友となったようだ。

Dog Finds An Injured Parrot And They Become Best Friends | The Dodo Odd Couples

怪我したモモイロインコを保護したら犬と仲良しに

 オーストラリアのメルボルンに住むシャーロット・イスライリさん(22歳)は、オーストラリアン・キャトル・ドッグ(別名ブルー・ヒーラー)のミックス犬“マイロ”を連れて、市内の公園を散歩していたところ、羽に怪我をした様子の1羽のモモイロインコを発見した。

 そこでシャーロットさんは、インコを保護。自宅に連れ帰り大きなケージを用意してお世話をすることにした。

 “クラッカー”と名付けられたモモイロインコに興味を示した犬のマイロは、常にケージの傍に座り、クラッカーを見守る日々を過ごした。

 クラッカーはマイロが心配してくれているのを理解したのかもしれない。やがてケージの下に降り、マイロに挨拶するようになった。その瞬間から、マイロとクラッカーの距離は一気に近付いたようだ。

 以降、クラッカーはマイロがケージから離れると鳴き声をあげて呼び、ケージから出るとマイロのベッドに入ったり、マイロもまた尻尾を振ってクラッカーの後をついて歩いたりと、両者はいつも一緒に過ごすようになった。

 クラッカーは、怪我から回復しても、すぐには飛び去ろうとはしなかった。しかし、野生のインコゆえにいずれは自然に戻るべきだと思っていたシャーロットさんは、その日が来るのを覚悟していた。

 そして、クラッカーを保護して半年経ったある日、クラッカーはマイロとシャーロットさんのもとから突然飛び去っていった。

マイロとクラッカー、運命の再会

 突然の親友の別れに、マイロは激しく落ち込んだようだ。空っぽになったケージを見つめる姿を見て、シャーロットさんも胸が痛んだが、クラッカーが自由になれることを望んでいたため、心中は複雑だった。

 それから2週間後、シャーロットさんはメルボルンにある動物病院のFacebookを見て驚いた。そこには、クラッカーととてもよく似たモモイロインコが保護されたとシェアされていたのだ。

オーストラリアには、モモイロインコは数多くいます。発見されたのがクラッカーだとは限らないと言い聞かせていましたが、果たしてそれは2週間前に私たちのもとから飛び去って行ったクラッカーだったのです。

偶然、公園で見つけた1羽のモモイロインコとマイロが仲良しになって、2週間離れ離れになったけど、また再会できるという奇跡が起こったことは、運命ではないかと思えました。

クラッカーに再会できたマイロは、とても幸せそうでした。(シャーロットさん)

 そうして、クラッカーは再びシャーロットさん宅へと戻って来た。

 シャーロットさんによると、親友クラッカーとまた一緒に過ごせることができると知ってから、マイロは毎日とびきりの笑顔を見せ、両者は今まで以上に寄り添って一緒に過ごしているという。

 ご飯を食べる時も、一緒。

 ベッドで寛ぐ時も、一緒。

たとえ異種でも、動物たちはこんなに仲良くなることができます。人間は、動物から多くの大切なことを学ぶことができるのではないでしょうか。

彼らが考えていることは、私たちにはわからないけれど、そこに大きな愛があることは確かでしょう。

 「大好きが止まらない!」と伝えているようなかわいいクラッカーとマイロの日々の様子は、インスタグラムアカウント『crackerandmilo』から閲覧できる。

written by Scarlet / edited by parumo

追記:(2021/04/15)本文を一部訂正して再送します。

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この記事へのコメント、29件

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  1. 鳥が犬に対して警戒心薄れてたら自然界に出て速攻野犬に食われそうだな(´・ω・`)

  2. 鳥は甘咬みが怖いんだよね。
    手加減してるつもりでも、叫び声あげたくなるぐらいの痛さだし。

  3. 2度も保護されるドン臭い子なら、マブダチになったワンコのお宅で過ごしたほうが楽しいのでは…。
    それにつけても、保護鳥のためにこんなデカい鳥籠を躊躇なく置ける家に住みたい。

  4. オーストラリアってカラスや雀レベルの身近な鳥がこんな派手な色なんだよね。

    1. >>9
      鳩やカラスの感覚でキバタンやワライカワセミがいるんだよね。そして日本のスズメやメジロ見て可愛すぎて萌え転がるオージーがいた。

      1. ※11
        ヒヨドリをわざわざ見に来日する愛鳥家もいるらしいですな

    2. >>9
      逆にオージーはどうか知らんけど港町のカモメでもないのに街中にカラスみたいなデカい鳥が屯してるの見て外人は驚くらしいな

  5. 野生のインコなのにこんなナデナデ出来るもんなの
    日本の鳩並みに人馴れしてるのかな

    1. >>12
      インコ全般が元々賢いし、見たところまだ若鳥の雰囲気がある
      それもあってナデナデできるようになったのではなかろうか

      しかしこのサイズのケージが置けるだけでなくたぶん買うのもそんなに難しくてないであろうことが羨ましい…

  6. インコっていい匂いするんよね
    フンガフンガ嗅ぎたくなるのわかる

    1. >>19
      モモちゃんは花の様な甘い香りがするらしいよ
      鳥臭好きとしては一度嗅いでみたい

  7. ワンコの方が先に亡くなっちゃうんだろうか…
    それでも少しでも長く一緒に暮らしてて欲しいなぁ

  8. ワンコは寂しかったのかな?
    隣近所と離れていてお友達がいなかったのかも
    よかったね

  9. 最近インスタグラムへのリンクばかりで、写真をみることができない。
    ここを見ている人全員がインスタグラムに登録しているというわけではないので、
    もう少し考慮してもらえないだろうか?
    インスタグラムへの登録も個人情報が中国に筒抜けになる可能性が問題になっているのでね。

    1. >>29
      最近インスタって登録してないと画像を見る事すら出来ないんだよね。アクセスしてもログイン画面が出てくるだけ。数年前は登録無しでも見る事が出来たんだけどね。

      見るためだけに登録するってのもなー…上げる画像もなけりゃ垢放置したままなのもなんか不安だし、最近の後はインスタで見てね♪ってのが不満なのすごい分かるわ。

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