メインコンテンツにスキップ

リニューアルのお知らせとご注意

ボートで迷子の小鳥と遭遇。指を差し出すと止まってきたので羽を休ませてあげる

記事の本文にスキップ

21件のコメントを見る

著者

最終更新

この画像を大きなサイズで見る

 アメリカ、南カリフォルニア沖でホエールウォッチングを楽しんでいた女性の乗るボートの後方から、黄色い小鳥が近づいてきた。

 彼女は小鳥が困っていて助けを求めていると思い、指を差し出したところ、小鳥はその指に止まった。この小鳥は渡り鳥で、渡りをしている間に迷子になってしまったようだ。

 寒さで衰弱している小鳥を女性はジャケットの中に入れて温め、羽を休ませてあげることに。小鳥はしばしの休息を得て、元気を取り戻したようだ。

迷子の小鳥がボートに接近し、女性の指に止まる

 この日、、南カリフォルニア沖でホエールウォッチングを楽しんでいたロリー・バラさんは、ボートの後方から小さな物体が追ってきていることに気が付いた。

 よく見るとそれは黄色い小さな鳥だった。助けを求めているのかもしれないと思ったバラさんは、指を差し出したところ、小鳥はバラさんの指に止まった。

この画像を大きなサイズで見る

 動物好きなバラさんは、この小鳥が、スズメ目スズメ亜目、アメリカムシクイ科のサメズアカアメリカムシクイであることを特定した。

 サメズアカアメリカムシクイは、北アメリカ大陸に広く生息しており、冬になると、メキシコやアメリカの南部に渡る、渡り鳥の一種だ。

 繁殖地はカナダ、アラスカ、アメリカ西部の開けた低木地帯だ。おそらくは渡りの最中に道に迷ってしまったのだろう。

 疲れ果てて弱っている様子だったという。バラさんはかなり沖合にいたため、小鳥は何時間も飛んでいた可能性があると推測した。

この画像を大きなサイズで見る

 体長は約12cmから13cm、体重は約9gほと。頭のてっぺんがオレンジがかっておりと羽はグレーっぽいが、全体的には黄色をしたかわいい鳥である。

 小鳥は本当に助けを求めていたのかもしれない。バラさんが保護すると、落ち着きを取り戻し、リラックスしている様子がわかる。

 この日はとても寒かったので、バラさんはジャケットの中に小鳥をいれて温めてあげることにした。

この画像を大きなサイズで見る

 約2時間ほど、小鳥はバラさんのジャケットの中で休み、ボートが岸に近づくと、元気を取り戻した小鳥は飛び立っていったという。

この画像を大きなサイズで見る

 野生の鳥がこれほどまで無防備に人間に身をゆだねてくるとは驚きだ。そしてバラさんを頼ったことは正解だったようだ。

 TikTokにこの動画がシェアされると、多くの人がコメントを寄せた。

 「小鳥は完全にあなたを必要としていたようだ。完全に信頼しきっていてとてもかわいいね」、「小鳥はあなたがやさしい人だとわかって助けを求めたのかもしれない」、「疲れ果てた小鳥を助けてくれてありがとう!」「小鳥は休息が必要だったんだね。こんなに野生の鳥に懐かれるなんてうらやましい」

@aquaticbling

When Warblers are migrating they seem to get lost at sea. This isnt the 1st time I’ve been offshore & had an Orange Crowned or Yellow Warbler in my face! She was so exhausted & she stayed snuggly warm inside my coat. #bird #orangecrownedwarbler #yellowwarbler #oceanbling #aquaticbling #whalewatching #pacificocean #birder #birding #snuggle #pacificocean #migration #whale #boat #zodiac #animalencounter

♬ Little Bitty Pretty One – Thurston Harris
TikTokで開く

ホテルにサメズアカアメリカムシクイが現れた!もしかして?

 バラさんはこの動画を投稿した約1か月後、フォロー動画を投稿した。

 バラさんは2年前に家が火事になり、現在はレンタルハウスやホテルに宿泊しているのだが、彼女が宿泊しているホテルの近くで、バラさんが救出した小鳥と同じ種類である、サメズアカアメリカムシクイが毎朝早朝にさえずっているという。

 もしかしたらこの小鳥、海で遭遇したこの小鳥と同じ子なのだろうか?

Written by parumo

いま、あなたにオススメの記事

同じカテゴリーの記事一覧

この記事へのコメント、21件

コメントを書く

  1. こんな小さな、翼をぱたぱたさせて飛ぶような鳥さんも渡るんですか
    Σ(・□・;)です
    なんとたくましい

    1. >>2
      ムシクイの仲間には渡りの間は使わない腸を
      吸収してエネルギーに変えてしまう種もいるとか。
      ストイックにも程がある。

  2. とても強いエネルギーを持った女性に見える(´・ω・`)あらゆる動物に好かれそう

  3. 助けられた本鳥さんじゃないにしても、
    サメズアカアメリカムシクイ界のネットワークで広まっているのかもしれない
    あの人が助けてくれた人!みたいな

    野生生物のレスキューのその後って、
    関連話があるとついついメルヘンチックに考えてしまう(´∀`)

    1. >>6
      それはあると思います。スズメさんには口コミネットワークがありますから
      普段群れてる小鳥さんは話ができるんですよ

  4. 海で遭難した時に飼っている鳥を放すと、しばらく船の上を旋回した後、陸地に向かって飛んで行くので助かるよね。
    以上、海賊が肩に乗せている鳥の理由でした。

  5. 指 暖かい・・ からの懐 暖っかいから寝ますzzz(´・ω・`) よっぽどの極限状態だったんだなぁ

  6. NHKでやってた黒潮に乗ってヨットで鳥島まで行く番組でも
    太平洋の真ん中で渡りの途中のツバメが休みにヨットへ寄り道してたな
    その時も池内博之の手に普通に乗ってた

  7. こんな優しい人の家が火事になるなんて。早く元の生活に戻れますように。

  8. 弱ってうす汚れた可哀想なメジロかと思ったら
    サメズアカアメリカムシクイだった
    サメ頭赤アメリカ虫食い?

  9. やっぱり動物は優しい人がわかるんやなぁ。
    僕には絶対近づかんもん。

  10. 力尽きて海に落ちるか
    害されるリスク取ってでも、ワンチャン羽を休められる可能性にかけたんだね
    結果大当たりを引けて良かった
    後日談も本当に同じ子だったら素敵な話だね

  11. 色は違うけど顔や姿はスズメさんにそっくり
    かわいい
    けど、たくましい
    よく頑張った

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

評価ボタンについてのご意見はこちらのページで募集中!

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

動画

動画についての記事をすべて見る

最新記事

最新記事をすべて見る

  翻译: