もともとは王国だった。13世紀ごろから中国人、つまり客家の入植が始まり、現地人との混血もあったため、中国人の血筋をもつチモール人がかなりいる。
現在、東チモールの人口は60万人強だが、中国人が推定7000人弱。1970年の人口調査では6120人だった。
ポルトガル、オランダに占領され、戦争中は日本軍が占領し、独立の気運が燃え広がったときにインドネシアが軍を進めて、併合した。独立から15年、政情はなんとか落ち着いたかに見える。
しかし大統領派vs首相派、独立反対派vsナショナリストの対立に加え、軍隊のなかにも主流派と反主流派が対立しており、小さな国なのに少数政党が乱立。単独過半の政党はない。
【小さな島嶼国家なれども地政学的要衝にある東チモール インドネシア、豪と不仲の間隙を衝いて中国が靜かに浸透開始】の続きを読む