かずきち。の日記

サーバサイドエンジニアのつぶやき

とんかつ屋さんで出てくる「三元豚」の「三元」の意味、きちんと理解して使っていますか?


いつからか出てきた「三元豚」という謎の豚品種

とんかつやさんに行くと「三元豚の〜」という少し高めの豚肉メニューがあります。
値段が少しお高いので完全にスルーして、ロースカツなどを頼む人なのですが…
「三元豚」をきちんと理解していますか?
私は最初、麻雀の大三元に強く引っ張られて中国系の豚だと思っていました。

三元豚とは3種類の以上の品種がかけ合わさった豚のことを言います。


これが三元豚の定義なので、

平牧三元豚
折爪三元豚・佐助
元気豚

などといろんな種類の三元豚がいます。

豚の品種の良い特徴がかけ合わさる

先程お話したように、三元豚は3種類の豚が合わさっているので…
どの豚を配合したかに寄って、肉の質が変わってくる。

ランドレース種: 繁殖に優れている。
大ヨークシャー種: 繁殖に優れており、産肉性とのバランスが良い。
デュロック種: 肉にサシ(網目状の脂肪)が入り、霜降り状になる。獣臭が強い。
バークシャー種: 黒豚。肉質の「きめ」が細かく、食味が良いが、発育性に難がある。
ハンプシャー種: 高付加価値の部位の比率が多く、産肉性に優れている。
梅山(メイシャン)種: 繁殖性は特に優れているが、肉質、発育性に難がある。

これら品種のう3つかけ合わせれば三元豚になります。
この仕組みが分かれば、三元豚も四元豚も五元豚も六元豚あります。
しかし七元豚はないというか…まだやった人がいないのだと思います。
検索しても出てきません。

三元豚は昔からある?

三元豚の仕組みがわかると今度はいつから存在するのか気になりますね。
三元豚の生産は、20世紀中頃から行われるようになりました。具体的な時期を特定するのは難しいですが、豚の交配技術が進化し、畜産業が効率を追求するようになった時期と一致します。
三元交配(トリクロス)は、1960年代から1970年代にかけて、特に先進国の畜産業で普及し始めました。この時期には、豚の品種改良や遺伝学の研究が進展し、生産性や肉質を向上させるための技術が発展していました。
日本においても、同様に1960年代以降、畜産業の近代化が進む中で三元豚の生産が始まったと考えられます。この時期には、国内外の豚種を取り入れて交配を行い、より高品質な豚肉を生産する努力がなされていました。
具体的なデータや記録が少ないため、三元豚の生産が正確にいつ始まったかを断定するのは難しいですが、概ね1960年代から1970年代にかけてと考えるのが一般的です。
ちょっと賢くなったなと思った人はシェアしてもらえると助かります。

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