2024/09/05(木) 10:00 0 9
向日町競輪場で5日に初日を迎えた「平安賞(GIII)」。こだわり抜いた買い目で高回収率を狙う、予想屋「古澤秀和」がデータをもとに今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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5〜8日にかけて、京都府の向日町競輪場で「平安賞(GIII)」が開催されます。データと出走予定選手をもとに、この開催を展望していきます。
向日町競輪場は、みなし直線が47.3mある400mバンクです。これは400mバンクの全国平均(53.9m)よりも10m近く短くなっています。カントはちょうど平均で、クセがなく走りやすいバンクということです。では、1着に入った選手の各決まり手を見てみましょう。
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
28% | 25% | 47% |
直線が短いので、逃げは決まりやすくなっています。ラインで番手選手が過剰に人気しているようなケースで逃げ切りに妙味があることもしばしば。この辺りはオッズをしっかりと見るようにしましょう。捲りもそれなりに決まり、追い込みは決まりにくい印象です。
これらのことを踏まえながら、この開催の特注選手を挙げたいと思います。S級S班からは脇本雄太選手、佐藤慎太郎選手、清水裕友選手がエントリー。この3名は当然有力なので、下記には挙げないでおきます。特に脇本雄太選手は一時の無敵ぶりは見られないですが、だいぶ復調してきているので、ここで完全復活を期待したいところです。
今年は「高松宮記念杯競輪(GI)」で優勝していて、実質SSと言っても過言ではない存在。今年の競輪界で一番目立っている選手とも言えます。徹底先行が持ち味で、向日町バンクも合っています。当然優勝候補の一人と言えるでしょう。
今年急成長を遂げている選手の筆頭とも言える選手です。前回の「オールスター競輪(GI)」でも古性優作選手の優勝に貢献しつつ、自身も決勝で2着。捲りのスピードもありますし、思い切りの良い先行もできます。今や地元のエースとしてここは勝ち進んでいくことでしょう。
一時期は調子を崩していましたが、地元の熊本開催復活の開催で見事優勝。強い姿が戻ってきました。前回は決勝でポジション争いで脚を使って伸び切れませんでしたが、この開催は巻き返しが期待できそうです。
前回は決勝で3着。並びの番手を考えれば悪くない結果だったと思います。今開催は北井佑季選手の番手を回れる機会もありそうで、そうなれば勝ち進みも容易でしょう。自力でも強いので、シリーズを通じての活躍を期待します。
ウマい車券では競馬の私の予想のことを考えると堅い予想も多いかもしれませんが、これは競輪にはラインがあるので、少点数で決め打ちするのが得策だと考えるからです。絞り抜いた買い目でトータルの高回収率を実現したいと思いますので、そちらにもご注目ください。