許してはいけない
クイーンビートル “浸水隠し”
クイーンビートルは
日本・博多港と韓国・釜山港を
3時間40分の速さでつなぐ赤い高速船。
そう言ってたのに。
(犬が乗れないのであきらめてた)
今年の2月に
船内への浸水が発見されたにもかかわらず
修理も検査も国への報告もせず
4ヶ月ほどの間運行を続けてたという。
その隠蔽方法がエグい。
表の航海日誌には「異常なし」と書いて
その裏で浸水程度を記録していた。
さらに浸水センサーを
本来より高い位置に設置し直して
反応しないように偽装工作した。
国が抜き打ち検査に入らなければ
そのままの状態で
運行していた可能性が高い。
運航する『JR九州高速船』と
その親会社のJR九州は
「すべて当時の社長の指示、よって解任」
と記者会見したけれど
それだけで終わらせていい問題?
人命に関わる重大な欠陥を
故意に隠すというのは悪質極まりない。
それにクイーンビートルの利用者は
韓国からの観光客がほとんどだった。
韓国では10年前
セウォル号の沈没事故という
痛ましく悲しい事故が起きていて
国民の多くの記憶に残る。
そんな中でも
『クイーンビートルは大丈夫』と
多くの人が信用して利用していたと思う。
日本企業が運航管理しているから
そんな韓国の人たちの信頼を
今回のJR九州の浸水隠しは裏切った。
なかには人権軽視なのではと
勘ぐる人たちも出てくるかもしれない。
それほどクイーンビートルは
韓国からの乗船客で賑わってた。
もしも事故が起きていたら
両国の外交問題に発展しただろう。
国際社会からの糾弾も免れなかった。
これは日本の信用問題です。
社長解任程度で
許されてはいけないとマーマは思う。
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