明日香天翔の気脈診

今朝の気脈メッセージは「根の無い植物は育たない」です。突然元気がなくなりぐったりと萎れてしまう植物の姿を感じます。よく見てみると、根っこの部分が貧弱で力無く、思うように水や養分を吸い上げることが出来ません。更に地上に伸び上がろうとする茎や葉の重さをこれ以上支えることも出来ないのです。

これは私たち人間の生き方にも当てはまります。どんなに力強く成長していきたいと願い並みならぬ努力を重ねても、根っこにあたる部分が弱弱しくしっかりと大地に根差していなければ、やがて勢いを失い、ガラガラと音を立てて倒れてしまうことになるのです。

根っこにあたる部分というのは、自分の根幹を為す価値観と不動の動機と熱い情熱です。「周りのみんなが頑張っているし、自分だけ何もしないでいるのは恰好がつかないから頑張るしかない」みたいな軽い動機ではダメなんです。

今、そしてこの先、自分とって一体何が大切なのかを明確にしましょう。やるべきだからやるというのでは動機が希薄です。本当は自分はどう生きたいのかというテーマをあいまいにしてはいけません。どんな逆境にあっても根っこの部分が安定していたなら不安を感じたり心が揺れ動いたりすることはありません。

表と裏とがひっくり返ることになる暗示が現れています。ここには二つの解釈が存在します。良い意味として受け取るなら「今まで裏側に隠され表に出ることのなかった真実が突然表に現れることになる」という判断。例をあげますと、国民に対して国家や政治家、大企業など隠し続けてきた秘密が突然表に現れる可能性が考えられます。

悪い意味として受け取るなら、本来なら明らかにされるべきことが作為的に目に触れない裏側に隠されてしまうという状態です。真実の隠蔽です。政治的な思惑や企業の利益のために権力者の手によって一般人の目に触れないように隠れてしまう状況がこれにあたります。

この表と裏とがひっくり返る現象は個人レベルでも起こりやすくなります。ひょんなことから隠し事がバレてしまうみたいなことも起こり易くなるでしょう。パートナーにバレると困るようなことは極力控えた方がいいでしょう。

また対人関係に於いて、ずっと今まで抑え込んできた自分の本音を表に出す時が来たのかもしれない。自分を犠牲にしてまで相手の気持ちを優先し続けるのはやめにしませんか？もっと自分を大切にしましょう。もう辛抱しなくていいのです。

「ここまで辛抱して頑張ってきたんだから今更立ち去ることなんて出来ない」とか「立ち去るって努力を放棄して逃げることじゃないか」といった反論もあることでしょう。

いずれも正論に聞こえますが、立ち去る勇気が無くいつまでもその場に居続ける自分を正当化する為の言い訳なんです。上にも書きましたが、人間一人の力には限界があります。また自分の人生に残された貴重な時間にも限りがあるのです。

自分の置かれている状況をわきまえているし、頭では十分理解が出来ているはずなのに、いざ行動に移して前へ進もうとすると、まるで後ろに引き戻されるような力が働き前進できないでいる人の姿を感じます。

頭ではよくわかっているつもりだし「よし！前進するしかない！」と意思決定も出来ているんです。しかし思うように身体が動かないのには理由があったのです。

いくら頭でよくわかっていたとしても、心の奥底で納得が出来ていないことに対しては行動エネルギーが素直に反応せず、無理して前に進んだとしても心と体の摩擦力は増すばかりでストップがかかり停止してしまうことも珍しくないのです。

今朝の気脈メッセージは「心惹かれるものに気付いたなら素直に目を向けよ」と語っています。大切なポイントは二点です。

心惹かれるというというのはとっても人間らしく自然でノーマルな反応。心惹かれるものが無いと言うのは本人のハートを遮る何らかの問題があるのです。また心惹かれる自分の気持ちを薄々感じながら力づくで抑え込んでいる可能性があります。

もう一つのポイントは心惹かれる方向に素直に目を向けるという肯定的なスタイル。心惹かれたという事実を否定しないことが求められます。つまり自分の心の反応に対しても心惹かれる対象に対しても温かい気持ちで肯定的に受け入れることが大切。

今朝の気脈メッセージは「思い切って手法を変え行動のカラーを変えることが、それまで忘れ去っていた本来の自分らしさを取り戻すきっかけになる」と語っています。

自分らしく自分を生きているつもりであっても、それが本当の自分らしさでは無い場合があるのです。「え？まさか」と思うんだけど、長い間「これが私だ」と思い込んで生きて来た生き様は身体の奥まで浸み込んでしまっていて、自分はこういう人なんだと思い込んでいるのです。

何をやっても上手く行かず先が見えなくなったとか、これから先も今まで通り生きて行くことがつくづくしんどくなってしまった時は「何だか違うぞ」と気づくのですが、特に問題なく無難に毎日が過ぎて行き「こんなものだろ」と思っている場合には「本当の自分」であるとか「本来の自分らしさ」には無関心であることが多いのです。

もしチャンスがあれば期間限定でいいから、いつもの自分とは異なる手法で新しいテーマにチャレンジしてみてはどうでしょう。思い切って行動のカラーも変えてみましょう。同じやるなら遠慮せずダイナミックに変化させた方がいいかもしれません。

さぞかしとんでもない違和感が・・・という気がしていたにもかかわらず、いざ本気で試してみる意外にスムーズに進んで行ける。そして身体全体に何とも言えぬ心地よさを感じ、とってもしっくりとくるのです。

今朝の大切なメッセージは「軌道修正」です。もしも自分が誤った方向に向かっていることに気づいたなら、いつまでも意地を張らずに潔くその事実を認め受け入れたほうがいい。そして最も自分にふさわしい方向に舵を切るのです。

一時的に痛みを伴うだろうし相応の損失を覚悟しなきゃならないことになりますが、事実を認めたくなくてズルズルとためらっている内に更に身も心も消耗し続け、抱え込むことになる損失とダメージは拡大するだけ。思い切って軌道修正をすることで被害を最小限に抑えるだけでなく挽回のチャンスを引き寄せることが出来るのです。

暑さのせいもあるでしょうけど、何をするにも億劫に感じてしまう場面が多くなりました。こういう時こそしっかりと水分を補給し睡眠不足にならないよう体調の管理を心がけたいものです。

今朝の気脈メッセージは「小さな気づきと小さな感動」です。うっかり見逃してしまいそうなことにもきちんと気づいていること。そしてその小さな気づきに対しても感動できるピュアな心を持ちましょうってことだと思われます。

そんなの面倒くさいだけで無意味だと感じた人もいることでしょう。しかし、心を静まり返った水面のように穏やかにしている時だったら小さな変化にも気づくことが出来ます。私たちのハートは目の前に起こったその小さな気づきに対してもきちんと反応しているのです。

目の覚めるような出来事に遭遇し感動する方がいいと考える人が多いようですが、「もっともっと」と言う思いは次第にエスカレートし際限がありません。そして何気ない毎日やごく普通に毎日が続くことが本当につまらなく感じてしまう。そうした時には「あーあ」とため息が出て「なんだかつまらないな」と毎日に不満に感じるのです。

「小さな気づきと小さな感動」は幸せの原点。ひょっとしてこの先小さな気づきが起こるかもしれないけど、「ふん！つまらない」とそのまま切り捨ててしまうかもしれない。やはりそうした小さな気づきに意識を留め素直に感動することが出来るピュアな感性の働きがモノを言うことになります。

小さな感動に対して素直に喜ぶことが出来るようになったなら、ものの考え方にも変化が起こります。ものの考え方が変わるというよりも、本来の自分らしさをハイスピードで思い出すと言った方がいいでしょう。重苦しかった空気は自分の周りから消え去りその後の人生は様変わりになるらしい。

今朝の気脈メッセージは最も自然な方向に向かって無理のない計画や目標を立てることを勧めています。言い換えるなら自分にとって不自然な方向に無謀な計画や目標を立てるのは避けた方がいいのです。

ひょっとして私たちは、いつの間にか自分にとって不自然な方向に目を向けてしまっていてるのかもしれない。そしてその不自然な方向へ向かう無理な目標を立てているのだとしたらスムーズに物事が進み行く可能性は極めて低いことになります。

自分にとって自然な方向に向かって立てた無理のない計画や目標なら比較的楽に達成できます。そしてその小さな達成感がさらに先へと進み行く大きなきっかけになるのです。

自分にとって最も自然な方向ってどういう風にして見つけるのでしょう。思い込みや決めつけを手放しゆっくりと呼吸をしながらリラックスしてみましょう。そうした環境で自然に目が向かって行く先は一体どの方向でしょう？一歩二歩と歩み寄ってみた時、何のストレスも無く心も体もとっても楽なはずです。

その時の全身の感覚が弾むように軽やかに感じられたなら、まず間違いはないはず。答えは全て自分の内側にあり、その時々に自分に向かって発信されているのです。

「全力で挑戦しよう」と自分を励ましスタートを切ったものの、しばらくすると急速にスピードが落ち肩で息をしながら立ち止まってしまうことがあります。

二つの原因が考えられます。まず一つ目は、やっていることがどうも自分に合わず楽しくなかったと言うケース。これは基本中の基本！楽しくなきゃ続かないんです。

二つ目は、短期間に頑張りすぎた為、身も心も疲れ果て息切れしてしまったという単純な理由。「そんなバカな」と思ったでしょうけど、こうした事例は意外に多いのです。

今朝の気脈メッセージは「繰り返す小さなチャレンジのススメ」です。あれもこれもと複数の案件を同時に抱え込まず、的を絞った小さなチャレンジを4回繰り返すというもの。敢えて全力を出し切らないんです。

3度目までのチャレンジでは目の前の山（＝関門）を越えるという意味を持ちますが、4度目のチャレンジをクリアしたなら一段階ランクアップした新しいステージへと移行することになるらしい。これは是非試してみたいと思います。

やり残していたことを一先ず完了させ、速やかに次のテーマへと進みたいと頭では思うのだけれど、何だか体が重く感じられ動きづらい状態が続く暗示が現れています。心当たりのある人はいませんか？

これは高い確率で「待て！」のサイン。今は急がない方がいいのです。もしどうしても急がなきゃならない理由があったとしても、しっかりと現状と足元を確認しながら慎重に行動に移すことを心がけましょう。

朝目が覚めた時、身体を横にしたままで頭では何も考えずハートあたりの感覚に意識を集中させてみてください。胸のあたりは弾むように軽やかでしょうか？それともずっしりと沈むように重く感じるでしょうか？

弾むように軽やかで心地よく感じた時は気持ちを前向きに保ち果敢にチャレンジしてみるとよいでしょう。少々無理があっても意外なほど上手く進んで行くことが出来ます。逆に、まるで鉛を飲み込んだようなずっしりと重さを感じる時は要注意！無理をせず行動を控えた方が得策です。勝負を賭けるのは今じゃないのです、

天然のイワナやアユが生息するような透明度の高い清流も、一たび流れが滞りますと徐々に濁り始め、やがて悪臭を伴う腐敗が始まります。それまで元気に泳いでいたイワナやアユも滅びてしまうことでしょう。

身体中の全細胞を巡る血液も24時間休むことなく全細胞に酸素と栄養素を運ぶと同時に不要となった二酸化炭素や老廃物を洗い流しています。血液の流れが滞りますと高い確率で健康も失われてしまうことになります。

身体中を巡る気の流れも同様です。体内をスムーズに流れていた気の流れが滞りますと全身に様々な不調が起こります。ハートが閉ざされ気の流れを遮るようになりますと、せっかく備わっている高性能ハートセンサーも機能しなくなるのです。

脳を通過する気の流れが遮られると、脳全体に循環していた血液の血流も停滞気味となり脳の働きが一気に衰えることになる。私のような高齢の人たちには特に注意が必要なポイントなのです。

最近、気功整体の専門家の先生とお話をする機会があって確認したのですが、現代人はみぞおちのあたりにストレスやマイナスのエネルギーを複数溜め込み、それが原因で身体の様々な場所で思いもしなかった不調が起こっているらしい。

一日数分でもいいから呼吸と共にエネルギーを吸い込み吐き出すといったイメージトレーニングを続けることがおススメです。