明日香天翔の気脈診

昨日の続きを書きますね。

元気に燃えていた一つのろうそくの灯が徐々に勢いを失い消えかかって来たなら、その事実を素直に受け止めましょう。どうにかしてもう一度勢い良く燃え始めないかなと未練たらしく頑張るよりも、新しい場所（＝ステージ）に移動し新鮮な気持ちで新しいろうそくに火を灯すことが理にかなっているのです。



エネルギーリーディングが出来るようになって何が変わったかなんですが、まず最初に、今まで見えなかったものが見えるようになりものの考え方や価値観が変わりました。

薄暗く感じていた世の中がパッと明るくなったのもこの頃です。それに加え、一番の変化は自分の周りの人たちや出会うことになる人たちの顔ぶれがすっかり全て入れ替わってしまったことです。

古い知人や友人たちとの関係は瞬く間に疎遠になって消えてなくなり、新しく出会う新しい顔ぶれの人たちばかりの縁が急速に広がり始めたんです。ウィリアム・レーネンさんや能力者のジム・ワトソンさんと出会い懇意にしていただくことになったのも丁度この頃です。

そうなると沈みがちだった心の状態も明るく晴れ渡ることになり、日々起こる出来事が驚くような輝く内容に変化していったのです。奇想天外なノンフィクション映画を1〜2本作れそうな内容です。

初めて出会う人から「エネルギーリーディングが出来たからって一体何になるの？」と聞かれることがありますが、私の人生にとっては、ようやく待ちに待った本当の自分を生きることが出来る第二の人生への入り口そのものだったのです。

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※7月15〜17日に東京で開催される気脈診のワークショップではリーディングやヒーリングのノウハウや技術を身に付けていただくのはもちろんですが、「出来た！」という体験から広がっていく感動や喜びの感覚を参加者全員で共有したいと思っています。

一定の期間、会社勤めのサラリーマンをしていたんだけど、もっと自分らしく生る為に脱サラを考え始める人がいますが、私は自分が会社勤めには向いていないことが最初から分かっていたので大学生の頃から独立開業の本ばかり読んで虎視眈々と過ごしました。

しかし、いよいよ卒業が目の前に迫ってきた時「ちょっと待てよ。人生は長いんだからせめて一度くらい誰もが知る大きな会社に勤める会社員として生きる経験もしてみたい」と急に考えがが変わったんです。

所詮期間限定のわずかな期間だけだと心に決めていましたから、新入社員になったばかりの頃から悔いを残さないように休日も返上し無心になって人の何倍も働きました。気持が済んだので、入社2年が終わろうとする頃に突然退職願を提出し、迷うことなく個人事業者としての道を歩むことになったのです。

その後15年ほどはトントン拍子に上手く行きましたが、ある日を境に急速に何もかもが上手く行かなくなってしまったのです。理由は自分があらゆる面で未熟だったからで説明がつくのですが、きっとそれだけじゃなかったように思います。

話しは変わりますが、今朝浮かび上がったビジョンは明確な姿形をした人の姿が段々半透明の希薄な状態になり最後には透明人間みたいに消え失せてしまう光景。しかし同時に全く別の場所にぼんやりとその人の姿が現れ始め、段々色濃くその実態が確立されて行くのです。まるでＳＦ映画の中のワープの場面を見せられているかのようでした。

このビジョンが語っているのは、人の居場所が突然無くなり自分の立場を失ってしまうとか、急速にその人の影が薄くなり周りとの関わりも一気に消滅していくという時は「はい、お疲れさん。長い間ご苦労様でした」という場面だということなんです。

「ウソだろ？そんなのイヤだ」とか「悪い所があったのなら全力で直すし、この先は心を入れ替え頑張るからどうかスルーしないで」といくら叫んでももうその声さえもう周りには届くことはありません。自分の影が薄くなり半透明の人みたいになって居場所を失ったのなら黙って立ち去るしかないのです。


過去の自分を断ち切り、もう一度原点に戻って新しい自分を生き抜く覚悟を決めましょう。過去に執着して悲しむのではなく新しいステージと新しい出会いに感謝し希望を胸に未来に向かって生きなきゃならない時なんです。

占い師から「今あなたは下降運の中に居ます。いくらあがいても中々成果には繋がらず努力は無駄に終わってしまうでしょう」と言われたとしましょう。がっかりするだろうし、真面目に生きるのがバカらしくなって頑張るのを止めてしまいたくなるかもしれません。


今が下降局面とは言えこの「し」の文字のような形をしたエネルギーが現れたならもう大丈夫！あともうしばらくの辛抱です。

その後、確認のために近未来の行動能力の特性を示す右目のエネルギーをチェックし、パワフルなエネルギーに満ちていることが確認されたなら一気にリバウンの流れを迎える可能性がさらに強くなります。

繰り返しますが、今の行動エネルギーの特性は右手に現れます。そして3〜6カ月先を目安とした近未来にはどう変化していくのかは右目の輝きが語っているのです。

点で受け止めてその結果に対して一喜一憂していては判断を誤ります。ある程度の期間の流れを知ることによってより効果的な対策を取ることが出来るのです。

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※7月に東京で開催される気脈診のワークショップに参加してみませんか？ワークショップ受講後は、もし誰かからリクエストがあったなら、相手のエネルギーをその場で読み取りタイムリーなアドバイスをしてあげることも可能です。

また日常生活の中であと一歩自分に自信が持てないとか、現状を乗り越える解決策が思いつかないといった場面が訪れても安心！前向きに生きる為の力強い味方になることでしょう。

今朝の気脈メッセージは「途中で道を外れたって構わないんだよ」と語っています。こう生きなきゃダメだという決まりなどありません。そのまま真っすぐ進むことに価値を見い出せ亡くなったなら、思い切って自分らしく「これだ！」と思った気持ちを貫けばいいのです。

道を外れることで勢い余って側道の塀にぶつかり思いっ切り頭を打つことになるかもしれないけどそれでOK！、人はそうした痛みを伴う体験があって初めてこの先ブレることなく正道を歩むことの大切さを思い知るのです。


あなたのハートは活き活きと輝いていますか？毎日が充実していて自分の未来に向かってときめくことが出来ていますが？もし生きていることがただしんどいだけでつまらないと感じているなら、自分らしく自分を生きることが出来ていないのかもしれません。

ただぼんやりと時を過ごすのではなく、もっと真実を見つめるべきです。そして自分のハートが自分の人生の一コマ一コマに対してどう反応しているのかをもっとしっかりと確認した方がいい。

ハートが暗くくすんだままだと鏡に写った自分の表情や肌のツも暗くくすんでいます。出会う相手からもそう見えているんですよ。それでいいのですか？「これじゃダメだ！」と思ったなら自分の人生を見直し新しい自分を生きる為に直ちに行動に移すべきなんです。

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今朝ビジョンとして浮かんでいるのは左手に受け取ったものを半分右手に分けるようなシンプルな仕草です。その動きはまるで最初から決まっていた当たり前のことのように自然に遂行され静まり返った雰囲気を感じます。

今朝の大切なキーワードは「分配する」「分ける」です。

ただ単にエネルギーの移動が行われただけであり「与える側」と「受け取る側」の上下関係は存在しないのです。そして「分け与えてやる」といったおごりが存在してはならず、「分け与えて欲しい」という要求も抱くべきではないのかもしれない。

分配するとか分けるという行動を起こす為には「受け取る」という空っぽのお皿を持つ人の存在が必要です。だから「分け与えてやるんだ」みたいな恩着せがましい思いを抱くのではなく「受け取ってくれてありがとう」という謙虚な思いが根底にあることが大切です。

「そんなことして一体何の得があるの？」と思いましたか？得があるならやってみてもいいけど、何の得も無いならバカらしいと感じるなら無理しなくていいのです。

ご推察の通り、そんなことをしても現実的には何の得も無いらしい。でも「それでいいんだ」 「そうしたいからしているんだ」と思って自然体で「分配する」「分ける」ということを実行することの出来る人を神様はしっかりと見ているのだそうです。

今朝の気脈メッセージは「行動にはブレのない一貫性を持ちなさい。しかし感性の働きに於いては徹底した柔軟性と自由が必要だ」と語っています。


「この世知辛い世の中なのに、そんな生き方でで本当に上手くやって行けるの？」と思った人もいることでしょう。世の中の風潮や他人が作った価値観に合わせて生きて行くほうがいいと思うならそうしたらいいのです。

でも私たちがこの世に生まれ、魂が求めている体験と発見と気づきは、無理をして世の中と歩調を合わせ無難に生きる毎日の中には存在しないかもしれない。

形だけを求めて生きるのはやがて訪れる虚しさと崩壊へと繋がります。形の上だけの成功には魂が求める価値が無いのです。砂で作ったお城と同じであり、ひとたび水がかかると跡形もなく崩れ去ってしまいます。

ひょっとして行動が行き詰まり頭を打って動けなくなってしまう日がやって来るかもしれない。でもそれでいいのです。そこで初めて学ぶことや発見が必ずありますからね。

それは本を読んだり他人の話を聞いて想像していたものとはレベルの違う別物。本人にとっては自分の実体験を通して身を持って認識し心の底から納得することに千金の価値があるのです。

今朝の気脈メッセージは「どんなに強靭な力や他者を威圧する影響力を持っていても心の余裕を無くしてしまったなら自らの可能性を活かし切ることが出来ず敗北へと進むことになる」と語っています。

このメッセージを逆の視点から見ると「たとえ弱小の力しか無くても常に内に眠る不屈の可能性を信じ心の余裕を持ち続けることが出来たなら、自らの力を何倍にも活かし切ることが可能になり、勝利を手にすることが出来る」となります。

自分にはこれといった力もなく周りと比較しても秀でた能力はない。そんな弱い立場でありながらも、どう言う訳かドーンと安定していて心の余裕のようなものが存在し何一つ不安がないという人がいたなら、ぜひ自分に自信を持ってほしいと思います。


今朝の気脈メッセージは「どんなに強靭な力や他者を威圧する影響力を持っていても心の余裕を無くしてしまったなら自らの可能性を活かし切ることが出来ず敗北へと進むことになる」と語っています。

このメッセージを逆の視点から見ると「たとえ弱小の力しか無くても常に内に眠る不屈の可能性を信じ心の余裕を持ち続けることが出来たなら、自らの力を何倍にも活かし切ることが可能になり、勝利を手にすることが出来る」となります。

自分には特にこれといった力もなく周りと比較しても秀でた能力はない。そんな弱い立場でありながらも、どう言う訳かドーンと気持ちは安定していて心の余裕のようなものさえ存在し何一つ不安がないという人がいたなら、ぜひ自分に自信を持ってほしいと思います。

力のある者が必ず勝利する時代はそろそろ終わりを告げているのかもしれない。手に握りしめたお金や権力でさえあまり意味を持たなくなる。心の余裕を失った者はどんなに恵まれた境遇にいても自らを追い詰め力を発揮する機会もないまま崩壊することになるのです。

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人は突然道に行き詰りますと「え！どうしよう？」という思いが湧き上がります。そこまでは誰もが同じです。しかしその場面で「よしよし、面白いじゃないか。何としても解決して見せよう」と余裕の心で乗り越えて行く人がいる反面、「いくら考えても何も解決策を思いつかないよ。どうしよう。もう何もかも終わりだ・・・。」と深刻な顔をしてパニックに陥る人もいます。

今朝の気脈メッセージは「まず心を落ち着けてドンと構えることだ。ほんの少し立ち位置を変えてごらん。ほら、答えは目の前にあるじゃないか」と語っています。

人は心が動揺しパニック状態になってしまったなら不安な思いがさらに膨れ上がります。そうなると普通なら当たり前のように見えているものが見えなくなってしまうんです。

ホリエモンは過去に旅先で訪れたドバイの空港で成田へ向かう帰国の便を待っていたところ、突然その飛行機が欠航になり振替便も用意できないと説明を受けたそうです。しかも翌日も翌々日も当分の間はフライトの予定はないらしい。

現実j問題として翌日にはテレビの出演が控えていて何があっても穴を開けることは出来ず一刻の猶予もならない。でもその時、少しも心配な気持ちにはならず「ああ面白いな。この先オレは一体どうなるんだろう？」と胸がわくわくしたんだそうです。


しかしその後の行動は素早かった。空港カウンターでその日運行されるドバイ発フランクフルト行きの便を予約し直ぐにフランクフルトまで移動し、現地の空港カウンターでたまたま空席があった日本行の直行便のチケットを速攻で購入し無事帰国できたそうです。（※過去の聞きかじった記憶を頼りに書いていますので地名などに誤りがあったならすみません）

凡人の私たちにホリエモンの真似は出来ないでしょうけど、どんなに困った場面に遭遇しても、自分を信じ心を落ち着けることが出来たなら必ず答えは見つかるのです。


頭は不安いっぱいでどんなにパニクっていたとしても自分の内側をそっと覗き込んでみると、心の奥は黙って静まり返っていることがあります。だとすれば何の心配も無いんです。「なるようになれ」と自分を取り巻く大きな流れに委ね切ってみてもいいのではないでしょうか。

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※日常生活の中でエネルギーリーディングの能力を活かし、如何なる状況の中ででも冷静に真実を見ることのできる目を取り戻しましょう。7月15〜17日に東京で開催される気脈診のワークショップが役に立ちます。

今朝の気脈メッセージは「力を抜いてごらん。そして（あなたが）思っていたのとは方法を変えてみるんだ」と語っています。

私たちが一体どういう状況下で参考にすればよい言葉なのかは不明ですが、「力を抜いてごらん」というのは、決めたことだからと言って力ずくで推し進めることを思いとどまり、一先ずリセットしてみることを勧めているのです。

気持ちの上では立ち止まったりせずテンポよく目標に向かって前進したいんだけど、どういう訳か一向に前に進めなくなってしまう時があります。「こんなことではいけない」と焦るんだけど、何が原因なのかわからない場合は為すすべがありませんから途方に暮れてしまいますよね。

ここでイライラして自分を責めたって何の解決にもなりません。もしも神様が「ちょっと待った〜！やり残していることがあるだろ？」と笑いながら行く手を遮っているのだとしたなら、一体それが何なのかを見つけ出しクリアする必要があるのです。

立ち止まることなく前へ進みたいのに目に見えない力に遮られ制止させられてしまったなら、もう覚悟を決めて開き直るしかないのです。

その場に立ち尽くしたまま未練たらしくいつまでも前方ばかりを見つめ続けないこと。先ずは頭を冷やして気分転換です。何の解決策も思いつかないようなら、遠い過去のエネルギーが消え失せることなくそのまま残っているパワースポットに出かけのんびりと時間を過ごしてみてはいかかでしょう。

今まで忙し過ぎて出来なかったことを手掛けてみるとか、行きたくても時間に追われ行けなかった場所に出かけて行ってみることで思いもしなかったカギが見つかるケースも少なくありません。


何をどう気付いたのかとか一体自分のどこがどう変わったのかは上手く言葉で語ることは出来ないかもしれない。でも懐かしい土の香りと共に全身の深い部分に何かが甦り、全身から力があふれ出すような反応が起こるはずです。

長い間前に進むことが出来ず立ち止まっていた位置にもう一度戻り、恐る恐る一歩を踏み出してみるとウソのようにスーッと進んで行くことが出来る。一体何が起こったのでしょうね。その答えはずーっと後になってから「ああ、そうか。そうだったのか・・・。」という感じではっきりわかることになるのです。

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7月15〜17日に東京で開催される気脈診のワークショップに参加してみませんか？　人やモノや空間から発信されている目に見えないエネルギーは常に私たちに何かを語りかけています。

そのわずかな部分だけでもキャッチし受け止めることが出来たなら人生は明るく輝き始めることになります。

人を愛し素敵な人間関係を継続するには相手を丸ごと理解し受け入れる必要があります。しかし通常の場合、相手から受け取ることの出来る情報は、相手の表情や語りかけられる言葉やその場の雰囲気といった表面的なものがほとんど。

もしも自分に対する冷たさや思いやりの無さばかりが目に付く場合は知らず知らずの内に相手に対する不平不満の思いが膨れ上がるかもしれません。


また、簡単なヒーリングの技を応用するだけでも相手の状況が分かる場合があります。右手から相手の胸のあたりに向かって軽く気のエネルギーを送り込んでみるのです。そして送り込んだ気のエネルギーがそのままスムーズに背中側に抜けて行くのかどうかをチェックしてみます。

胸のあたりでズシンとブロックされて行き詰まり、気のエネルギーが背中側まで通り抜けない場合は、相手が「今は外部からの思いや言葉を受け入れたくない」という意識状態なのだと判断した方がいい。

相手に意見をするとか注文を付けるとかはしばらく避けたほうがいいでしょう。

しかし、そんな時でも背中側から胸の前に向かって軽い気のエネルギーを送り込んでみた時、何の抵抗もなくスーッと前に抜けていく場合は、相手が外部からの励ましや応援のエネルギーを待っている時なんです。

だったらアプローチの手法を変えるまでです。「あなたのことを信じているよ」とか「あなたならきっと上手く行く」と言った言葉や励ましのエネルギーに対しては素直に反応することになるはずです。そんな相手には励ましや応援の対応を心がけてみましょう。

人の表面的な姿だけを見ていては長年連れ添った相手に対してでさえうっかり誤解してしまうことがあります。もしもイヤな面ばかりを見ていたなら相手が嫌なヤツだとしか思えないのです。もっと広い心で相手を受け入れましょう。

子供のしつけをする時や、幅広い相手のカウンセリングを行う場面でも相手が受信モードなのか拒絶モードなのかを事前に察知することが出来ると便利です。相手が拒絶モードの時にああだこうだと押し付けの意見を言ってもすんなり受け入れてもらえることはありませんからね。

先ずは相手の話を聞き、両者に心地よい信頼関係が出来上がってから次の手段を考えた方がいいでしょう。いつまでも拒絶モードが続く場合は「引く」という手段に切り替えましょう。押してもダメな場合は引いてみることで解決の糸口が見える可能性があるからです。

エネルギーリーディングはただの趣味や特技の領域に留まることなく、日常生活のあらゆる場面の中で思いがけない力を発揮することになります。興味のある方は是非7月のワークショップにご参加下さい。

長い人生の中ではハートから熱い思いがあふれ出し夢中になって突っ走る時もあれば、精魂尽き果て身も心もボロボロになって為すすべを失い全く動きたくなくなってしまう時だってあるのです。


行きつく所まで全力で突っ走り壁にぶち当たって挫折してしまうのは愚かしい事であり、もっと工夫して進めば改善の余地があったのかもしれない。でも本人が中途半端な不完全燃焼状態のままグジグジと生き残るより徹底して突き進むことを選び潔く結果を受け取ったのならそれでよかったのです。

全力を出し切り何をする気も起らず身動きも出来なくなったなら、気が済むまでそのまま地面に這いつくばったままでいいのかもしれない。「こんなことではいけない」などと無理して立ち上がっても再び体力も気力も失い倒れ込んでしまうのが落ちです。

人には神様から与えられた寿命があり、寿命のろうそくの灯が残っている限り死んでしまうなんてことはありません。ある日いつまでも自分が地面に這いつくばって生きていることに耐えきれなくなる時が訪れます。突然起き上がり、とにかく何でもいいから動き出したくてその衝動が止まらなくなる時を迎えるのです。

人生って何が成功で何が失敗かなんて答えは人それぞれであり、一般論では決められないんです。

夢中になって突っ走り壁にぶち当たって倒れてしまう体験も、歳を取ってから思い起こせば満足の行く愉快な出来事だったと思えるかもしれないし、挫折を味わい地面に這いつくばって生きていた頃の過去の自分に対して「よしよし、よく頑張ったな」と笑える日が訪れることもあるのです。

不完全燃焼のまま無難に生きることも出来たかもしれませんが、晩年を迎え自分の人生を振り返った時、笑顔で「ああ、面白かった」と思えた人こそが人生の勝者ではないでしょうか。