明日香天翔の気脈診

人生の分岐点の時期に差し掛かった為か、最近やけに気になっていた今までとは異なる方向に目が向かうことになり、心ときめく新しい方向へと気持ちは大きく傾くんだけど、いざ方向転換をしようとする直前になって「ああ、やっぱり今まで通りの自分の生き方に戻った方がいい」と判断し引き返すことになる人の姿を感じます。


私たちの心に沸き上がる迷いの気持ちは「ホントにそれでいいんだな」という魂からの確認の為の問いかけかもしれない。終始何の迷いもなく自分の思いを貫く時もあれば、迷った末に断念することもあるのです。


今朝の気脈メッセージの「それでいいんだ」というフレーズは、最終決断は自分の判断に従うのがベストな姿勢であると言う意味です。雑音を遮断し自分の決定に従いましょう。

何故行動しなかったのでしょう？「失敗を怖れたから」　「自信が無かったから」　「他人から反対されたから」　「面倒に思えたから」　「お金が惜しかったから」　など理由は様々です。

胸のあたりがキュッと痛くなるほど好きだったあの人に、どうしても言葉で伝えたかったあの時の自分の思いをほとんど何も言えないまま、いつの間にか数十年の年月が過ぎ去ってしまったってこともあるでしょう。最後となった日は「また今度会った時に伝えればばいい」と思っていたかもしれないけど、また次の機会なんて永遠にやって来なかったのです。



気が進まないのなら行動しないと決心をするのもいいでしょう。でも後になって後悔することは無いでしょうか？冷静になってしっかりと自分の本心を見極めたいものです。

私の場合は既に高齢ですから、何かあるたびに「ひょっとしてこれが最後のチャンスかも」と思って積極的に参加したり前向きに行動したりすることが多くなりました。もちろん失敗することもありますが、それはそれで面白がって済ましてしまうことがほとんでです。

必死になって見つけようとしても、探しているものや求めるものが一向に見つからない時があります。今朝の気脈メッセージは「見つけようとしても見つからない時は潔く諦めなさい」と語っています。

「見つからないなんてあり得ない！何としても見つけ出さねばならないんだ！」と頭の中は焦りと動揺でパニックになってしまい平静では居られません。

そんな状態の中で無理やり何かが見つかったとしても見事に的外れであることが多いのです。しかしそんなこと構っている心の余裕は無く必死になって的外れなものにしがみつくことになります。

「この先私はどうすればいいんだろう？」という答えを求める時も一緒です。慌てて的外れな流れに飛び乗ってしまうと、うんざりするほどのとんでもない遠回りをしなきゃならなくなります。

気脈メッセージは「潔く諦めなさい」と語っています。見つからないのなら開き直るんです。ドーンと構えましょう。冷静さを欠いてまでジタバタしないことです。

見つからないから存在しないってことでは無く「見つかるのは今じゃない」ってことなのかもしれない。潔く気持ちを切り替えしばらくの間、夢中になれそうな全く別のことに取り組んでみてはどうでしょう。

井上陽水の唄じゃないけど、探し物が見つからないなら探すのをやめて無心になって踊りませんか、探すのをやめた時、探し物が見つかるんです。

日常生活から完全に離れてみるというのは思いがけない変化と繋がるカギになることが多いんです。もしスケジュールが合えば9月に開催されるIBOKのイベントに参加し、無心になってカンボジアのアンコールワットの遺跡を回ってみてはどうでしょう。全てを忘れ何も考えず楽しむだけでいいんです。

どうしても今まで見つけることの出来なかったまさかの答えが歴史的な古代遺跡の中で見つかるかもしれませんよ。新たに見つかることもあるだろうけど、元々自分の魂の奥深くにある答えが長い眠りから覚めて光と共に甦るってこともあるでしょう。

ある日突然肩の力が抜けtていることに気付き、心身共に楽になる日が訪れそうです。自分に一体何が起こったのかはわからない。肩の力が抜けたからって「さあ、がんばろう」って気にはならないんだけど「ああ、しんどいな」と言ったいつも感じているあの重圧が突然何も無いんです。


物事の価値観が変化し当たり前の小さなことに対しても感動したり喜んだりできるようになることが大切です。これは自分に起こる自然発生的な現象であり無理やりそうしようと思っても出来ないんです。

だから本能的に今の自分が何かを追い求めたいと思うなら夢中になって追いかければいいし、是非そうすべきなんです。でもやがてそうしたある日「ああ、もうどちらでもよくなってしまった、もういいか」と自分から燃える様な執着心が自然に外れ落ちる時がやって来ます。これも無理せずあるがままに生きて来た結果として体験する自然現象なのです。

ある日ふと気が付くと突然肩の力が抜け心身共に楽になっていることに気づいた時はその意外さにびっくりするかもしれません。でもそれは、やがて今まで縁の無かった新しい自由を手に入れた喜びに変化していくことでしょう。

夏もそろそろ終盤となりましたが、容赦なく太陽が照り付ける日中の猛烈な暑さはまだまだ健在です。日焼けを避け出来る限り外出を控える人も多いかもしれませんね。

しかし、ニュース記事を読みますと毎日わずかでも太陽の光を浴びることで体内でビタミンＤが合成され骨粗しょう症の予防に効果があるそうで、健康を考えるなら少しは陽に当たるようにした方がいいようです。
今朝の気脈メッセージも似たようなことを語っています。「あなたの本音や正直な自分の思いを堂々と表に現し、一斉に光を当てる時が来た」とのことです。

今までずっと背中側に隠していた本音や正直な思いをそろそろ包み隠すことなく表に現し、両手を広げて明るい光を浴びることが必要なのかもしれません。「もう偽りの自分を生きるのは止めよう」と心に決めた日が決行の日。

そうしたあなたの変化に反発したり攻撃したりしてくる人がいるかもしれない。そんな人たちとの人間関係はそれ以上続ける必要はありません。「よくぞ名乗り出てくださいました」とばかりに、きっぱりと縁を切ってしまいましょう。

妙な姿勢で空中を懸命に駆け足している人の光景を感じます。地に足がついていない訳ですから、いくらバタバタ走っても一向に前に進むことはできません。

どんなに額に汗して空を蹴り続け自分だけ走ったつもりになっていても、クタクタになるだけfで何にもならない。だから如何なる場合も先ずは冷静になってしっかり地に足をつけることが先決なのです。

ふとした瞬間に何かを感じハートに閃きのようなものが起こります、それと同時に、もう何も考えることなく直ちに行動に打って出る場面に出くわすことになるでしょう。あなたのハートのアンテナが正常に働いていること、そして自分自身を信じ切ることが出来ていたなら大丈夫です。

そうした中で、せっかく直ちに立ち上がり、今正に行動に移そうとしたその瞬間に「ん？ちょっと待てよ。本当にこのまま進んで行って大丈夫なんだろうか？」というためらいが起こる人もいることでしょう。


でもね。それらすべての条件を満たしたからって、今から取り組むことが失敗しないって訳では無いのです。この先どうなるのかなんて誰にもわからないのですから。

いつもならお尻が重くてなかなか行動に移せず慎重派だった自分が、もしもある日、軽やかに立ち上がり無心になって玄関を飛び出すことになったとしたなら、自分に起こったその奇跡のような現象をワクワクしながら見守り大切にした方がいい。やってみようと心が熱くなったら「えーい！」と決心して無心になって飛び込んでみてもいいのではありませんか。

もしもその行動が何らかの理由で失敗に終わってしまったとしても果敢に行動しなければならない大切な理由があったのです。果敢に決心し、無心になって行動に移すことが出来たあなたに拍手を送ります。後になって行動しなかったことを悔いることになることこそがあなたにとっての最大の失敗なのです。

目指す方向を見つけ、スタートに向けての準備を進めている人の姿を感じます。やがて準備完了となるのですが、すぐさま動き始める気にはならずく、しばらくの間、行動を控えじーっと様子を見ることになります。


結局、最初思っていたのとはとは全く別の方向に向かうことになるのです。思いがけない結果となりますが、魂レベルではそうなることを最初から予知していたのかもしれません。

心変わりと聞くと何だか意思が弱く信念の無い人のように感じることがありますが、突然幻影から覚め真実に気づいたのかもしれません。もしそうであったなら、時間を置くことで起こった「心変わり」という節目を境に自分にとっての真実に目覚める必要があったのです。

あなたはあなたであり、どこまで行っても他人は他人。たまたま価値観や生き方が目の前の人とよく似ているってこともあるだろうけど、何もかもが一緒なんてことはありません。

もしあなたの価値観や生き方が他の人たちと全く異なっていたって一向に構わない。一々どちらが正しいとか間違いだとか比較するのは時間とエネルギーのの無駄遣いでしか無いし、たとえ自分が険しいいばらの道を歩んでいたって、きっとそう生きる意味があってのことですから、自分を信じ胸を張って生きて行けばいいのです。

メッセージによりますと、人はエネルギーの海の中を飛び続ける飛行機のようなものなのだそうです。自在に飛び回ることが出来るんだけど何故かいつも水平飛行。地面に引っ張られる重力や予期せぬ環境の変化に影響を受けてしまいます。

地表近くを低空飛行するのはスリリングで操縦のし甲斐があるかもしれないが、低空に偏って滞留している雑多なエネルギーや強い重力に影響を受けてエンジンの性能が低下し操縦不能のオーバーヒート状態に陥ることが少なくありません。

今いる場所に見切りをつけ、スーッと浮かび上がることであらゆる抵抗から解放され軽やかになれるんです。

でもこんな話をすると「やり残したことがいっぱいあるのに、それらを中途半端な状態で放置したまま現実から離れることなんてできない」と考える人も多いことでしょう。

その責任感のある発想は尊いのですが100点を維持し続ける事なんて不可能です。人生に於いては、たとえ予定の途中であっても「もはやこれまで」と判断した場面ではクールに現実を見切りをつけ次のステージへコマを進めることが出来るしたたかさを持って進み行くべきなんです。

努力を重ね目指して来た結果を出し達成感を感じるのは大切なことですが、その先もまだまだ道が続いて行く訳であり、決してそこが人生のゴールと呼べる絶対的なポイントではありません。転生を超えて繰り返してきた魂の経験や学びから見ても、まるで光の一瞬と言っていいほどのただの通過点でしかないのです。


その前に今まで懸命に歩んできた自分の道のりを一度再確認してみましょう。目標をクリアできた結果に対する達成感は捨てがたいが、泣いたり笑ったりしながら目標を目指して歩んできた長いプロセスのほうが何倍も大切な思い出となって心に残っているはずです。

人生の晩年になって、自分が残した結果がどんなに誇らしいいものであっても、歩んできた道のりが空虚で無意味でつまらないものであったなら後悔しか残りません。結果などどうでもいいから、もっとハートフルに笑顔と感動いっぱいの人生を歩んで来たかったというのが正直な思いなのです。

訳もなく心が不安な時があります。そんな時に洗面所の鏡に写った自分の顔を見ても覇気が無く不安そうです。意味も無く不安がっていても仕方ないので意識的に普通に振舞うことになるんだけど、心が不安な時って何故か目に見えない強い力で不快な未来や心地よくない出来事を引き寄せ遭遇してしまうんです。


そんな時って本当に楽しくワクワクできる出来事に遭遇することになります。急に仕事が上手く行き始め、今までには無かった生きがいややりがいを感じるってこともあるでしょうし、私生活でも心を寄せていた人との再会が叶い一緒に食事に出かけるチャンスに恵まれ、一気に二人の人間関係や心の距離まで縮まるってことだってあるでしょう。

そう考えると、私たちの心に生じる反応や変化は、この先自分に起こる出来事を的確に予知して起こっていると言えそうです。

と言うことは、物事を悲観的にしか考えられずに常に暗い顔をして生きている人は不利になります。ネガティブな心の環境の中ではネガティブな反応ばかりが起こってしまうからです。

もし、もっと笑って、もっと感動して生きることが出来たなら、心の反応が切り替わることになるかもしれない。その為にはにマンネリ化した日常から抜け出し、たった一度だけでもいいから全身で刺激的な変化を受け取る必要があります。大きな刺激があって初めて自分を覆っている殻を打ち破ることが出来るからです。最近知ったのですがこれは最新の心理学の研究の中でも複数の成功事例として発表されているそうです。

思い起こしますと私にとって、過去にIBOKのイベントで体験したアリゾナやカンボジアのアンコールワットで受け取ることの出来た刺激と感動は特大級でした。縁あって同行することになったメンバーのみなさんもきっと同じ気持ちだったことでしょう。長年の間自分を覆っていた硬い殻が音を立てて崩れ落ちて行くのが分かりました。

「ふん、そう。それが一体どうしたんだ」と思った人もいただろうけど、日本に帰ってから当たり前のことが当たり前じゃ無くなってしまったんです。一例をあげますと、ごく普通の当たり前のささやかな食事も毎回キラキラ輝いて食べることの出来る明るいオッサンになれた気がします。長くなったので続きはまた機会があった時に話しますね。