親戚が亡くなってその人の家まで向かったんだけど、そこが平屋の日本家屋。
家の裏に山まである立地。
此処に二泊三日しなくちゃいけなくて、初日からムカデやら見たこともない虫(全部規格外にデカイ)に遭遇して卒倒寸前だった。
近くにホテルもないし、いい年してその家の人に付いてって貰わないとトイレもいけない有り様。
私は妹と同じ部屋で寝てたんだけど、部屋を暗くしたらガサガサと物音がした。
妹が寝返り打ってるのかなーと思ってたけど「お姉ちゃんうるさいよ」と、言われ慌てて電気を付けた。
妹と部屋を見渡すと、部屋の隅っこに巨大なねずみを発見。
とてつもない声で叫んで、パニックになった妹が携帯(しかも私の)を投げつけたもんだから、ネズミがビックリして壁を登っていった。
垂直の壁を登ってることにも驚愕で更にパニックに陥る姉妹。
腰が抜けたまま、悲鳴を上げる私たちに、親戚(通称熊おじさん)が「うるせーぞ!こっちは寝てんだよ!!」と部屋に怒鳴り込んできた。
熊ならネズミに勝てる!とか訳の分からないことを考えながら、熊おじさんに必氏に室内にネズミが居ることを伝える。
熊「そんなもん勝手にどっかいくだろ」
私「に、逃がしたらまた入ってくるかもしれないじゃん!」
熊「うるせーな、ネズミなんて何万匹いると思ってんだ」
私は瞬時に嫌な予感がして、妹の頭を抱き締めて顔を背けた。
パァン!と破裂音がして、続けてボトッと鈍い音がした所で妹がまた絶叫。
恐る恐る顔を上げると、床には息絶えたネズミと血が滲む壁。
熊「夜は静かにしろっ!分かったか!?」
熊が怒鳴ると、騒ぎを聞き付けた多数の親戚が集まってきた。
後で聞いたら布団叩きを持って、泣いている私たちを怒鳴る熊おじさんの姿は異様だったらしい。
ネズミを布団叩きで撃退出来るという知恵はついたけど、実行する勇気はありません。
一息に頃さないのはその分長く苦しむから酷い話だし、第一反撃に遭うから危ない
知り合いが叩き潰してるの見てびっくりした
引用元: ・今までにあった最大の修羅場 £115