スタッドレスタイヤの交換時期や寿命について。
雪が降ると大活躍するのが、スタッドレスタイヤですね。
雪道や凍結した道路を運転するのに欠かせません。
スタッドレスタイヤを履き替える時期やタイミング、
また、寿命について曖昧なところがあります。
たまに都心で雪が降ると大騒ぎしてしまうのも、
事前にスタッドレスタイヤを履き替えていないことが原因にもなっています。
今回は、スタッドレスタイヤの交換時期や寿命についてまとめていきます。
スタッドレスタイヤとは
スタッドレスタイヤとは、
鋲(スタッドはびょう)が ない(レス)タイヤのことです。
昔はスパイクタイヤを装着して、雪道を運転していました。
スパイクタイヤには金属製の鋲(びょう)が付いていて、
それが路面を傷つけて粉塵が発生することが問題になりました。
それで鋲のない雪道に適したスタッドレスタイヤが作られました。
路面も傷つけず、雪道に強いタイヤとして今も進化を続けています。
サマータイヤ並みの耐久性や安定性を兼ね備えてきています。
雪道をノーマルタイヤで走行すると道路交通法違反です。
雪道を車で走行するときは、
スタッドレスタイヤかチェーンを装着していないと違反になります。
雪で凍結した道路は事故になりやすく、とても危険であるためです。
都心部がたまに降る雪で大混雑する原因にもなっています。
サマータイヤは「ノーマルタイヤ」、
スタッドレスタイヤは「スノータイヤ」と呼ばれることがあります。
スタッドレスタイヤの交換時期
スタッドレスタイヤは雪の降る前に装着して、
雪が降らない時期になったら履きかえる必要があります。
これから冬を迎えるときは、
11月までに用意しておくのが理想です。
雪が降る前に購入や装着することに意味があります。
12月になると、多く人がスタッドレスタイヤを購入しようと、
在庫がなくなることがあります。
雪が降ってから慌てて、スタッドレスタイヤを購入、
装着する人も少なくありません。
雪の多い地域では、10月から準備している人がほとんどです。
新品のスタッドレスタイヤは慣らし運転が必要です。
特に新品のスタッドレスタイヤは、「皮むき運転」といって、
乾いた路面を100キロほど走行して、
表面を軽く削ることで本来の性能が発揮されます。
雪が降らない3月~5月にはサマータイヤに履きかえます。
地域によって誤差があります。
降雪量によって違いが出てきますからね。
雪の少ない関東地方では3月頃、
雪の多い東北地方などでは5月頃に履きかえています。
スタッドレスタイヤは常に進化していますが、
基本的に乾いた路面には適していません。
できるだけ長く使用するためにも、雪の時期が終わったら、
サマータイヤに履きかえる必要があります。
スタッドレスタイヤの装着や脱着は余裕を持って準備しましょう。
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スタッドレスタイヤの寿命
スタッドレスタイヤの寿命についても気になるところですね。
タイヤは消耗品であり、摩耗や劣化が進んで寿命があります。
スタッドレスタイヤの寿命の平均は3シーズンです。
平均では3シーズン走行していくと寿命をむかえます。
タイヤはゴムでできているため、時間と共に劣化していくためです。
ただ、走行の仕方やシーズン後の保管の仕方でだいぶ差があります。
乾いた路面で走行してしまうと、それだけ摩耗はすすんでいきます。
寿命を意識した乗り方や保管の仕方では、
5シーズン6シーズンまでのばせることがあります。
タイヤの溝が半分以下になったら、
性能は発揮できません。
新品のスタッドレスタイヤの溝は約10ミリあります。
5ミリ以下まで摩耗していたら、それは寿命ということです。
スリップサインの△マークとは別に、
タイヤの側面に⇧マークが刻印されています。
「プラットホーム」でタイヤの減り具合を確認することができます。
溝の中にあるプラットホームと同じ高さに達していたら、
スタッドレスタイヤとしての性能はもう期待できません。
側面のひび割れや亀裂があれば寿命です。
タイヤの側面にひび割れや亀裂が確認できたら、その時点で寿命です。
溝が残っていたとしても、
タイヤがバーストする危険があるので走行しないでください。
タイヤの硬度を計って確認することもできます。
触感ではほとんどわからないので、
タイヤ専門店で硬度計を使って測定してもらいます。
スタッドレスタイヤはサマータイヤに比べて、
柔らかいゴムでできています。
劣化が進んでくると次第に固くなり、
スタッドレスタイヤの性能が低くなっていきます。
タイヤは消耗品であり、
走行距離や年月によってもゴムが劣化していきます。
溝の減り具合やひび割れや亀裂をまめにチェックすることが大切です。
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スタッドレスタイヤの寿命をのばすには
スタッドレスタイヤは決して安いものではありません。
できるだけ長く使用していきたいものですね。
乾いた路面での走行を控えましょう。
スタッドレスタイヤは、雪道や濡れた路面に適しています。
一年中履いておくタイヤではありません。
夏場でもスタッドレスタイヤを履いている人がたまにいますが、
乾いた路面や夏場のアスファルトでの摩耗は激しくなります。
シーズンが終わったら、サマータイヤに履き替えることが大事です。
タイヤのローテーションも忘れずにしましょう。
5000キロ毎にタイヤのローテーションを行うのが理想です。
ローテーションを行うことで、
摩耗を軽減してタイヤの寿命をのばすことができます。
脱着後は洗浄して保管しましょう。
シーズンが終わってスタッドレスタイヤを脱着したら、
丁寧に洗浄します。
路面に撒かれている融雪剤がタイヤに付着していると、
ゴムの劣化がすすんでしまうためです。
保管するときは、エアーを抜いて平積みして保管します。
特に野外で保管する場合は、保護シートなどかけておきます。
温度差が発生しない場所で、多少通気性があるところに保管します。
適切な乗り方や装着、保管の仕方でスタッドレスタイヤの寿命はのばせます。
スタッドレスタイヤのまとめ
筆者の感覚だと5シーズンくらいで、
スタッドレスタイヤは寿命になります。
年月により、だんだんと雪道での安定性が失われていきますね。
ゴムの劣化も5年すると相当進んでいるんでしょうね。
乗り方次第で個人差が出てくるのがタイヤなんですけどね。
溝が5ミリになったら、サマータイヤとして利用する。
プラットホームと同じ高さぐらいに摩耗したら、
サマータイヤとして利用しています。
スタッドレスタイヤとしての性能は期待できませんが、
ノーマルタイヤとしては使えるわけですからね。
スリップサインを確認して、
1.6ミリ以下になるまで履きつぶすことができます。
それも長い目でみたら「エコ」でしょう。
タイヤは空気圧が大事です。
こまめな空気圧のチェックで、タイヤの変化にも気がつくんですよね。
「このタイヤだけ空気の減りが早いな。」とか。
空気が少ないだけで燃費にも大きく影響してきますね。
タイヤ=空気 みたいな感はずっとあります。
推奨されている空気圧よりやや高めに設定しています。
気持ち、軽くなる感じが好きなんですよね。
消耗品だけにできるだけ長持ちさせたいですよね。
タイヤはインチが大きくなるほど高価になります。
気軽に手軽に買えるものじゃないだけに、
余計に選ぶときは真剣だし、いかに長持ちさせるかが大事ですね。
適切な知識とものを大事にする気持ちがあれば、
自然とタイヤの寿命は長くなりますね。
アクシデントは仕方なかったりもしますが・・・。
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少しでも参考になれたら嬉しく思います。
今回はこの辺で。ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。
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