- 注意
- まず質問
- 小麦製品、乳製品を減らそう
- グルテンとカゼインについて
- グルテンとカゼインの問題点は?①(リーキーガット症候群)
- グルテンとカゼインの問題点は?②
- 注意!「セリアック病」と「非セリアック小麦過敏症」について
- おすすめ書籍『長生きしたけりゃパンは食べるな』『パンと牛乳は今すぐやめなさい』
- どうすればよいか?
- まとめ
- 医師もお勧めするプロテイン、ビタミンはこちら
- 超おすすめの書籍(栄養、心と体に)はこちら
- 電子書籍、秘伝功法の一覧
- 整体のHP限定割引はこちら
- ブログ毎日更新
注意
【注意】
たまに「個人差」を考慮せず「私は〇を食べても平気だった」と言う方がいますが、これは非常に危険です。
実際の個人差を考えると次のようになることを忘れてはいけません。
①Aさんは小麦製品、砂糖で不調が生じたが米類では生じなかった。Bさんは逆に米類で不調が生じたが小麦製品、砂糖は問題なかった。(これがよく言う個人差)
②Aさんはいくら小麦製品、砂糖をとっても不調は生じなかった(実際体内で何が起こっているか無自覚のケースも多いので要注意)が、Bさんは少量の小麦製品、砂糖で不調が生じた。(これも個人差として忘れてはいけない)
③Aさんは今まで小麦製品で不調が生じなかったが、ある時から不調が生じるようになった。(人間の体は日々変化する。子供のころは問題が表面化しなくても成人後や老後に表面化するケースも非常に多い)
もう一点、次も非常に重要です。
「〇という健康食品を食べているから大丈夫です」と言いながら、自分の肉体に表れている不調が回復していない。
これは、少なくとも今やっていること(食事内容、栄養、運動、生活習慣など多方面)が当人に合っていないことの表れと言えましょう。
結局のところ、
①疑わしきを避け、不足している栄養を増量し、自分の体に聞く(これが重要)
②自分で試行錯誤をしてみる
ことが大切だということです。
まず質問
【質問】
・うつ、不安などで困っていますか?
・パンやケーキ、クッキーが好きですか?
今回は上記質問で「YES」だった方は是非とも注意して覚えておいてほしいないようです。
【注意】
本稿は特定の業界、企業などを批判する意図はありません。
あくまでも健康法の一環としてご活用ください。
小麦製品、乳製品を減らそう
「小麦と牛乳は良くない」という話を聞いたことがある方も多い事でしょう。
小麦と牛乳の商品と言うと、パンは勿論、ピザ、ケーキ、クッキーなどが代表的です。
とても美味しいもので私も好きでたまに食べますが、暴食しないよう、少量で辞めておくようにしています。
(週に一回のラーメンはご褒美として許してください)
小麦製品、乳製品の問題点について色々と難しい説明がネット上にありますが、できるだけ簡単に紹介しようと思います。
グルテンとカゼインについて
グルテンは小麦に含まれるたんぱく質(特定のペプチド)です。
モチモチ感(強力粉)やサクサク感(薄力粉)を出すためによく使用されます。
カゼインは乳に含まれるタンパク質です。
【ポイント①】
・グルテンは小麦に含まれるタンパク質の一つ
・カゼインは乳に含まれるタンパク質の一つ
・パン、ケーキ、クッキー、パスタ、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどに多い
身近な食品に多く含まれるグルテン、カゼインですが何点か問題があります。
2つありますので、見ていきましょう。
注意:カゼインの種類
本稿では、母乳に含まれるカゼインではなく、主に牛乳に多く含まれるαs1-カゼイン、β-カゼインの影響を考えています。
グルテンとカゼインの問題点は?①(リーキーガット症候群)
まず初めの問題点は「消化、分解しにくい」という事です。
消化、分解されにくいので、腸が弱かったり腸内環境が悪かったりすると、腸粘膜を傷つけて炎症を起こしてしまいます。
ひどい場合は「リーキーガット症候群(腸のバリアが壊れた状態)」になってしまいます。
日本語では「腸管壁浸漏(ちょうかんへきしんろう)」といいます。
さらには腸の粘膜が平たくなってしまい、栄養が吸収しにくくなってしまいます。
【ポイント②】
・グルテン、カゼインは消化、分解しにくい
・腸粘膜を傷つける心配がある
・炎症が起こったり栄養を吸収しにくくなったりすることがある
参考
リーキーガットって知っていますか? | 腸のおもしろ話 第3回 | サンスター健康道場
グルテンとカゼインの問題点は?②
次の問題点は「麻薬のような作用があって中毒になる(どんどん食べたくなる)」という事です。
これが本当に大きなポイントですので、覚えておいていただきたいと思います。
実はグルテン、カゼインは、麻薬のモルヒネ(痛み止めなどにも使われる)とアミノ酸配列が非常に似ているのです。
しかもグルテン、カゼインのその成分は血液脳関門(脳の検問所のようなところ。良くないものは通さない)をすり抜けて脳内へ入ってしまいます。
すると、まるでモルヒネを吸引した時のように、中毒症状が起きてしまい、「もっと食べたい!」となってしまうのです。
これは神経伝達物質の異常を起こします。
例えば、セロトニン(心の安定、バランスをとる)が出にくくなったり、ノルアドレナリン(興奮させる)が出過ぎたりしてしまいます。
こうなると、ボーっとしたり眠くなったり情緒不安定、うつっぽく落ち込んだり、興奮しすぎたり・・・と様々な症状を引き起こしてしまいます。
【ポイント③】
・グルテン、カゼインは麻薬のような中毒性がある
・神経伝達物質の異常を起こす心配がある
・セロトニン(心の安定、バランスをとる)が出にくくなるとか、ノルアドレナリン(興奮させる)が出過ぎるなど。
補足、カソモルフィン
カゼインは消化の過程で「カソモルフィン」というモルヒネに似た物質を生じる。
以下のクリニックの記事をご参照ください。
注意!「セリアック病」と「非セリアック小麦過敏症」について
セリアック病では、小麦、ライ麦、大麦など穀物に広く含まれるグルテンを摂ると、小腸に炎症が起こったり下痢、体重減少などが起こったりします。
日本人では稀だそうですが、現代日本人が精製小麦製品を摂りすぎている現状を考えると軽視できません。
セリアック病 - 03. 消化器系の病気 - MSDマニュアル家庭版
「グルテンフリーだから大丈夫!」と思っている方へ
よく「私はグルテンフリーを食べているから大丈夫です」という方がいますが、これも要注意です。
近年、グルテンを除去した小麦でも、アミラーゼ/トリプシンインヒビター(ATI)によって胃腸の炎症、アレルギーが起こる「非セリアック小麦過敏症」(小麦自体に反応してしまう)というものも注目されつつあります。
また、小麦フルクタンも体調悪化の原因になると注意喚起されています。
フルクタンは果糖(フルクトース)の重合体で消化器の症状を引き起こす。
参考
スペルト小麦のアレルギー反応性について。 | ベーカリスタ株式会社
おすすめ書籍『長生きしたけりゃパンは食べるな』『パンと牛乳は今すぐやめなさい』
小麦製品(麺、パン、クッキー、クッキーなど)、乳製品(牛乳、ヨーグルト)が大好きで、アトピー、アレルギーなどの方は必見。
小麦のグルテン、牛乳のカゼインなどを大量にとると様々な病気を引き起こしかねません。
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どうすればよいか?
ではどういった対策が出来るでしょうか?
基本的には、次のような対策がお勧めです。
【おすすめの栄養療法の基礎(三増五減)】
・うつ、アトピーで悩んでいる方は、できるだけ小麦製品と乳製品を減らす
・同時に、三増五減(玉子、肉類、魚貝類などを増量、麺、パン、米、芋、甘いものを減量)をするとよい
・プロテインを活用(ホエイでお腹が不調になる人はソイで良い。一日5~10gを頻回など少量から始める)
これらは「積極的に胃腸の内壁を修復する食べ物を食べ、胃腸の内壁にダメージのある食べ物を減らす」という作戦です。
いきなり厳格に始めるのではなく、必ず無理のない範囲で実践しましょう。
【注意】
緑黄色野菜、キノコ類、そしてお味噌汁(必ず一日一杯!)は言及していませんが、日本人の体を作ってきた伝統食として必須と考えてください。
三増についてはこちら
五減についてはこちら
三増五減のYouTube動画
糖質制限が要注意のケース
三増五減は相対的に糖質を減らします(糖質ゼロではない)が、肝臓、すい臓、腎臓に病変があったり糖尿病の薬を服用している場合は注意が必要です。
いかをご参照ください。
おすすめのパン(マーガリンなど不使用)
とはいえ、やはりパンは美味しいものです。
以下にマーガリンなどトランス脂肪酸を使っていないパンを紹介しています。
食べすぎに注意し、節度をもって食しましょう。
まとめ
ではこれまでのまとめです。
以下を参照し、ご自身の生活スタイルとよく相談して調整してみてください。
ご閲読、ありがとうございました。
【ポイント①】
・グルテンは小麦に含まれるタンパク質の一つ
・カゼインは乳に含まれるタンパク質の一つ
・パン、ケーキ、クッキー、パスタ、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどに多い
【ポイント②】
・グルテン、カゼインは消化、分解しにくい
・腸粘膜を傷つける心配がある
・炎症が起こったり栄養を吸収しにくくなったりすることがある
【ポイント③】
・グルテン、カゼインは麻薬のような中毒性がある
・神経伝達物質の異常を起こす心配がある
・セロトニン(心の安定、バランスをとる)が出にくくなるとか、ノルアドレナリン(興奮させる)が出過ぎるなど。
【おすすめの栄養療法の基礎】
・うつ、アトピーで悩んでいる方は、できるだけ小麦製品と乳製品を減らす
・同時に、三増五減(玉子、肉類、魚貝類などを増量、麺、パン、米、芋、甘いものを減量)をするとよい
・プロテインを活用(ホエイでお腹が不調になる人はソイで良い。一日5~10gを頻回など少量から始める)
医師もお勧めするプロテイン、ビタミンはこちら
効率よく栄養改善したい方は以下の「医師もお勧めするプロテイン、ビタミン」をご参照ください。
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電子書籍、秘伝功法の一覧
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おすすめ著書
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【まとめ】AmazonKindle電子書籍の一覧 - 健康と学びのブログ(小林健康整体室)
【AmazonKindle】うつ病、アトピー対策など読み放題対象です
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【参考文献】
藤川徳美『メガビタミン健康法』方丈社
三石巌『医者いらず、老いしらず』祥伝社黄金文庫
江部康二『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』ダイヤモンド社
など