九州かっとび紀行 その10 「竹田」。

阿蘇のホテルを出発した私たちは、くじゅうの雪道を避け(笑)、比較的フラットなR57を通って大分方面をめざします。
その途中にあるのが、「竹田」(たけた)です。
作曲家の滝廉太郎が少年期を過ごした町としても有名ですが、実は日本百名城のひとつ「岡城址」をはじめ、武家屋敷や古刹が見られる
風情あふれる町としても知られています。

せっかくなので街中を車で巡り、「岡城址」をめざしてみることにしました。
この「岡城」は、文治元年(1185年)、大野郡緒方荘の武将緒方三郎惟栄(これよし)が源頼朝と仲違いをしていた弟 義経を迎えるため築城したと
伝えられていますが、その後、文禄3年(1594年)、岡藩初代藩主(7万石だそうです)の中川秀成が播磨国三木城(兵庫県)から総勢4千人余で入部。
もとの戦国時代の城郭を基礎として近世城郭の整備・城下の町割りなどを行ったという山城ですが、現在は石垣のみで構成されています。

ちなみに、映画「あなたへ」で田中裕子さんが歌をうたっていた「竹田城」(兵庫県朝来市)とは全くの別物です。

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1周して30分程度と言われたのですが、軽い山登りはここから始まります。
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滝廉太郎先生の「荒城の月」が大音量で流れる中、少しずつゼイゼイいいながら(笑)、上っていきます。景色は素晴らしい!

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石垣のみしか残っていないので、何もない野原が広がります。が、それぞれがとても広い!!
ちなみに、海抜325mの台地に広がる「岡城址」の広さは実面積で100万㎡、その広さは東京ドーム(46.755㎡)の22個分(!)にあたるのだそうです(驚)。
まぁ、歩いたのはごく一部ですが、実際、とんでもなく広くて、マジで遭難するかと思ったほどです(笑)。
ちなみに、パンフレットによると、「大野川の支流、稲葉川と白滝川が合流する間の舌状台地上に築かれ、川岸からそそり立つその姿はかつて「難攻不落」と
言われた天然の要塞であったことを感じさせられる」と解説されています。
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本丸跡まで上ると、目の前には前日越えてきた「くじゅうの山々」を望むことができます。雪はとけたのかなぁ(汗)。。。
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「山城」だけあって、眺望は抜群です。遠くから敵が攻めてきたとしてもすぐにわかりそう!

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二の丸にある滝廉太郎先生の像。先生はこの城址で「荒城の月」の構想を練ったと言われています。

前日に続いての「お城巡り」でしたが、まさか「熊本城」よりも歩かされるとは思っていませんでした(汗)。
おかげで足がクワンクワンしてしまいました(笑)。
桜の木がたくさんあったので、「桜の季節」、そして11月中〜下旬にかけての「紅葉の季節」は、きっと大自然の素晴らしい景色が楽しめることでしょう。
なお、帰りの山道下山は結構、急です。スニーカーじゃないと辛いかも。。。ご注意ください!!



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by forestkoro1015 | 2016-01-31 09:46 | 大分関連 | Trackback | Comments(0)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


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