皆様、こんにちは。
みやはた鍼灸整骨院の宮畑です。
今回は、「練習前後、試合前後の食事選びと食べるタイミング」について書かせていただきます。
目次
・5大栄養素とは
・練習前後の食事
・クエン酸について
・試合前の食事
・ビタミンB1について
・試合当日の食事
・糖質の種類について
・糖質の吸収について
・試合後の食事について
・5大栄養素とは
炭水化物 :ご飯、パン、麺類 、etc.
タンパク質 :肉、魚、豆、etc.
脂質 :油、etc.
ビタミン : A、B、C、D、E、K、etc.
ミネラル :K、Ca、鉄分 、etc.
・練習前後の食事
練習前:おにぎりを食べる
※1~2時間前に食べるようにして下さい
練習後:①100%のオレンジジュース+ ②鮭おにぎりorハムサンドを食べる
※30分以内に食べるようにして下さい
①オレンジジュース:クエン酸を多く含むため、疲労回復につながります
②鮭おにぎりorハムサンド:糖質:タンパク質=3:1
練習後は、糖質:たんぱく質=3:1の割合で補給するようにして下さい
・クエン酸について
クエン酸の働き:疲労回復
:筋肉痛の予防
:エネルギーの産生
:Ca不足を防ぐ
:鉄分の吸収の促進
クエン酸が多く含まれる食材
「梅干、レモン、オレンジ、グレープフルーツ 桃、イチゴ、キウイ」etc.
・試合前の食事
試合3日前からエネルギーため込み型の糖質を多くした食事に変更して下さい
(例)ラーメン+餃子、ラーメン+チャーハンetc.
試合前日の夕食に豚肉を食べる
(例)しょうが焼き(豚カツは脂分が多いため控えて下さい)
※脂っこいもの、生もの、食物繊維が多いものは控えるようにして下さい。
・ビタミンB1について
ビタミンB1は糖質の代謝を助けます。
ビタミンB1を多く含む食材:豚肉
:枝豆
:スイートコーン
:豆腐
・試合当日の食事
試合の3~4時間前までには、「糖質+豚肉」を中心に食事を済ませるようにして下さい。 ※揚げ物、生ものは控えるようにして下さい。
試合の1時間くらい前にも、「バナナ、カステラ etc.」で エネルギーを補給をして下さい。
試合の30分前にも「スポーツドリンク、ゼリー、クエン酸」で エネルギー補給をして下さい。
・糖質の種類について
単糖類: 糖分子1個 グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)
二糖類: 糖分子2個 スクロース(砂糖:ブドウ糖+果糖)
オリゴ糖: 糖分子3~10個 フラクトオリゴ糖
多糖類: 糖分子10個以上 でんぷん
・糖質の吸収について
単糖にまで分解されてから吸収されるので、構成する糖分子の数が多くなるほど、消化・吸収に時間がかかります。(単糖:10分 ・でんぷん:2~3時間)
試合までの時間を考慮して、補給する糖質の種類を選んで下さい。
※陸上選手で複数の種目に出場する場合は、次のレースまでの時間を考慮して、補給する糖質を選ぶようにして下さい。
・試合後の食事について
試合後、出来るだけ早く「糖質+オレンジジュースor牛乳」を飲む ようにして下さい。※30分以内にとるように
プロテインを飲む場合は、糖質をとってからにして下さい。体内の糖質が枯渇した状態では、プロテイン(たんぱく質)が分解されエネルギーに変換されてしまいます。
試合で最高のパフォーマンスを発揮するためには、日々の努力(練習)は必要不可欠です。
その積み重ねた努力を最高の結果に結びつけるためには、「食事(栄養)」に気を遣うことも必要不可欠であると思います。
ぜひ参考にしてみて下さい。