アフロディーテー・エリキネー聖域　古代アルカディア : 日刊ギリシャ檸檬の森　古代都市を行くタイムトラベラー　

2024年 05月 20日

アフロディーテー・エリキネー聖域　古代アルカディア

アフロディーテー・エリキネー聖域　
Ιερό της Αφροδίτης Ερυκίνης
Sanctuaryof Aphrodite Erykine 　　

アルカディア県ゴルティナ自治体コンドヴァゼナ、ルトラ・アフロディティス
Νομός Αρκαδίας,Δήμος Γορτυνίας, Κοντοβαζαίνα, Λουτρά Αφροδίτης
Prefecture of Arcadia,Gortynia,Kontovazaina,Lutra Aphrodite
　
アルカディアのアフロディーテー・エリキネー聖域はアルカディアの古代都市国家プソフィスの統治下で、アフロディシオ山に建設された。現代ギリシャ地方行政においてはこの聖域はアルカディア県、古代都市国家プソフィス遺跡はアハイア（アカイア）県のとなっている。　

アフロ―ディーテー・エリキネーという聖域名のエリキネーはアフロ―ディーテーの息子エリクスから来ている。シチリア島の都市国家エリクス王エリクスが娘プソフィス（プソフィダ）を連れてエリマントス山にやってきた。エリクスはヘラクレスのエリマンスの猪退治の偉業を称え、ヘラクレスとプソフィスを結婚させたのだった。彼らの子供たちはプロマコスとエケフロンという二人の息子が生まれ、エリクスの娘の名前をにちなんで、プソフィスという都市名となったという説がある。　
　

ちなみにアフロディシオ山はアフロディシオ・オロス（Αφροδίσιο Όρος ）とは現地では呼ばれる。アフロディシオというのはアフロディーテーの聖域、或いは神殿、或いは場所という意味。歩いて行ける場所ではないし、バスもないので、車で行きました。バスや車の通行はまばらであった。アフロディシオ山の最高峰はマヴリ・ヴリシと呼ばれ、標高1,445メートルある。

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アフロディーテー聖域全体はこのような感じで残っており、ギリシャ正教のアギオス・ペトロス小教会が遺跡内にあって、なんだかなぁ、と思う。アフロディーテー神殿はアギオス・ペトロス小教会の向こう側。

アフロディーテー聖域は広大だった。もう大聖地でる。この聖域、そして山の名前もアフロディシオなので、アフロディーテー女神のためだけの大聖地なので感動した。