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【ゲーム論】他人の「ゲーム語り」を鑑賞するのが何故面白いのか? ゲーマーとして語ってみた。

2023年04月05日
コラム 0

隔離コ 分裂波紋

最近、めちゃくちゃハマっていることがある。


ゲームを遊ぶに匹敵すること…


実況や動画配信が隆盛を極める現代に於いても
やはりゲーマーたるもの、自分の手でゲームを遊ぶことこそ至高に面白い。

ただ最近、僕にはそれと同じくらい面白く感じることがある。

それは、ゲームプレイ日記や感想、レビュー等を含む他人の「ゲーム語り」を見ること。



マリオで例えるゲーム語りの魅力

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例えば初代マリオ。

仮に同じゲームの同じステージであっても、人によってその感じ方とは多種多様だ。
ボスステージで、道中の「火の粉」に一番苦戦したという人が居れば
火の粉は余裕だったが、ボスである「クッパ」の倒し方がわからずに苦戦したという人も居る。

正規ルートで正面突破する人が居れば、裏ルートを見つけ出して進む人が居る。
かと思えば、半ばバグ技によって想像も付かない進み方をする人が居る。

また、ユーザーらが認知しているそのゲーム自体の魅力にも面白い差異があり
A「キャラクター達のデザインに魅力を感じて遊んでいる」
B「マリオがジャンプする感触が心地良くて遊んでいる」
C「友達と一緒に遊べるのが楽しくて遊んでいる」
D「在宅仕事の空き時間を潰すのにちょうど良くて遊んでいる」

などなど、ユーザー毎の感性によってそれぞれ異なってくる。
これが時にはユーザー同士で相容れないこともあれば、AがBのゲーム語りを聞いて初めてそれを認知し、より深くそのゲームの楽しみ方を見出すということも起き得る。

同じゲームでありながらにして、それを遊んだ人間の感じ方はこうも違っている。
だからこそ、それを見るのが面白い。



時にはクソゲーが神ゲーに

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一通り遊び終わったゲームソフトをとりあえずは仕舞って
そのゲームについて他人の感想やプレイ日記をネットで調べてみると、全く知らなかった「遊び方」や
それどころかゲーム全体の「楽しみ方」さえも新たに発見できることがあるわけだ。

場合によっては、自分にとっては「クソゲー」だったはずのゲームが
他人の語りを通して楽しみ方のコツを掴むや否や、途端に「神ゲー」へと変貌を遂げることもある。

最新の学説によると、人間それぞれの知覚や感覚に個体差、つまり個性が備わっているのは
世に多種多様なゲームプレイ日記や感想を生み出させることで
人類全体のゲームライフを充実させる目的だったことが分かってきたらしい。

冷静に考えてみればそれもその筈。
例えば万人が同じルートで進み、同じ敵で苦戦し、クリア後にも全く同じ感想を抱くのだとすれば
ゲームを語るネット空間が地獄絵図になる。
1から1000まで同じ内容で埋め尽くされている5chスレッドを想像してみて欲しい。
一体誰がそんなものを見たいだろうか?

そこに多様な差異があるからこそ刺激的で、面白いのである。



偶然見つけたゲーム語りの新天地


そういうわけで、最近はまた改めて他人のゲーム語りに楽しみを見出している僕。

そこで、もっとお腹いっぱいになるまで他人のゲーム語りを見聞きしたいと思い、FC2ブログ(このブログも加入している)のカテゴリ機能からゲームジャンルのブログたちを読み漁っていたのだが、そのうちの99%は更新停止しているという有様だった。

しかも、僕が望んでいるような読み応えのあるゲーム語りもあまり見つけられない。

そんなある時、「ブログ村」というサービスを見つけた。
FC2やライブドアなどブログの種類を問わず、世に多くある「ブログ」という媒体がカテゴリ別でリストアップされているネット図書館のようなもので、FC2カテゴリから探すよりも遥かに多くの(しかも更新停止していない)ブログを漁れるようになった。これはかなり嬉しい。

なので早速、僕自身もこのド底辺ブログを引っ提げて参加してみた次第だ。

そもそも「ブログ村」という名前自体は以前から聞き齧ることはあったのだが
「よそ者は有無を言わさず迫害される土着信仰持ちの集落」のようなものだと錯覚していたため
一歩たりとも踏み入れることが無かった。完全に偏見だったわ…。



なぜブログなのか?


ちなみに、何故ゲーム語りを鑑賞するにあたって僕が「ブログ」という媒体にこだわっているかというと…
それは量と質、また快適性といった複合的な観点から、ゲーム語りにおいては「ブログが一番見やすい」と思っているからになる。近年はYouTubeを使った動画形式でのレビューや感想動画も増えてきたが、それらは映像媒体である都合上、全体の内容が即座に把握できない。それに、映像は「読む」ことに比べて3倍か4倍の時間を取られてしまうことになり、大量の動画の中から自分が見たいゲーム語りを見付けることが困難を極める。TwitterやインスタグラムなどのSNSも人気だが、それらはサービスの性質上、量も内容が薄くなってしまう傾向にあるので物足りない。それで結局、「ブログ」という古典的な媒体を選ぶに至る。

そういうわけで、これからはブログ村を活用して色々なゲーム語りを読み漁っていきたいと思う。
他人のゲーム語りというものは、「なんか最近ゲームにハマれない」とか、「評判が良くて買ったは良いけど、楽しみ方がわからない」というブランク中のゲーマーの視界を一気に晴らす可能性を秘めているので、そういう意味でもオススメしておく。

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ゲーマーたちには良いも悪いも含めてもっと様々な観点からゲームを味わい
そして、是非自分自身でもゲーム語りを発信して欲しい。






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隔離コ
書いた人: 隔離コ
ゲームを遊ぶことに生き甲斐を見出しているらしい自称硬派ゲーマー。
その実態は腕前も遊ぶ本数もそこそこでしかない量産型のミドルゲーマーである。
実は自分でゲームを語るよりも、他人が熱く語るのを鑑賞する方が好き。
ただいまPS5、ニンテンドースイッチに絶賛ハマり中。

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