【毒舌ゲーム論】個人的には「ソウルライク」なんてこの世に必要ない
世間の生ぬるい流行を叩き斬る。
"ソウルライク"とは?
近年フロムソフトウェアが手掛けるデモンズソウル、ダークソウルなど俗にソウルシリーズと呼ばれる系列のゲームを模倣した他社のゲームが、自己に対する免罪符の如く連呼する醜悪なジャンル名。要するにパクリゲームである。(堂々とそう言え!!)
ソウルライク登場の流れ
今となっては世界中のファンたちから支持され、最新機PS5向けにもリメイクされる程の人気を誇っているソウルシリーズの原点『デモンズソウル』だが、オリジナル版の発売当初は「クソゲー臭がする」「なんか安っぽい」「人を選ぶ」などなど、実は前評判の時点からかなり賛否両論のゲームだった。
ある程度時間が経って、自力でクリアできた人間が出揃い始めた頃には「あれ、かなり面白いのでは…?」「難しいけど中毒性がある」「他人にもオススメできる」という風な好評意見がようやく目に付くようになってきた。高難度や初見殺しといったマゾ要素に耐え切れないヌルゲーマーは序盤の時点で切り捨てられていったのを覚えている。
最終的には「高難度、初見殺し、もっさりモーション、陰鬱な世界観」などなど当時の風潮に逆らったようなゲーム性を詰め合わせておきながら支持される、突如現れた風雲児としてゲーム史にその名を遺すことになる。
そんな「デモンズソウル」の成功を皮切りに、ダークソウル、ブラッドボーン、SEKIROなどのフロムソフトウェアによる公式派生作品が続々と登場し、更にその知名度を増していくことになる。
そんな通称"ソウルシリーズ"の人気を受けて、ある時から「ソウルライク」を自称する、要するに近年フロムソフトウェアのゲームを模倣したゲームが徐々に市場に増えてきた。「高難易度死にゲー」といった抽象的な要素を真似るだけならばまだしも、フロムソフトウェア特有のビジュアルやテキストの癖、モーション、設定、UIなど具体的なものまで真似しているものがほとんどで、そうったものが登場し始めた当初筆者も一ゲーマーとしてかなり抵抗があり、PV時点から「フロムのパクリじゃねーか!」などと突っ込んでいた気がするが、ある時からはもう突っ込む気力すら湧かないほどに「ソウルライク」を免罪符感覚で連呼する、要するにフロムソフトウェアのパクリゲーが横行してしまった。
なぜソウルライクはクソなのか?
これについて改めて語っておくと、フロムソフトウェアが火をつけた「初見殺し山盛り、高難度ゲー」といった時代に逆行的なゲーム性に続くのみならず、その他諸々の要素に至るまで「ソウルライク」などと誤魔化しつつトレスしているところがクソなのである。
別に高難度ゲーの世界観がダークファンタジーである必要性は無いし、主人公がもっさりモーションの騎士じゃなくても良いし、NPCキャラクターが戦い続けて発狂しなくて良いし、アイテムを拾うのが心折れた死体からでなくて良いし、ストーリーをテキストから推測する作風でなくて良いし、倒した敵からソウルを吸収しなくても良いわけだ。そのくせ、世に溢れる「ソウルライク」とやらは、これらフロムソフトウェア独自の癖みたいなものを丸ごと真似して全部詰め込んできやがる。
でありながら、どれも身の丈に合って無いので違和感しかない。ソウルシリーズはあの精神科を勧められそうなほどの病的な画面の描き込みと、気色悪いデザイン。自殺志願者が安堵しそうな重苦しい空気感があってこそ成り立っているのであって、凡人が猿真似したところで単に作り手の未熟さを露見させる結果にしかならない。厨房による「俺メンヘラだから(ナイフを舐めながら)」「俺天才なんだよね」そういうタイプの幼稚さになり果てる。
・ソウルライクとかいう変な言葉で誤魔化しつつ要するにただのパクリ。
・別に世界観や雰囲気まで真似る必要は無いのに、平気で真似てくる。
・全体的に本家ソウルシリーズ以下でクオリティが低い。
・乱発し過ぎて市場が似たようなソウルライク(パクリゲー)で溢れ返ってしまっている。
↑クソな部分をざっくりまとめるとこんなところ。
思えばかつての「マリオライク」ブームの方は一億倍は良心的で、パワーアップアイテムは本家で使われているキノコ以外を採用していたし、キャラクターもヒゲのおっさんに拘らず、世界観もさまざまで、抽象的には同ジャンルのゲームでありつつどれも全くの別物と言えるクオリティに仕上がっていた。パロディネタならまだしも、他作品を過度に真似すること自体が倫理的にアウトだという道徳基盤があったのも大きいかも知れない。
ソウルライク(笑)で遊んでる暇があるなら
本家ソウルシリーズを100周してそのガキ以下の精神を鍛えて来いよ馬鹿どもが!!!!!!!
ちなみに「死にゲー」などと自称する誤魔化しの派生パターンも出始めたが、蓋を開けてみれば要するにソウルライクなので、変に誤魔化そうしている分余計に恥ずかしい汚物である。パクリゲー万歳な連中は、メディアも制作側も含めて自分自身の独創性の無さと精神の未熟さと前世の大悪行を恥じ、カルマ清算の為だけに余生を送った方が良い。
あとがき
ちなみに筆者自身はフロムファンというわけでもなく、デモンズソウル、ダークソウル、ブラッドボーン、SEKIROという順番でそれぞれプラチナトロフィーを獲得してきた程度でしかない、ゲーマーとして並みの付き合いである。そんな並みの付き合いでも嫌悪感を抱くほどに丸パクリの「ソウルライク」とやらが多すぎるので、今回こんな記事を投稿するに至った。
ついでに「狩りゲー」とかいうパクリの常套句も同じくらい大嫌いなので、この世から駆逐されて欲しい。「〇〇ライクとか〇〇ゲーとかそれっぽいカテゴリ名で称すれば丸パクリしてもOK」みたいな風潮はマジで滅ぶべき。ゲーム以外の創作界隈でも絶対後々の問題になってくる筈だ(というか既になっていそう)
久々に良い感じに荒っぽい記事が書けた。最近のゲーム市場の風潮について、同じように不満を抱いていた誰かに響けば御の字だ。
「AC」ACTOYS SEKIRO Shadows Die Twice セキロ シャドウズ ダイ トゥワイス フィギュア
【PS5】ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON 【数量限定特典】MELANDER C3 G13 特別仕様「TENDERFOOT」 同梱
- 関連記事
-
- 【ゲーム論】発売日にゲームを買うと損をする時代になってしまった…
- 【ゲーム論】やるゲームが無い時の対処法
- 【毒舌ゲーム論】個人的には「ソウルライク」なんてこの世に必要ない
- 【超ゲーム論】全てのゲーマーはゲームを通じ、悟りへと至る。
- 【ゲーム論】他人の「ゲーム語り」を鑑賞するのが何故面白いのか? ゲーマーとして語ってみた。