2024年 06月 02日
あの藤原隆家が真鍋大覚の星の本の元ネタを残してくれていた!
かなりショックです。
毎日、真鍋大覚の『儺の国の星』に悩まされています。
難解なものを、読み物として面白くなるように書き綴っていますが、今更ながら認識したのは、
真鍋大覚の本の元ネタの「石位資正」とは、藤原隆家が記録させていたものだった!
ということでした。
隆家って、「光る君へ」で、花山院を矢で射てしまった人です(;’∀’)
隆家は眼病の治療のために大宰府に行くことを希望し、大宰権帥になって福岡に来ますが、
ちょうど刀伊の入寇の時で、これを討つという大活躍をします。
真鍋家で伝えていたのは、『儺の国の星』の参考書は、隆家が敵の天文知識に感銘して「星暦」について、古今の見聞録を編纂したものだったというのです。
その名は「石位資正」(せきいしせい)と言います。
「石」とは星のことです。
当時は大宰府から南十字星が有明海の彼方に沈むのが見えていたのですが、時と共に見えなくなることが分かっていて、「太宰府の暦書を収録しておかねば、永久に世人の関心が星空から離れて行く気配を憂慮しての企画」だったと伝えられています。
これがあったおかげで、私たちは正史に書かれていない星の事を知ることが出来たのです。
私を悩ます『儺の国の星』は藤原隆家のおかげで記録されていた!!
さて、「光る君へ」では刀伊の入寇は描かれるのかな。
隆家はまだまだ登場しそうですね。期待しています。
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