富岡東 全国大会銅賞! ←健闘をたたえたい

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かねてより報告していた、富岡東高校関連ニュースである。

全日本合唱連盟主催の合唱コンクールで、群馬県代表校として初の全国大会に出場していた富岡東高校音楽部(指揮:清水郁代教諭)は、25日、香川県で行われた全国大会で、銅賞を獲得した。

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さすがに、初出場で上位入賞とはならなかったが、富岡東の今年の活躍は、群馬県勢への大きな刺激になったことだろう。

理想は、これに続くような高校の出現だが、そうは簡単にゆくまい。まずは、全国大会に築いた橋頭堡を来年以降も富岡東を筆頭とした群馬県勢が確保し続けることが出来るか・・・常勝とまではいかなくとも、昭和59年(1984年)のNHKコンクールの高崎女子以来、四半世紀も群馬県勢が全国に顔を出さないという異常事態が続いていた・・・こんな大きなブランクはもう遠慮したいものだ。

しかし、それには、指導者層である高校の音楽教師は枯渇して久しい。もちろん、高校の音楽教師の数が不足しているという意味ではない。数は足りているが、合唱への認識が浅かったり、合唱をナメてたりする奴が多い。(↑このことは、かつて前橋男声合唱団ニュース・オピニオン欄=2002年6月号で書いた。)

県教育委員会では、合唱教育に関する具体的な動きがない限り、今後強化される見通しは全くないだろう。現実は、赴任した音楽教諭の胸三寸にかかっているという脆弱な状況なのである。チャンスの一つであった全国高校文化祭も今年、群馬県大会が終了している。甚だ他力本願ではあるが、その時播かれた有形無形の種が、今後芽を出して健やかに育っていって欲しいと切に願うところだ。

社会人となって合唱を趣味とする我々にとって、一見無関係のような学校合唱だが、合唱風土を形成するという点では全く同じである。言い換えれば、我々だって、彼ら(彼女ら)から大いにインパクトを受けているということだ。

そう遠くない将来、同じ合唱団のメンバーとして一緒に歌声を共にするかも知れない人たち。その学生達の合唱シーンの一コマ一コマに、私はとても無関心ではいられないのだ。

 

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