2016年9月10日(土)から11日(日)にかけて、強化合宿が行われた。今回の合宿会場は、群馬県みなかみ町の猿ヶ京温泉・清野旅館。今までは、草津温泉や伊香保温泉、榛名湖、倉渕方面等の合宿が定番であったが、以前から、音楽ホールのある旅館としてチェックしていた清野旅館。団としては初めてかの地を訪れることとなったのだ。
私の住む高崎からなら、関越自動車道を利用すれば、自動車で一時間余り。個人的にも久々に訪れる猿ヶ京温泉。二十数年前、職場の泊まりの忘年会で訪れて以来。
さて、初日である10日(土)は、13時前に現地集合。
早速、道路を挟んで旅館の反対側に立地する音楽ホールへ。通称「エッグ・ホール」というらしい。
クラシック室内楽専用というよりは、ダンスやスポーツにも利用できる多目的ホール。構造は至って単純でステージ付き。天井も高く、響きはやや発散系か。それでも、独立した建物となっており、周囲に気兼ねなく集中して練習できそうだ。
さて、この日は、鳥取在住のT1北川氏が、長駆出席。メンバーの士気も上がろうというもの。都合で遅刻するメンバーも、徐々に集まり、練習にも熱が入っていく。
曲は、男声合唱組曲「雪明りの路」に取り組んだ。詩は伊藤整。いわゆるタダタケの古典の部類である。”春を待つ”、”梅ちゃん”、”月夜を歩く”・・・実に味わい深いラインナップだが、歌えば歌うほどに渋みがにじみ出てくるのだ。学生時代に歌ったことがある程度の認識で、力押しだけの表現に偏っていると、我々を曲側があざ笑うかのように、次々と落とし穴にはまる。
もう学生時代のようにはいかぬ。ではどうする?そこを考え創造してゆくべきなのに、結局はその間で逡巡している経験者達。早く殻を破っていきたいが、まずは、当面歌い込んでいくことなのだろう。
「その2」へつづく
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