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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相(当時)が任命しませんでした。異例の事態の背景や問題点を追います。

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水説

政と学との格闘技=元村有希子

 <sui-setsu>

 日本学術会議と政府との対立について考えている。

 2020年秋、菅義偉首相(当時)が会員候補6人を任命しないという珍事が起きた。

 格闘技に例えるなら第1ラウンドは政府が「反則技」で圧倒。第2ラウンドは学術会議が正攻法で反撃し、改革という名の法改正の動きをひとまず封じた。

 第3ラウンド以降の展開は見通せない。確実なのは、任命拒否問題を決着させない限り消耗戦が続くということだ。

 学術会議は、6人の任命と、拒否した理由の開示を求めている。対する政府は「手続きは終了した」と取り付く島もない。

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