老い
友人たちとのグループライン。
一人が」腰が痛い」とつぶやく。
次々「私も!」が続く。
やがて、
「肩が痛い」「指がこわばる」「なんか耳がね」等々。
子供の結婚や、孫の話。
私はまだ経験はないけれど孫はたいそう可愛いらしい。
最近、一人前が多く感じることが増えた。
盛りの良い一人前になると、食べられてもあとが苦しい。
ムスメのところへ行くのも少し億劫になってきている。
そんなことなかったのに。
ただその分、あまりこだわることが少なくなっているような気がする。
「所詮」とか「今更」という気持ちはないが、良い意味で「折り合い」をつけられるようになったと思う。
あと数年で65歳,
私の中で「60歳」が大きな区切りという位置付けだった。
その頃は、50代の後半はまだ希望も不安もあったけれど、今は65歳になることについてそう思うことはない。
もう少し穏やかな落ちついた気持ちだ。
あまりにも老後とか将来のことについてあれこれ考え過ぎたのかもしれない。
50そこそこで老後が心配、なんて聞くとまだまだ若いのに。まだそう心配しなくても良いのに、とさえ思ってしまう。
孫の話を聞いて、羨ましく感じていたことも、こればかりは自分でどうしようもないことなのだから、とそう気にもならない心持ちだ。
50には50の景色。
60には60になって見える景色があるのだ。
空腹を満たす食事から、美味しいものを少しだけ、になってきたんでしょう。
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