乃木坂46山下美月が明かした“0番”に立つ不安「乃木坂は孤独を孤独にしない」10年後の夢も語る＜スピーチ全文／真夏の全国ツアー2023＞

山下美月が明かした“0番に立つことへの怖さ”

アンコールでは、2023年3月にリリースされた32枚目シングル『人は夢を二度見る』を披露。同楽曲は乃木坂46の次世代を担う3期生・4期生・5期生で構成された初めての表題曲で、3期生の山下と久保史緒里がWセンターを務めた。

パフォーマンス前には、センターを務める山下が代表してスピーチ。

「私はライブの座長をやったのが2021年の『僕は僕を好きになる』の時期にやらせていただいた配信ライブの1度きりだったので、こうやって皆さんの前で1人でお話するっていうのが、実は今まであまりしたことがなかったなと思って」と切り出すと、「今までツアーで座長として引っ張ってきてくださった先輩方とか、同期だったり、ここ数年は後輩たちが引っ張ってくれて、その背中を見ながらいつも『かっこいいな、すごいな』って思っていました」とメンバーへのリスペクトを伝えた。

また、山下は自身がセンターに立つことについて「いざこうやって自分が“0番”に立ってスポットライトを浴びている中で喋っていると、すごく緊張するし、手も震えるし、喉がキュってしまって」と話し、「1人じゃないけど孤独だったり、不安な気持ちをすごく持ちながらお話させていただくこともありました」と告白。

「そんな時にいつも『1人じゃない』と思わせてくれていたのがメンバーのみんなだったり、目の前にいてくださるファンの皆さん」だったと続けると、「乃木坂は孤独を孤独にしないグループだなって、すごくここに立って感じることができました」とグループへの感謝を口にした。

山下美月、グループへの愛語る

さらに山下は、今回のツアーで座長を務めた5期生の井上和について「本当にこの2ヶ月ですごい強くなって、かっこよく頼もしい後輩だなってすごく尊敬している」、アンダーセンターを務めた4期生の松尾美佑について「もう心配いらないくらいそこに立っていて、これからのアンダーライブがすごく楽しみです」と語ると、“キャプテン”として初めてツアーを引っ張った同期・梅澤美波にも「本当に毎日毎日たくさん覚えることがあってすごい重圧だったろうけど、梅がいたからみんなここまで走って来れたんだなってすごく感謝しています」と赤裸々な思いを吐露。

最後には「私はやっぱり今回のツアーで、改めて『乃木坂46が大好きだな』って思えて、そんな大好きなメンバーとファンの皆さんとスタッフさんと一緒に、こうやってみんなで（ツアーを）回れて嬉しかった」と笑顔で語り、「今まで歴史を繋いできてくれた先輩方にも感謝をしたいですし、これから未来を作ってくれる後輩たち、そして今後10年後とかにも神宮に乃木坂46が立てていられたらいいなと思うので、今いる私たちで引っ張っていけたらなと。皆さんと一緒に歴史を繋いでいきたいです」と、グループを率いる3期生としての決意を力強く語った。

乃木坂46“聖地”で「真夏の全国ツアー2023」ツアーファイナル開催

「真夏の全国ツアー2023」は、7月1～7月2日に開催された北海道・真駒内アイスアリーナ公演を皮切りに、全国7ヶ所16公演を実施。世代交代した3期生～5期生メンバーのみでのライブは同ツアーが初めてで、総合計25万人を動員した。

ツアーファイナルとなった東京公演の会場は、2014年に初ライブを行い、以後乃木坂46の“聖地”とも言われる明治神宮野球場。同会場での4日間開催は過去最長となった。

なお、4期生の掛橋沙耶香、5期生の川崎桜（※「崎」は正式には「たつさき」）はケガの治療の為、4期生の林瑠奈、5期生の岡本姫奈は活動休止中のため欠席となり、同公演は32人のメンバーで行われた。（modelpress編集部）

山下美月スピーチ全文

皆さんありがとうございます。メンバー近くまで来たでしょうか？ありがとうございます。すごい盛り上がりで、私たちもとっても嬉しくなりました。

今日でツアーも最終日ということで、神宮に立つのも今年は今日が最後ですね。今年の乃木坂の夏も今日で終わってしまうんだって、今日1曲1曲噛み締めながら、寂しさと達成感と、色んな気持ちが溢れながらパフォーマンスさせていただきました。

私はライブの座長をやったのが2021年の『僕は僕を好きになる』の時期にやらせていただいた配信ライブの1度きりだったので、こうやって皆さんの前で1人でお話するっていうのが、実は今まであまりしたことがなかったなと思って。今までツアーで座長として引っ張ってきてくださった先輩方とか、同期だったり、ここ数年は後輩たちが引っ張ってくれて、その背中を見ながらいつも「かっこいいな、すごいな」って思っていました。

でも、いざこうやって自分が0番に立ってスポットライトを浴びている中で喋っていると、すごく緊張するし、手も震えるし、喉がキュってしまって。1人じゃないけど孤独だったり、不安な気持ちをすごく持ちながらお話させていただくこともありました。でも、そんな時にいつも「1人じゃない」と思わせてくれていたのがメンバーのみんなだったり、目の前にいてくださるファンの皆さんであって、乃木坂は孤独を孤独にしないグループだなって、すごくここに立って感じることができました。

ツアーを今回引っ張ってくれた（井上）和も、本当にこの2ヶ月ですごい強くなって、かっこよく頼もしい後輩だなってすごく尊敬しているし。アンダーセンターを務めている（松尾）美佑も、もう心配いらないくらいそこに立っていて、これからのアンダーライブがすごく楽しみですし。

そして初めてツアーを引っ張ってくれたキャプテンの梅（梅澤美波）も、本当に毎日毎日たくさん覚えることがあってすごい重圧だったろうけど、梅がいたからみんなここまで走って来れたんだなってすごく感謝しています。それ以外のメンバーにも全員感謝しているし、私たちをいつも裏で支えてくださっているスタッフの皆さんにも、そして私たちをアイドルにしてくれて、たくさんの声援だったり、ペンライト、本当に毎日毎日たくさんの応援の声が届いています、ファンの皆さんに、心からの感謝を伝えたいです。いつもありがとうございます。

ありがとうございます。

私はやっぱり今回のツアーで、改めて「乃木坂46が大好きだな」って思えて、そんな大好きなメンバーとファンの皆さんとスタッフさんと一緒に、こうやってみんなで（ツアーを）回れて嬉しかったです。ここにメンバーで立っていない子も今いるんですけど、全員でやっぱり私たちは乃木坂46なので、今まで歴史を繋いできてくれた先輩方にも感謝をしたいですし、これから未来を作ってくれる後輩たち、そして今後10年後とかにも神宮に乃木坂46が立てていられたらいいなと思うので、今いる私たちで引っ張っていけたらなと。皆さんと一緒に歴史を繋いでいきたいです。

これからも乃木坂46の応援をよろしくお願いします。

（会場から大きな拍手）

ありがとうございます。来年も乃木坂46が神宮のステージに立てることを祈って、次の曲を歌わせてください。