MENU
Mii(みぃ)
日本紅茶協会認定ティーアドバイザー
年間1000杯以上&300種類以上、毎日違う紅茶を飲むことで有名な大の紅茶愛好家!
最高の20代を過ごすため、仕事と育児を両立しつつ紅茶だけでなく洋食器やアンティークについても日々勉強しています。
ティーアドバイザー、紅茶インフルエンサー。
お仕事のご依頼はお問い合わせフォームからお願いします✉️
アーカイブ
お問い合わせ

    【プレミアムの方が美味しいの?】ルピシア「ダージリンセカンドフラッシュ2023」のスタンダードとプレミアムの違いは?プレミアムにする価値はある?結局どっちを買えばいいの?気になるポイントを徹底比較レビュー!

    こんにちは、ティーアドバイザーのMii(みぃ)@mii_teaparty です!

    今回は、ルピシア「ダージリンセカンドフラッシュ2023」「ダージリンセカンドフラッシュ2023 プレミアム」をレビューしその違いを徹底比較します!(※本記事では、略称として「スタンダード」および「プレミアム」と記載することもあります。)

    ・「ダージリンセカンドフラッシュ2023」と「ダージリンセカンドフラッシュ2023 プレミアム」はどんな紅茶?
    ・スタンダードとプレミアムでは、価格が500円(1杯あたり25円)の違いがあるけど、そこにそれだけの価値があるの?
    ・結局スタンダードとプレミアムどっちを買ったらいいの?

    これらが少しでも気になった皆様のために、スタンダードとプレミアムの気になるポイントを比較しつつ徹底解説しているので、ぜひお買い物の際の参考にしてくださいね!
    また、最後のまとめでは、普段紅茶を飲まない夫に飲んでもらった感想なども載せているので、普段からあまり紅茶を飲まない方も是非最後までご覧ください!

    YouTubeでも紹介しているので、こちらの動画もご覧ください!
    「Miiのお茶会チャンネル」では毎週金曜日に、紅茶に関する動画をアップしています。
    気になる紅茶の情報をたくさんお届けしているので、ぜひチャンネル登録してください♪

    目次

    そもそもダージリンとは?

    ダージリンは、中国のキームン、スリランカのウバと並び、世界三大銘茶に数えられる紅茶のひとつです。
    インドの北東部に位置するダージリン地方で収穫され、独特の香りや味わいから「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。

    セカンドフラッシュとは?

    ダージリンは春・夏・秋の年に3回 旬を迎えその収穫時期によって茶葉の色や水色(すいしょく)、香り、味わいが大きく異なり、それぞれ全く違った味わいを楽しめるのが大きな魅力です。

    3月〜4月頃の、春にとれた茶葉はファーストフラッシュ
    5月〜6月頃の、夏にとれた茶葉はセカンドフラッシュ
    10月〜11月頃の、秋にとれた茶葉はオータムナル
    と呼ばれています。

    その中でもセカンドフラッシュは、別名「紅茶の女王」と称えられており、マスカテルフレーバー」と呼ばれる、マスカットのような爽やかな風味が感じられるのが魅力の紅茶です。

    商品情報

    出典:ルピシアオンラインストア

    ルピシアでは、さまざまな種類のダージリンセカンドフラッシュが販売されており、オリジナルブレンドをはじめ、「シングルエステート」と言われる単一茶園・単一茶葉の紅茶も販売されています。
    それらの茶葉は全て「香り」と「味わい」で区別されており、上図のチャートのように分類されます。

    果実のような香り」と「花のような香り」では同じダージリンセカンドフラッシュでも違った印象を受けますので、ペアリングをするスイーツを変えてみたり、飲み比べをしたりと、ぜひ好みや気分に合わせて選んでみてくださいね!

    今回は、2023年夏摘みのダージリンセカンドフラッシュの中から、ルピシアオリジナルブレンドである「ダージリン セカンドフラッシュ2023」と、そのワンランク上の商品である「ダージリン セカンドフラッシュ2023プレミアム」について解説していきます。

    ダージリン セカンドフラッシュ2023

    商品名ダージリン セカンドフラッシュ 2023
    内容量・価格50g 袋入り 1,500円(税込)/ 缶入り 缶入 1,830円(税込)/ TB10個入 1,500円(税込)

    夏摘み紅茶ならではの豊かな香りと味わいがバランス良く調和。旬の風味を存分に楽しめるオリジナルブレンド。

    ルピシア オンラインストアより

    こちらはルピシアのダージリンセカンドフラッシュの中でも、2023年に収穫された複数の茶園の茶葉をバランスよくブレンドした紅茶です。上記チャート表の中央にもあることから分かる通り、数あるブレンド、シングルエステートの中でも、スタンダードな香りや味のダージリンセカンドフラッシュだと言えると思います。
    そのため、ダージリンセカンドフラッシュを初めて飲むという方も楽しめるよう、飲みやすい味わいと香りに調整されています

    ダージリン セカンドフラッシュ2023 プレミアム

    商品名ダージリン セカンドフラッシュ プレミアム 2023
    内容量・価格50g 袋入り 2,000円(税込)/ 缶入り 缶入 2,330円(税込)

    果実を思わせる甘く芳醇な香りと重厚な味わい。上質な夏摘み紅茶のみを使用したオリジナルブレンド。

    【お茶の説明】
    2023年のダージリン夏摘み紅茶から、特に香りと味わいに上質感のあるお茶を厳選した、贅沢なルピシアオリジナルのプレミアムブレンドです。
    ダージリン夏摘みならではの芳醇な香りとコク、濃密な味わいがしっかりと感じられます。鮮やかで美しい水色も魅力です。
    まさにダージリン夏摘み紅茶の王道の味わいを体現していますので、季節の贈りものなどにもぜひご利用ください。

    ルピシア オンラインストアより

    こちらは、ダージリン セカンドフラッシュ 2023のプレミアムバージョンです。ダージリン セカンドフラッシュ 2023の茶葉とは違い、上質な茶葉を使用したブレンドになっています。

    そのため、価格も通常のものに比べて500円高くなっています。一杯当たりに換算すると、約25円の差なのでわずかな金額かもしれませんが、「プレミアム」と銘打ってるということで、スタンダードタイプのものと比べてどんな違いがあるか気になりますよね。

    Q1. スタンダードとプレミアムでは、飲み比べた際に明確な差を感じる?
    Q2. 上質な茶葉って言ってるけど、実際にこの金額に見合った差はあるの?
    Q3. 結局スタンダードとプレミアムのどっちを買ったらいいの?

    ということに注目して、徹底的に比較レビューやっていきたいと思います!

    商品比較レビュー

    茶葉

    茶葉の状態では、スタンダードもプレミアムもほとんど同じように見えますが、肉眼で見ると、「ダージリンセカンドフラッシュ2023」は少し緑っぽい色をしており、「ダージリンセカンドフラッシュ2023 プレミアム」は茶色がかった色をしています。

    紅茶は、製茶する際に発酵させる工程があるのですが、発酵が進むにつれて緑色の葉っぱから茶色の葉っぱに変化していきます。発酵度合いが強いほど、コクや渋み、香りがぐっと増していきます。

    このことから推測すると、茶葉の色合いの違いからは
    「ダージリンセカンドフラッシュ2023 プレミアム」のほうが香りや味が濃いのではないか?
    ということが予想されますね。
    ただ、茶葉の色見が違うだけで、そこまで大差があるか?と言われると肉眼でそのように見えるだけなので、ここからは実際に飲んだ時の香りや味わいを基に比較していきたいと思います!

    水色

    水色は、どちらも明るく澄んだオレンジ色です。
    水色ではスタンダードとプレミアムに大きな差は見られませんでした。

    香り

    ダージリン セカンドフラッシュ2023

    ダージリン セカンドフラッシュ2023」は、端的に言うとフルーティーでフラワリーな香りが魅力です。

    トップノート(飲む前の香り)は、フルーティーな優しい香りがします。
    柑橘までいかないけど、それに近いような爽やかで上品な甘い香りです。
    加えて、少し香ばしい香りもします。

    ミドルノート(飲んだ時の香り)は、フルーティーよりもフラワリーな印象が強い香りです。
    鼻腔にホワ〜っと広がるのは、詰みたての草花のようにみずみずしくスッキリした香りです。

    ラストノート(飲んだ後の香り)は、ダージリンセカンドフラッシュの特徴である「マスカテルフレーバー」を感じます。ただ、ほんのり余韻が残る程度のマスカテルフレーバーしか感じないため、ダージリンセカンドフラッシュを飲むならマスカテルフレーバーが強く香ってほしいと思っている私にとっては、そこが少し残念ポイントでした。

    チャート表からも分かる通り、「ダージリン セカンドフラッシュ2023」は果実のような香りと花のような香りの中間に位置していますが、実際に飲んでみた感想としては、決して「どっちつかずで特徴がない」というわけではなく、「フルーティーさとフラワリーさの両方を持ち合わせている」ので、まさに表のど真ん中に位置しているスタンダードと言える紅茶になっていました!

    ダージリン セカンドフラッシュ2023 プレミアム

    ダージリン セカンドフラッシュ2023 プレミアム」は甘く香ばしい香りが強く、スタンダードタイプと比べてより香りが豊かです。

    トップノート(飲む前の香り)は、スタンダードよりもフルーティー感を強く感じることができ、スタンダードとは明らかに違うのがよく分かります。
    さらに甘く香ばしい香りが増して、より香り全体が豊かに感じられます。

    ミドルノート(飲んだ時の香り)は、フルーティー感よりもフラワリー感を感じたスタンダードとは異なり、トップノートで感じたフルーティー感が口に含んだ時や鼻に抜ける時に、セカンドフラッシュ特有のマスカテルフレーバーを伴ってブワッとさらに広がっていきます。チャート表にもある通りフラワリー感というよりは、フルーティー感をとても強く感じることができました。

    ラストノート(飲んだ後の香り)は、スタンダードではあまり感じられなかったマスカテルフレーバーの爽やかさが増していて、しっかり余韻が残ります

    トップノートに関しては、普段からダージリンをよく飲む方であれば、プレミアムの豊かな香りがより楽しめると思いますが、あまり飲まない方からすると、わずかな差なのであまり違いを感じられないかもしれません。
    むしろスタンダードの方がフラワリー感があっていい香りだと思われる方もいらっしゃると思います。
    ただ、ミドルノートとラストノートに関しては、明らかにプレミアムの方が香り高く、ダージリンセカンドフラッシュの良さを感じることができました!

    味わい

    ダージリン セカンドフラッシュ2023

    ダージリン セカンドフラッシュ2023」は、程よいコクと渋みのミディアムボディで、バランスの取れた味わいの紅茶です。

    スッキリとしたキレのいい渋みで、カップ一杯飲み切っても渋みの素であるタンニンが舌に残る感じがなく、軽やかな飲み心地です。
    ただ、ダージリンセカンドフラッシュの最大の特徴である「マスカテルフレーバー」があまり強くないため、それを求めている人にとっては少し物足りないかもしれません。

    その点を気にしない、もしくはあまりダージリンを飲み慣れていない方であれば、充分に美味しいと言える紅茶でしょう。

    オススメ度:

    また、ダージリンセカンドフラッシュに共通して言えることですが、こちらのスタンダードもやはりミルクティーにはあまり向いていません
    コクや渋みが少なくスッキリしすぎているので、紅茶が牛乳に負けてしまい、薄味に感じてしまいます…。

    逆に、アイスティーにするとキレの良い渋みが際立って、より爽やかさが増すので、暑い日はアイスティーで飲むのもオススメです!

    ダージリン セカンドフラッシュ2023 プレミアム

    ベースの香りや味わいは同じですが、スタンダードタイプの「ダージリンセカンドフラッシュ2023」に比べて、こちらの「ダージリンセカンドフラッシュ2023 プレミアム」のほうが、口に含んだ時により香りがブワッと広がり、豊かに感じられます

    また、コクと渋みが増して、キレの良い口当たりになっています。
    渋みが増したといっても、嫌な感じではなく、ほのかな甘さをキュッと絞ってくれるような、紅茶を飲んだ時の爽快度が上がるような渋みになっています。朝に飲むと、爽やかに目覚めることができそうな味わいです。

    また、スタンダードタイプの「ダージリンセカンドフラッシュ2023」は軽やかな飲み心地でしたが、比較するとこちらのプレミアムはやや重めの飲み心地で、タンニンが舌に残るような感じがしっかりあります。
    ほのかな甘みもあり、フルーティーな香りと後を引く渋みで後口がとても爽やかです。

    ダージリンセカンドフラッシュ特有のマスカテルフレーバーもしっかり感じられるため、普段からダージリンを飲み慣れた方も十分満足できる味わいになっています。

    オススメ度:

    おすすめペアリング

    「ダージリンセカンドフラッシュ2023」は スタンダードでもプレミアムでも、スコーンやフィナンシェなどの焼き菓子と一緒にいただくペアリングがオススメです!
    ダージリンセカンドフラッシュのコク深くキレのいい渋みが、焼き菓子の素朴な甘みをより風味豊かにしてくれるので、何も入っていないプレーンタイプのシンプルな味わいのお菓子のほうが、ダージリンの香りや味わいを楽しめます。

    逆に、チョコレート系のスイーツはあまり合いません…。
    紅茶とスイーツ、類似している味わいなら相乗効果があったり、真逆の味わいなら互いに補い合ったりするのですが、フルーティーで芳醇なダージリンセカンドフラッシュと、濃厚な甘さで風味の主張が強いチョコレートでは、方向性がバラバラでペアリングがうまくいきませんでした。

    しかしお食事だと意外にも、ステーキや焼肉といった味の濃いお肉料理が良く合います!

    特に「ダージリンセカンドフラッシュ2023 プレミアム」は程よい渋みがあるので、お肉料理を食べた後の、油や、塩味、スパイスでこってりしたお口をサッパリ洗い流してくれます。
    また、お肉の味わいを邪魔するような強すぎる風味もないので、食事中に飲んでも違和感なく次の一口に移れます。
    ペアリング自体を楽しむというより料理の引き立て役になってくれるので、食事の際にも大活躍すること間違いなしです!
    この夏は定番のワインではなくプレミアムのアイスティーをお供に、一味違うディナータイムを演出してみてもいいかもしれませんね!気になった方は是非ペアリングしてみてはいかがでしょうか!

    まとめ

    ルピシアのダージリンセカンド2023 スタンダードなタイプとプレミアムについて比較しました。

    ダージリンセカンドフラッシュ2023ダージリンセカンドフラッシュ2023 プレミアム
    オススメ度
    フルーティーさとフラワリーさの両方を持ち合わせている
    「マスカテルフレーバー」はあまり強くない
    香りフルーティーで甘く、少し香ばしい
    「マスカテルフレーバー」がしっかり感じられる
    ・程よいコクと渋み
    ・スッキリとしたキレのいい渋み
    ・軽やかな飲み心地
    味わい・コクと渋みが増して、ほのかな甘みもある
    ・フルーティーな渋みで後口が爽やか
    ・やや重めの飲み心地
    ダージリン初心者さんこんな人にオススメダージリンを飲み慣れている人

    Q1. スタンダードとプレミアムでは、飲み比べた際に明確な差を感じる?
    A1. 香りと味わいで明確な違いがある。プレミアムは、スタンダードよりもより華やかさを感じる。ほのかな甘みと、それを絞るような爽快な渋みがあり、マスカテルフレーバーも十分感じるので、飲んでいてとても気持ちいい。

    Q2. 上質な茶葉って言ってるけど、実際にこの金額に見合った差はあるの?
    A2. 価格差が500円(1杯あたり25円)あるが、その金額に見合った明確な差がある。どちらも美味しい紅茶なので、飲み比べをして自分のお気に入りを探すのもいいかも!

    Q3. 結局スタンダードとプレミアムのどっちを買ったらいいの?
    A3. ダージリン初心者ならスタンダードを、飲み慣れている人ならプレミアムを選ぶのがオススメ!
    ※ダージリン初心者であっても、香りが芳醇なセカンドフラッシュを飲みたい!と思っている方は、マスカテルフレーバーが強いプレミアムを選んだ方が幸せになれると思います!

    ちなみにですが、普段あまり紅茶を飲まない夫にも飲ませてみたところ、

    飲み比べてみるとプレミアムの方が断然美味しいけど、スタンダードでも十分美味しいと思う。飲み比べずにスタンダードをプレミアムと言って出されたら絶対分かんないね。

    と言っていたので、スタンダードとプレミアムはどちらも美味しい紅茶であると言えると思います!

    どちらか1つを買うもよし、両方を買って飲み比べてみるもよし、のとても出来の良い紅茶だと思うので、本ブログの表や比較内容を参考にして、是非ご自身のお気に入りを見つけてみてくださいね♪

    ちなみに、ルピシア ダージリンファーストフラッシュのブレンド4種比較レビューもやっているので、気になった方はぜひこちらもご覧ください♪

    他にもいろいろな紅茶をたくさん紹介しているので、紅茶の最新情報が知りたい方は、ぜひ当ブログのブックマーク(お気に入り登録)と、MiiのTwitterInstagramYouTubeのフォローをしてください!

    ランキング参加中(1日1クリックして応援お願いします!)

    にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!

    この記事を書いた人

    Miiのアバター Mii 日本紅茶協会認定 ティーアドバイザー

    年間1000杯以上&300種類以上、毎日違う紅茶を飲むことで有名な大の紅茶愛好家!最高の20代を過ごすため、仕事と育児を両立しつつ紅茶だけでなく洋食器やアンティークについても日々勉強しています。ティーアドバイザー、紅茶インフルエンサー。お仕事のご依頼はお問い合わせフォームからお願いします✉️

    コメント

    コメントする

    目次