神からの守り
神を愛する人はすべて神に守られ、神に逆らう者は退けられる。
今日の詩編(詩編145.17+18,19+20)はこのように歌われます。しかし実際には、神を愛するための行動のために苦しみを背負うこともあるでしょう。反対に、神に逆らう生き方をしていながら、富や利益を手にしている人も少なくありません。
神に守られている、神から退けられているというのは、必ずしも現世的な幸不幸と一致するものではないのだと思います。かといって、神の愛に従うとは、ひたすら苦しみに耐えることであるというわけでもないように思います。
神を愛することで得られる守りとはどのような感覚なのか、それは祈りの中で識別し、味わうことができるのではないでしょうか。私たちは、自分でも気付いていないような幸福に気付くことができるのではないでしょうか。