永遠の模範
「しかし、兄弟たち、なおいっそう励むように勧めます。そして、わたしたちが命じておいたように、落ち着いた生活をし、自分の仕事に励み、自分の手で働くように努めなさい。」
今日の第一朗読(.謄汽蹈縫4.9-11)で、パウロはこのように書いています。「テサロニケの教会への手紙 廚魯僖Ε蹐最初に書いた手紙だと言われています。長さもそれほど長くはありません。
その内容は、教会での祈り方、教会生活というよりは、主に、キリスト者としてどのように日々の生活を送るかについて記されています。
もちろん、初代教会でも皆で集まって祈る習慣はあったでしょう。現代のミサと同じ「パン裂き」という交わりもあったようです。しかし、生まれたばかりの教会では、今のようには、信仰生活と社会生活という区別はなかったのではないでしょうか。
イエスを直接知る人がまだ大勢生きていたこの時代、イエスと弟子たちの日常生活こそが教会そのものだったのではないでしょうか。それはごく自然な、喜びにあふれた日々だったのでしょう。それこそが、教会の、そしてキリスト者の、永遠の模範なのではないでしょうか。