日々新しく
「古い人をその行いと共に脱ぎ捨て、造り主の姿に倣う新しい人を身に着け、日々新たにされて、真の知識に達するのです」
今日の第一朗読(コロサイ3.1-11)にはこのように書かれています。「新しくされる」とは一回限りのことではありません。採れたての野菜もすぐに鮮度が落ちていくように、新しさとは長持ちするものではないのです。
一度教会の門をくぐれば、洗礼を受けてしまえば、永遠に新しい人でいられるということはありません。人の心は弱いものです。感動は薄れ、決意は揺らぎます。そして、悪は常に誘惑の機会を伺っています。
だからこそ、私たちは、日々新しくされなければならないのです。人と出会って胸を高鳴らせ、神と出会って祈りのうちに語らい、心を瑞々しい感動で満たしていたいものです。