神に依り頼む
主に依り頼む人は真理を悟り、信じる人は主の愛のうちに主と共に生きる。
今日の第一朗読(知恵3.1-6,9)にはこのように書かれています。主、すなわち神に依り頼む人は、何故、真理を悟ることができるのでしょうか。
人が自分以外の誰かに依り頼むのは、自分の力だけでは自分を救えないと気づいた時ではないでしょうか。それは、自分の弱さに気づき、認めることができた時とも言えるでしょう。
そして誰も、自分を救うことができない、救うつもりがないと見なす相手に依り頼むことはしないでしょう。つまり、神に依り頼む人は、神なら自分を救うことができると信じている、少なくとも、救ってくださることに望みをかけているわけです。
自分は自分一人さえ救えないほど弱い。そして、神は必ず自分を救ってくださる。神に依り頼むとは、そんな真理を証しする行動なのではないでしょうか。