ゴッホが見た世界 [見る]
統合失調症の人が見る世界の詳細な情報を知る機会はほとんどありませんが、草間彌生と並ぶ統合失調症の
画家の作品は見る事が出来ます。
ゴッホの作品。初期の作品は特別な部分はありません。何故か人物の顔に非常に惹かれていた様です。
タッチが変わるのが、自画像を描き始めてから。作風を変える為の習作と言うより、見え方が変化する
自分の顔、その瞬間を何とか再現しようと苦闘しているように感じます。
それから、どんどん筆致が激しくなり、死後有名になる作品を次々書き始めました。
ついに幻聴に耐えかね自分の耳を切り落とすと、病状が一旦収まったのでしょうか。耳を治療中の自画像は
とたんに静かな筆致となります。
しかし、その病状は一進一退の様で、その画風は時期により激しくなり、また収まりをくり返した後
亡くなりました。
画家は技術技法で表現をすると言います。一方草間彌生さんは見えたとおりに作ると言います。
ゴッホもまた自分が見えた世界を何とか伝えたくて書き続けたのではないでしょうか。
ゴッホは短命に終わりましたが、草間彌生さんは病院に住みケアを受け続け現在もご健在です。
自閉症が統合失調症と親戚筋である事は何度も述べてきました。自閉症と統合失調症の区別が出来ない
精神科医がいる事も事実です。自閉症は生まれつきの障害でどうしようもありません。
しかし統合失調症は正常な人が罹患する病気です。キチンと診断投薬を受ければ、社会復帰出来ます。
そして何の投薬も受けなければ、ゴッホの様に短命に終わる事もあるのです。
治る病気統合失調症と、治らない障害自閉症・アスペルガー症候群を見極める為にも正確な診断が
必要なのです。
先ずキチンと病院へ行って診察して貰って下さい。
動画もみてね
【自閉症テレビ32】役割演技知ってる?
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