「犬神家の一族」歴代作品キャスト比較
【原作】
横溝正史による長編推理小説で、
金田一耕助シリーズの1つ。
同シリーズの「八つ墓村」と並び、映像化作品が多い。
<映画 3作>1954年、1976年、2006年。
<テレビドラマ 8作>
1970年、1977年、1990年、1994年、
2004年、2018年、2020年、2023年。
6作品のキャストを比較してみました。
【キャスト比較表】
1976年映画
金田一耕助=石坂浩二。監督 市川崑。
1976年10月公開。配給収入は15億6000万円。
原作者の横溝正史が那須ホテル主人役で、
製作総指揮の角川春樹が刑事役で出演している。
1978年テレビで初放送された際、
視聴率は40.2%だった。
1977年ドラマ
1977年4月、TBS系列で1時間枠で
毎週土曜 全5回で放送。
初放映時の最高視聴率40.2%。
ドラマ「横溝シリーズ」「金田一耕助シリーズ」で
多くを金田一耕助を演じた古谷一行が
初めて金田一を演じた作品。
2004年ドラマ
2004年4月、フジテレビの2時間枠で放送。
金田一耕助役は稲垣吾郎。
香琴役の岸田今日子は1976年映画で同役で出演。
梅子役の佳那晃子は1976年映画で菊乃役で出演。
(※旧芸名の大関優子で出演)
2006年映画
2006年12月公開。
1976年映画の同監督・同主演でリメイク。
大滝秀治も1976年映画と同じ役で出演。
加藤武も名字は違うが同じ役の署長役で出演。
佐清役の尾上菊之助は、松子役の富司純子の実の長男。
制作条件として、市川監督は金田一役は石坂とし、
プロデューサーは珠世役は松嶋菜々子をと主張した。
1976年版を完全収録し、
2006年版と徹底比較できるマルチアングル機能付き。
監督ドキュメント、未公開シーン、メイキング等あり。
2018年ドラマ
金田一耕助役・加藤シゲアキ。
2018年12月、
フジテレビでスペシャルドラマとして放送。
2023年ドラマ
金田一耕助役は吉岡秀隆。
吉岡はNHK制作の『金田一耕助シリーズ』では
「悪魔が来りて笛を吹く」「八つ墓村」に次ぎ
3作目の金田一役となる。
<横溝正史 金田一耕助シリーズ関連記事>
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