日沈み行く釧路湿原2017 2018.01.22
2018年 01月 22日
晴。
関東地方では4年ぶりの大雪とのこと。こちらは明日にまとまった雪が降るらしい。
この2日間は精神的にかなり落ちている。こんなに鬱状態になっているのは本当に久しぶりだ。私は軽い双極性障害(躁うつ病)を持っているので、今はうつの状態が強く出ているのもあるが、今回原因ははっきりとしている。
それは「深刻な予算不足」なのだ………
個展を1週間前にして本当に困っている。本当はあと数点の額縁を用意して最新作も出し個展を開始したかったのだが、額縁を買う予算すら無い… 貯金も底をついている。
最後の手段だと思ってカードローン会社にも話を聞いてみたのだが、「画家」という仕事では信頼に欠けるためお金を貸してくれないらしい。
普段はありがたいことに毎月数点のペースで絵が売れて生活は何とか成り立っているのだが、実は今月に入ってからは1枚しか売れておらず、今までの少ない貯蓄で何とかやり繰りしていたのだが、個展に多くの予算を費やしてしまうため一気に財布の中が空となった。
病院代や食費等、最低限のお金だけは残しておかなくてはならないのでこれ以上使う訳にもいかない。
私とは比べ物にならない程の大物作家さんでも金欠で困っているという話はよく耳や目にするが、この業界は本当に厳しいということを身を持って体感している。ゴッホですら、生前はほとんど売れてないのだから…
「それなら、額縁に入れずに出展してみては?」と言う声も聞こえてきそうだが、実は何年も前にそれを実行してみたこともあるのだが、大物の先生から酷く叱られてしまった。「お客様にお見せするのに裸のままでは失礼にあたる」と言うような理由だった。
確かに全国色々な画材ショップや画廊でキャンバス剥き出しの絵が販売されていることを何度も見たことはあるのだが、どれもぞんざいな扱いだし当然絵の価値も低い。
余程の意図がある場合を除いて、私は自分の絵に関しては必ず額縁に入れようと心に決めている。
今は、うつの影響もあり作り笑いすらできない位に落ち込んでいるが、何とか金銭面も含めて抜け出したいと思っている。
個展では多くのお客様がお見えになる予定なのに、くたびれた顔で対応する訳にはいかない。
あと1週間。何とかしよう。
前置きが長くなってしまったが、今日は予告通り、絵の紹介だ。
絵のタイトルは「日沈み行く釧路湿原2017」。北海道東部、釧路町の釧路湿原をイメージしたアクリル画。
昨年の秋に描いた作品である。
この前に描いた「晩秋の釧路湿原2017」からヒントを得て描いた作品である。
タンチョウを描いたのだから、今度はエゾシカを描きたい。そのような想いから描くに至った。
ただ、新作を描くのだから色合いも少し変えようということで、「黄色」から「オレンジ色」を主体とした画面作りとした。
そして「その色だったら夕日も描きたい」と言うことになり、夕日を描き入れることも実行してみた。
結果として、全然違った絵となってしまったのだが、原形はあくまでも「晩秋の釧路湿原2017」である。
エゾシカについてだが、あえて写実には描かずに、少しコミカルに描いてみた。
技術的なことを言えば、いつもの通り下描きは一切せずに「色と塗りの偶然性を活かして」描いている。下描きをすると「塗り絵」になってしまうという自論がある。極力は下描きをせずに筆のタッチで生み出された偶然性を尊重しながら画面構成をしたいのだ。
ちなみにこの作品については、額縁も用意してあるので安心して個展に出すことができる。
今日は新作用のキャンバスを買いに、いつもの佐藤紙店さんを訪ねた。
すると…。
写真では見にくいが、玄関の一番目立つところに私の個展のポスターを貼って戴いたことに気が付いた。
佐藤紙店さんは、北海道道東地方で最も老舗の画材店である。数えきれないほどの作家さんや美術部の学生さんがお客様にいる。尊敬する佐々木榮松先生の作品などが販売されている由緒あるお店だが、私のことを少しリスペクトしてくださっているのを感じ取ることができた。
本当に嬉しかった。
今まではお話を戴くだけだったが、老舗に少しは認めて戴けたのかもしれない。
おこがましいが、そんなことを感じ取ることができた。
私なんかで宜しければ、今後も末永くお付き合いをさせて戴きたいと思っている。
改めまして本当にありがとうございます。うつ状態であったが気分が上昇する出来事であった。
さて、今日のブログの最後に…
冒頭でも書いた通り、究極の資金難です! 何名かにスポンサーになって戴きましたが、まだそれでも足りない状態にあります。
今回の個展が終わり次第、間を空けること無く次の個展が始まります。
なかなか無いチャンスですから、どちらも絶対に成功させたいと思っております。
どうか、応援して戴ければ幸いです。
作品搬入まであと4日。個展初日まであと1週間。
多忙なため、この間にブログをアップできるかは分からないが、書くことができそうであれば、絵の紹介や搬入作業の状況等、色々と記事にしていきたいと思っている。
お金にも少し余裕ができ、再び温泉ブログをアップできるようになる日を心より楽しみにしている。
来月こそは……
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関東地方では4年ぶりの大雪とのこと。こちらは明日にまとまった雪が降るらしい。
この2日間は精神的にかなり落ちている。こんなに鬱状態になっているのは本当に久しぶりだ。私は軽い双極性障害(躁うつ病)を持っているので、今はうつの状態が強く出ているのもあるが、今回原因ははっきりとしている。
それは「深刻な予算不足」なのだ………
個展を1週間前にして本当に困っている。本当はあと数点の額縁を用意して最新作も出し個展を開始したかったのだが、額縁を買う予算すら無い… 貯金も底をついている。
最後の手段だと思ってカードローン会社にも話を聞いてみたのだが、「画家」という仕事では信頼に欠けるためお金を貸してくれないらしい。
普段はありがたいことに毎月数点のペースで絵が売れて生活は何とか成り立っているのだが、実は今月に入ってからは1枚しか売れておらず、今までの少ない貯蓄で何とかやり繰りしていたのだが、個展に多くの予算を費やしてしまうため一気に財布の中が空となった。
病院代や食費等、最低限のお金だけは残しておかなくてはならないのでこれ以上使う訳にもいかない。
私とは比べ物にならない程の大物作家さんでも金欠で困っているという話はよく耳や目にするが、この業界は本当に厳しいということを身を持って体感している。ゴッホですら、生前はほとんど売れてないのだから…
「それなら、額縁に入れずに出展してみては?」と言う声も聞こえてきそうだが、実は何年も前にそれを実行してみたこともあるのだが、大物の先生から酷く叱られてしまった。「お客様にお見せするのに裸のままでは失礼にあたる」と言うような理由だった。
確かに全国色々な画材ショップや画廊でキャンバス剥き出しの絵が販売されていることを何度も見たことはあるのだが、どれもぞんざいな扱いだし当然絵の価値も低い。
余程の意図がある場合を除いて、私は自分の絵に関しては必ず額縁に入れようと心に決めている。
今は、うつの影響もあり作り笑いすらできない位に落ち込んでいるが、何とか金銭面も含めて抜け出したいと思っている。
個展では多くのお客様がお見えになる予定なのに、くたびれた顔で対応する訳にはいかない。
あと1週間。何とかしよう。
前置きが長くなってしまったが、今日は予告通り、絵の紹介だ。
絵のタイトルは「日沈み行く釧路湿原2017」。北海道東部、釧路町の釧路湿原をイメージしたアクリル画。
F4号サイズ 価格 お問合せください。
額装した上でお送り致します。遠方の場合、送料は着払いにてお願い致します。
アドレス mugennnihirogarudaiutyuu@msn.com
昨年の秋に描いた作品である。
この前に描いた「晩秋の釧路湿原2017」からヒントを得て描いた作品である。
タンチョウを描いたのだから、今度はエゾシカを描きたい。そのような想いから描くに至った。
ただ、新作を描くのだから色合いも少し変えようということで、「黄色」から「オレンジ色」を主体とした画面作りとした。
そして「その色だったら夕日も描きたい」と言うことになり、夕日を描き入れることも実行してみた。
結果として、全然違った絵となってしまったのだが、原形はあくまでも「晩秋の釧路湿原2017」である。
エゾシカについてだが、あえて写実には描かずに、少しコミカルに描いてみた。
技術的なことを言えば、いつもの通り下描きは一切せずに「色と塗りの偶然性を活かして」描いている。下描きをすると「塗り絵」になってしまうという自論がある。極力は下描きをせずに筆のタッチで生み出された偶然性を尊重しながら画面構成をしたいのだ。
ちなみにこの作品については、額縁も用意してあるので安心して個展に出すことができる。
今日は新作用のキャンバスを買いに、いつもの佐藤紙店さんを訪ねた。
すると…。
佐藤紙店さんは、北海道道東地方で最も老舗の画材店である。数えきれないほどの作家さんや美術部の学生さんがお客様にいる。尊敬する佐々木榮松先生の作品などが販売されている由緒あるお店だが、私のことを少しリスペクトしてくださっているのを感じ取ることができた。
本当に嬉しかった。
今まではお話を戴くだけだったが、老舗に少しは認めて戴けたのかもしれない。
おこがましいが、そんなことを感じ取ることができた。
私なんかで宜しければ、今後も末永くお付き合いをさせて戴きたいと思っている。
改めまして本当にありがとうございます。うつ状態であったが気分が上昇する出来事であった。
さて、今日のブログの最後に…
冒頭でも書いた通り、究極の資金難です! 何名かにスポンサーになって戴きましたが、まだそれでも足りない状態にあります。
今回の個展が終わり次第、間を空けること無く次の個展が始まります。
なかなか無いチャンスですから、どちらも絶対に成功させたいと思っております。
どうか、応援して戴ければ幸いです。
■■個展スポンサー様・個展お手伝いさん募集しております■■
前回の個展から、ささやかながらお礼の品を贈呈させて戴いております。
1000円~
ポストカード化した作品からランダムで1枚お送りさせて戴きます。(直筆サインが欲しい場合はお入れ致します)(250円相当のお礼になります)
5000円~
ポストカード化した作品からランダム7枚セットでお送りさせて戴きます。(直筆サインが欲しい場合はお入れ致します)(1750円相当のお礼になります)
10000円~
ポストカード化した作品からランダム10枚セットと、お好きな作品のシルクスクリーン(複製画のようなもの・小サイズ)をお送りさせて戴きます。(約8500円相当のお礼になります)
20000円~
ポストカード化した作品からランダム10枚セットと、お好きな作品のシルクスクリーン(複製画のようなもの)をお送りさせて戴きます。(約14500円相当のお礼になります)
50000円~
ポストカード化した作品からランダム10枚セットと、お好きな作品のシルクスクリーン2点(複製画のようなもの)をお送りさせて戴きます。(約26500円相当のお礼になります)
70000円~
ポストカード化した作品からランダム10枚セットと、お好きな作品のシルクスクリーン3点(複製画のようなもの)、更に地元釧路の地酒かお菓子をお送りさせて戴きます。(約41500円相当のお礼になります)
※なお、シルクスクリーンについては個展後の制作・発送とさせて戴きます。
その他、ご要望があれば当ブログで個人名・企業名をご紹介致します。
また、お手伝いさんに関してですが、ご飯をご馳走することくらいはできますが、基本的にはボランティアとしてお願いしております。現在1名決まっておりますが、できればもう1名~2名欲しいと思っております。
お手伝いの方は作品の搬入作業、撤収作業、受付とお客様へのご対応が主な仕事です。
1週間のうちに「この曜日とこの曜日だけ」ということでも大変に助かります。
絵に触れてみたいという方、自分もプロになりたいという方、純粋に松本を応援したいという方、心よりお待ちしております。
以上、スポンサーになりたい、お手伝いをしてみたいと言ってくださる方は以下のアドレスへご連絡ください。追ってこちらからご連絡いたします。
mugennnihirogarudaiutyuu@msn.com 松本まで。
作品搬入まであと4日。個展初日まであと1週間。
多忙なため、この間にブログをアップできるかは分からないが、書くことができそうであれば、絵の紹介や搬入作業の状況等、色々と記事にしていきたいと思っている。
お金にも少し余裕ができ、再び温泉ブログをアップできるようになる日を心より楽しみにしている。
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by naokiblog
| 2018-01-22 22:47
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