ほうほう、良い傾向です。

　「6月の伸びは10万5000人に、7月の伸びは15万7000人にそれぞれ下方修正された。20万人を下回るのは3カ月連続となる。8月の失業率は3.8%に上昇した。市場予想は7月と同じ3.5%だった」

　「平均時給の伸びは前月比で0.2%、前年同月比では4.3%となり、それぞれ前月の実績や市場予想を下回った。賃上げ圧力が和らげば米連邦準備理事会（FRB）は利上げを終結しやすくなる」
　ここですよね、大事なのは。賃上げ圧力、とまで言われていました。その解消は何よりの
朗報です。

「労働市場で冷え込みが進行しているようだ。　アトランタ連銀のボスティック総裁は8月31日の講演でこう指摘し、利上げの終了を支持した」
　利上げの終了指示、こういう声上げは貴重です。

　「コロナ禍後の米経済はベビーブーマー世代の早期退職などで人手不足が深刻になり、企業は働き手を確保できない恐怖心もあって求人を増やした。足元では働き手世代の労働参加率が回復したり、移民が増えたりした」

　「金利先物市場は8月31日の時点で、FRBが9月19～20日に予定する次回の米連邦公開市場委員会（FOMC）で政策金利を据え置く確率を9割と見込む。労働市場の沈静化がこのまま進めば、次の11月会合に向けては最後の利上げをするか、このまま利上げを終結するかが焦点になる」
　金利据え置き確率は9割ですか。残りの1割になった時は衝撃ですね。
　これを受けてニューヨーク市場はダウは3桁上げ、ナスダックは微下げとなっています。