日本では補聴器、使いづらい？　今朝の日経から23年9月15日【経済情勢】 : インデックス投資家の老後生活<実践編>

ビジネス1面

「50歳超半分のニッポン（上）
　耳助ける局面スピーカー
　良い音よりも悩み解消」

　私は3年前から補聴器を使用しています。
　愛用、とまでは行きませんが、ないと不便。とくにコロナでマスクやアクリル板などあると、人の声が届いて来ません。無くてはならない物になって来ています。
　ところが、日本での補聴器利用は極端に少ないのです。

　「業界団体の調査によると、日本の難聴者の所有率は約15%で、50%前後の英仏などより著しく低い。マスクをなかなか外さなかった国民性に由来しているとの説も。周囲の目を気にして　耳が悪いことを知られたくない　とか　身近な人がしていないので、使いづらい　という意識の表れだろうか」
　気持ちわからなくもないのですが、聞こえないと家族のストレスが溜まります。我が家も妻のストレスがマックスで、補聴器しなかったら離婚する、と言われました。あは。

　ここからが本題「ヒットのクスリ」は局面スピーカーの話題です。
　「聞こえづらさと言えば、テレビ視聴の悩みは多い。高齢で耳が遠くなると、つい音量を上げて家族からたしなめられてしまう。この悩みに照準を合わせたのがサウンドファン（東京・台東）の　MIRAI SPEAKER（ミライスピーカー）だ」
　ネットの宣伝でも良く見かけます。

　「創業者は音響メーカー出身の技術者らと試作を繰り返した。従来のスピーカーは円すい型の振動板で、原音に近い　良い音　にこだわる。しかし逆転の発想で、原音の忠実な再現ではなく　音量を上げず、言葉がくっきり聞こえる音　を追求。蓄音機から着想し、平板を湾曲させた振動板のミライスピーカーを開発した」
　「テレビ番組で紹介されると個人からの問い合わせが殺到。2020年に家庭向けの小型を発売すると、累計販売は17万台に達した」
　ほー、売れているのですね。補聴器はしたくないが、テレビは見たい。音量の調節で家族との溝も生まれそう。それを救う商品です。

　「人生経験の豊かな世代が個人消費をけん引する社会」
　新しい製品を開発すれば、新たなマーケットが創出できる、という記事でした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　