JCB 昨年の手数料値下げ効果が徐々に浸透しているかも
昨年4月各種キャッシュレス決済代行サービス業者でJCBブランドの手数料値下げが行われました。
【JCB系列の決済手数料引き下げ!】4月1日から決済手数料が3.24%に引き下げ!
さすがにすぐにJCBの取り扱いが増えた感はありませんでした。
なんせこの手のモバイル系端末を配っている決済代行業者は選択肢が多いので何かしら使えます。
もしJCB対応になっていたとしてもマニア以外は気づかないレベルでしょう。
手数料の値下げはこの手の業者だけに行われたわけではない模様ですが、今まで手数料の関係で導入していなかったお店に浸透するまでは時間がかかるのではと思っていました。
そしてつい最近の事ですが私の環境でも毎月支払いしていた料金のうちの一つがJCBに対応しました。
出前館では一部VISAかmasterしか使えないお店も以前はあったと思いますが最近見た限りではそういったお店は見つけられませんでした。
今やネット上で使えないのは一部の小規模運営のネットショップだけなのではないかと思います。
値下げから丸一年経過し目に見えて加盟店は増えて行くのではないでしょうか。
海外国際ブランドの表現規制も追い風になるか
昨年のDMMのmaster取り扱い停止は有名ですがmasterは特にこの手の事にうるさいようです。
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反社的な取引をさせないというのはわかりますがこういうところまで踏み込むのはどうなんでしょうね。
JCBはそこまでうるさくなさそうなので加盟店によっては代わりにJCBを導入なんてケースもあるのではないでしょうか。
JCBは加盟店側からしたらお高く止まってるとか殿様商売とか(審査が厳しいようです)色々言われている模様ですが、外国の決済ブランドのお気持ち一つで決済不能になってしまうというのはあまり好ましくありません。
他の決済に押されているというより政府の圧力でしぶしぶ値下げに踏み切ったっぽいのはなんだかなあとは思いますが、唯一のジャパンブランドとして加盟店を増やしてほしいと思います。
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もう国際ブランドは気にしなくて良い時代はそこにきている
予想ですがJCBが使えない店はあっという間になくなっていくでしょう。
特にネットショップは割りと簡単に導入できると思うので先の表現規制問題も追い風になって急速に使えない店は減少していくと思います。
リアルでは市役所や警察署の一部で未だ未対応の所が有りますがお役所は単に行動が遅いだけなので時間の問題だと思われます。
最後の砦は旧UFJ系の決済会社を使っているリアル店舗です。
もともと愛知県が地盤だった旧UFJ。
愛知県を地盤としている企業はこの決済会社を使っていることが多く「VISAかmasterしか使えない」ということが多いようです。
付き合いの関係もあると思うので他社に入れ替えるというのはなかなか難しいのではないでしょうか。
旧UFJ系の決済会社がJCBを新たに導入して直接JCBと話をする必要が無くなるならすぐに利用可能になりそうですがJCBは別審査とも聞いています。
詳しくはないのでよくわかりませんがこの辺が利用可能になれば「国内で使えないところはない」と言い切ってよくなるのではと思っています。