DORACO 軽量マザーズバッグ エアリートートをレビュー！口コミ・評判をもとに徹底検証

サイドボタンを外すとバッグの幅が拡張でき、最大容量は23Lと大きめです。拡張した状態だと用意した20点の荷物がすべて入りました。

しかし、ほかの荷物を追加で入れる余裕はあまりありません。開口部のチャックを閉めずに使うなら、500mLのペットボトル5本分程度のスペースはできます。

しかし比較した商品にはペットボトル数本が余裕で入るものもあったため、高評価には一歩届きませんでした。

• あおりポケット×1：幅26cm／深さ23cm
• 背面ファスナーポケット×1：幅35cm／開口部横幅27cm／深さ19cm
• サイドポケット×2：幅18cm／深さ20cm（片側はキーチェーン付き）

• ゴム付きサイドポケット×2：幅17cm／深さ20cm
• ファスナーポケット×1：幅24cm／深さ20cm
• 仕切りポケット×2：幅17cm／深さ20cm

バッグのサイズは、約幅43×奥行15×高さ28cm。拡張すると開口部の幅は最大約56cmまで大きくなります。チャックの開閉もスムーズです。

比較した商品には荷物を出し入れしにくいものもあったなか、パッと中身が確認できて取り出しやすいと高評価でした。

ただし、サイドポケットには深さがあるので、小物類を入れると取り出しにくさを感じます。ペットボトルや哺乳瓶など高さのある荷物を入れるのがおすすめです。

本体の重量は約550gで、比較した全商品の平均値の約521gと大差ありません。リュックに比べると軽量なため、バッグ自体が重いと感じることはないでしょう。

しかし、持ち手・付属のショルダーベルトにクッション性がなく、バッグを持ち続けると肩に痛みを感じます。また、トートでは肩からのずり落ちやすさも気になりました。

赤ちゃんを抱っこしたときも肩に負担がかかりやすい傾向に。トートとして持つとずり落ちそうになり、ショルダーにすると動くたびにバッグが揺れてバランスが崩れやすくなります。

しかし、どちらの持ち方でも肩紐が赤ちゃんに当たることはありませんでした。

抱っこ紐と併用したときの肩への負担は少なめです。トート・ショルダーどちらでも赤ちゃんには当たらず、圧迫感もとくにありません。ただし、ショルダーにするとやはり揺れによる若干のバランスの崩れやすさはありました。

比較した商品にはクッション性や安定感があり疲れにくいものもありましたが、どの持ち方でも長時間の使用には向かないでしょう。

さらに、縫製にも強度を高める工夫が。バッグ本体は生地端にパイピング処理が施されており、ショルダーベルトはリベットで補強されています。

持ち手も本縫いで取り付けられていますが、専門家からは「根元にカンヌキやクロスステッチなどの補強があればさらによかった」と惜しい点もありました。

デザイン・仕様面の強度はそこそこです。開口部のファスナーは滑らかに動き、ショルダーベルトのナスカン・ドットボタンには丈夫な金属製のものが使われています。

ただし、ファスナーのスライダーのつけ根には構造的な弱さが見られました。使い続けるとファスナーが閉まらなくなる可能性はありますが、バッグとしては長く使えるでしょう。