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夫の秘かな目論見  06/28/2014  
たまに職場に行き、よく聞かれるのが「家で何してるの?暇じゃない?」である。
ところがどっこい、私、家にいるのが大好きなのだ。
生活がかかっていなければ仕事なんてすぐにでも辞めて家にひきこもりたいくらいである。

まず朝のストレッチとヨガ。
仕事のある日はストレッチは10分、長くて15分位しかする時間がない。
もっと早く起きればいいのだが、早起きして試した結果、早く起きたら起きたで長時間勤務が体にこたえるとわかった。
仕事がないと1時間以上かけてゆっくり体をほぐす。
しかし、いつも書いている機能性胃腸症にも自律神経にも、ストレッチとヨガは残念ながら私にはあまり効き目はなく、体を動かしたという自己満足にすぎない。

次に我が家の小さなベランダの庭の水やり。
これも仕事のある日は夫が帰宅してから行っており、私は休日に眺める程度。
これまであまり関心がなかったのだが、こうも時間があると、朝、自ら水やりをする。
するとこれが発見と感激なのである。
例えば朝、蕾だった花が夜に咲いていたりするし、つい最近まで花が咲いていた唐辛子が実をつけている。
唐辛子がぶらさがっている姿というのはなんだか可愛らしい。
普段は生命がなんたらといったことはスルーする私でも、「生きているんだなー」としみじみと思ったりするのである。

CIMG1065.jpg
朝、蕾だったクチナシ

CIMG1068.jpg
夜、咲いたクチナシ

CIMG1069.jpg
唐辛子。ネパール語でクルサニ。夫はこれを生でかじります。


そして一番は、やはりセキセイインコの愛鳥ラニ君と一緒にいる時間が長いということだ。
仕事があれば当然ながらラニ君と散歩も行けないし、放鳥時間も短ければ語らいの時間も少ない。
なによりひとり(正確には一羽)で留守番をさせるのは不憫でならない。

ラニ君を散歩させることになったのは以前に書いたが、過剰な発情と産卵防止のためである。
インコを散歩させると言うと皆驚き、私とて「犬との散歩は楽しいけど、ケージに入れたインコとの散歩なんて・・・つまらなさそう」と初めは思った。
ところが、やってみるとこの時間がなかなかどうして、幸せな時間なのである。

場所はもっぱら近くの公園である。
ケージに入れたラニ君と公園のベンチに座る。
公園の向こう側には大きな木が何本かあり、そこに野鳥達が群がっており、特に朝は野鳥達の活動が活発であり、こんなことも仕事に行っている時は気づかなかったことだ。

朝の公園には誰もいず、私とラニ君との二人(正確には一人と一羽)の世界である。
「ラニ君さま、鳥さんが沢山いますね」「お外はいかがですか?怖いでちゅか?」「他の鳥さんより、ラニ君はだいぶん可愛いみたいですよ」などと、なぜか赤ちゃん言葉と敬語を交えての私の激しい独り言が続く。
ラニ君はというと、ケージの柵にコウモリのようにはりついている。
少し怖いのか落ち着かないのか、プルプルと羽を小刻みに振りわせながら私の側にいて、飼い主としては頼られているという感じがして、喜ばしいことこの上ない。

ひとしきり語らいをすると本に目を落とす。
きりのいいところまで読むとまたラニ君に話しかけ、そしてまた本を読むを繰り返し、気がつくと1時間以上公園にいる始末。
おかげで長らくバッグに入ったままだった本を読み終えた。

散歩が終わると、週に1回位はラニ君を連れたまま量販店に入る。
そこはペットと一緒に入れる店であり、ここでのペットは犬である。
猫を連れている人は見たことがないし、インコを連れている人も見たことがない。
私が目指す場所は小鳥売場。
前々回書いたが、そこには『ラニ君のお友達』と名付けたブルーの並セキセイインコがいる。

ところが一昨日行ってみたら、『ラニ君のお友達』の姿がない。
いつもいたケージはきれいに掃除されており、水入れも餌箱も空っぽ、値札もない。
「お友達に何かあったのだ」
と思い、店員さんに聞く。店員さんとは顔なじみだ。
「ごめんね。売れたんですよ」
飼い主が見つかったということは『お友達』にとってはいいことなのだが、もう二度と会えないと思うと悲しく、しょんぼりしながら家路についた。

夫(ネパール人)が仕事から帰宅し、『お友達』が売れたことを話すと
「そうなんですか。ワタシ、アナタが入院している間に『ラニ君の友達』買って、アナタ、ビックリさせよう、考えてました」
えー!
夫がそんなことを考えていたとは・・・。
確かに退院後に家に帰り、1羽だったインコが2羽になっていたら、「ヒェー」と喚いて、その拍子に縫い合わせた歯茎が裂けてしまうかもしれないほど驚いたことであろう。
それにしてもなぜそのような重大なコトをこっそり静かに決行しようとしていたのか、夫の心理がさっぱりわからない。
「だってアナタ、『友達』、カワイイ、カワイイ、言ってましたから。でも他のヒト、買ったからしょうがない。ラニ君います。ラニ君、一番かわいいインコ!」

そう、ラニ君がいるのだからいいのだ。
他の子にうつつをぬかしてはいかんのだ。

CIMG1063.jpg
夫のお手製止まり木で遊ぶラニ君。時々ここでうたた寝もします。


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