子どもたちの今を伝える「こどもミライパーク」。今回はアイスホッケーを頑張る小学生です。3月、神奈川県でアイスホッケーの9歳以下の全国大会が開かれます。その全国大会のチームに、岡山市のクラブチームから多くの選手が選ばれ、出場することになりました。
ジュニアアイスホッケークラブ「岡山ブルーインズ」。2023年1月に開かれた9歳以下の中四国大会で優勝を果たしました。この成績により、3月18日に始まる全国大会に挑む中四国選抜チーム22人に、ブルーインズから9人が選ばれました。
選手が激しくぶつかり合うことから「氷上の格闘技」とも呼ばれるアイスホッケー。ジュニア世代も大人同様、頑丈な防具を着てプレーします。
全部で3kg以上はあるという重装備。着替えも一苦労です。
小学3年の太田晶友君は、体を張ってゴールを守るゴールキーパーです。
(ゴールキーパー/太田晶友 君[小3])
「(Q.怖くない?)怖いわ! 特に(シュートを)浮かせてくるやつはね」
ゴールキーパーは飛んでくるパックを体で受け止めるため、特に頑丈な装備です! その頑丈さゆえに、ピースができず、落ちたスティックも拾えません。
この日は、全国大会に挑む中四国選抜チームの最初で最後の合同練習。広島県や香川県など、ブルーインズの9人以外に13人が岡山に集まりました。
選抜チームのキャプテンを任されたのは小学3年の田村陽向君。岡山ブルーインズのポイントゲッターです。
(中四国選抜チーム主将/田村陽向 君)
「アイスホッケーは、個人じゃなくて皆とできるから楽しい。(キャプテンとして)話しかけたり、楽しんでやりたい」
副キャプテンには、同じくブルーインズの小学3年、奥野葵さんが選ばれました。
(中四国選抜チーム副主将/奥野葵さん)
「幼稚園からやってる。(体験した時に)氷の上で滑ったりするのが楽しかったり、他の仲間とかが優しかったりしたから、始めたいなと思った。(Q.どんなところが一番楽しい?)やっぱり、皆と協力する試合の時が一番楽しい」
試合では、ジュニア世代でも激しさはかなりのもの。プレー中に転倒する選手も多くいます。
(中四国選抜チーム副主将/奥野葵さん)
「怖いけど、そういうので泣いたり、もうやりたくないなって思ったら、ぶつかったりするのもホッケーだから、ホッケーをやっていけない」
約1時間と短い合同練習でしたが、試合形式の練習を繰り返し、連携を確認しました。
(中四国選抜チーム主将/田村陽向 君)
「皆と一緒にずっとやっていたら、だんだん仲良くなってきました(Q.目標はある?)皆と一緒に優勝することです」
ブルーインズの選手たちが挑む9歳以下の全国大会は、3月18日と19日に開かれ、全国12チームが戦います。