▲馬主デビューで注目の柳田悠岐選手の注目馬は?(提供:福岡ソフトバンクホークス)
いよいよ有馬記念の季節となってきました。今年の日本ダービーでは、WBCの世界一に大きく貢献した周東佑京選手に注目馬を伺いましたが、今回の有馬記念では、その周東選手を「アーモンドアイより速い」と形容した同じ福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手が登場!
柳田選手と言えば、7月のセールで馬を落札、馬主デビューすることが決まり競馬界にも大きな話題を振りまいてくれました。一方で今年のプロ野球オールスターゲームでもパリーグ最多得票で出場、ファン投票によって出場できる大舞台を知る選手でもあります。そんな柳田選手に注目馬を伺いました。
柳田悠岐選手の馬主になった理由はこちら▼
【有馬記念】柳田悠岐選手が“プロ野球現役中”に馬主になった理由 (取材・文=netkeiba編集部)
自分を馬に例えたら…「エエヤンという感じ」
──1年間お疲れさまでした。振り返ってみて2023年というのはどんな年でしたか?
柳田 いや〜、馬券はホントに全然当たらずでした…。
──なるほど…。そのなかで、今年一番の会心の予想はありましたか?
柳田 ホントにないんですけど…挙げるとすれば中山記念ですかね。8番人気のラーグルフの複勝にがっつり行っていました(編集部注:2着)。あの時はテンション上がりましたね。
──逆に今年一番悔しかった馬券というと…。
柳田 毎日王冠ですね。ソングラインの単勝を買っていたんですけど…あれは悔しかったですね(編集部注:ハナ差の2着)。強い馬ですし、人気もしていましたし…。がっかりしました。
──改めて競馬歴を教えてください。
柳田 馬券を買えるようになったときからずっとですね。
──競馬をお好きになったきっかけは?
柳田 2006年の有馬記念、ディープインパクトのラストランを見たときですね。高校3年生の冬だったのですが、電化製品を買いに行ったときに、ちょうどその電気屋さんのテレビでたまたまレースが映っていたんです。そこでディープインパクトが最後に勝ったシーンを見て「えぐいな」、「すごいな」と思いました。競馬に興味を持ち始めたのはそこからですね。
──チーム内ではどなたと競馬の話をすることが多いですか?
柳田 選手で一番話すのは周東(佑京選手)ですね。また、選手以外のスタッフの方々もみんな競馬が好きなので、いろいろ意見交換して「しっかりと馬券を当てていこう」という雰囲気で土日は特に話しています。
──普段はどのように競馬を楽しまれていますか?
柳田 (試合前に行われることが多い)新馬戦や未勝利戦は時間があるので、もし買いたいという馬がいれば買いますね。メインレースに関しては大体試合と重なるので、試合前に買って試合終わりのお楽しみという感じでやっています。
──現役の馬でお好きな馬はいらっしゃいますか?
柳田 現役なら…スターズオンアースが好きですね。桜花賞で馬群をスルスル縫って勝ったじゃないですか。あれは僕の会心の馬券の一つなので(笑)。そういう意味でも好きですね。
──競馬関係の方で仲良くされている方はいらっしゃいますか?
柳田 浜中騎手と幸騎手ですかね。浜中騎手は同級生ですし、幸騎手にはご馳走してもらったことがあり、お世話になっています。浜中騎手は北九州ですし、幸騎手は鹿児島の方と、二人とも九州出身という縁もあるのかなと思います。
──以前、柳田選手は俊足の周東選手をアーモンドアイとおっしゃっていましたが、ご自身を競走馬に例えると?
柳田 僕ですか!? 僕はどうでしょう…エエヤンという感じですかね。(その心は)エエヤンという感じなので(笑)。
▲自分を競走馬に例えると…エエヤンだそうです(撮影:下野雄規)
柳田選手が挙げた有馬記念注目の2頭は?
──柳田選手にとって有馬記念といえば?