競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにセントウルステークス出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
アサカラキング美浦・斎藤誠 牡4
▲8月28日撮影(c)netkeiba
前走時同様、今回の1週前追いも頭が上ずっており、集中力が高い好調時の雰囲気には及ばない。ここ2走ともにあばらを見せて皮膚の薄いフォルムだが、トモの臀部(でんぶ)が凹んでいる点は割引材料か。阪急杯の時はあばらは見せてトモもパンパンに張っており丸み十分。また腹袋の大きい体型だが、今回の方が腹のラインのシャープさは足りない印象。現段階は8〜9割ぐらいか。
トウシンマカオ美浦・高柳瑞樹 牡5
▲8月28日撮影(c)netkeiba
ここ2走は右側だけチークピーシーズを使用しているが、良績の少ない左回りもあってか結果は残せていない。1週前追いも口向きが安定せず、右手前に替わるのが遅れた点は少し気になるところだ。ただ意欲的に追われており、今回はあばらを明確に見せて体脂肪の少ない姿形。それでいながらトモの丸みはキープできている。迫力こそないが、走れる態勢は整ったと見ていいだろう。
ダノンスコーピオン栗東・福永祐一 牡5
▲8月28日撮影(c)netkeiba
坂路ではどうしても内にササるため矯正しながらの調整。さらに今回は舌がハミを越したが、ハードに追われて1F11秒7を計測。今までの当馬とは別馬と思えるくらい皮膚の厚ぼったさはないが、