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O.ペリエ騎手 特別インタビュー「フジサワセンセイは恩人であり師匠です」――藤沢和雄調教師の引退に寄せて

  • 2022年02月27日(日) 18時02分
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▲藤沢和雄調教師の引退特集、ラストの登場はO.ペリエ騎手 (提供:平松さとし)


2022年2月末をもって惜しまれつつも定年を迎える、名伯楽・藤沢和雄調教師の「引退特集」。愛弟子の北村宏司騎手や杉原誠人騎手ら縁の深い皆様に、藤沢調教師との様々なエピソードを明かしていただきました。

最後を飾るのは、オリビエ・ペリエ騎手。短期免許で来日した際には、藤沢調教師とのタッグでビッグレースを総なめ。有馬記念3連覇など、強烈なインパクトを残しました。

「フジサワセンセイは恩人であり師匠です」と語ったペリエ騎手。いま、藤沢調教師に伝えたい思いとは。

(取材・構成=平松さとし)

「フジサワセンセイは多分、馬です」笑


 日本のナンバー1トレーナーの引退は、海を越え、遠くヨーロッパにも届いている。

「日本のルールなので仕方ないとはいえ、フジサワセンセイがいなくなるのは残念です」

 藤沢和雄調教師への想いを語ってくれたのはオリビエ・ペリエ騎手。武豊騎手に「冬の風物詩」と言われるくらい、毎年、短期免許で日本競馬に参戦していた時期のあるフランスのトップジョッキー。

 途中からは受け入れ調教師が藤沢調教師となった彼は、凱旋門賞(G1)を4度制した他、アメリカのブリーダーズCなど世界中のG1レースを勝ちまくった名手中の名手。世界を知る男は、果たして日本のリーディングトレーナーにどのような印象を持っているのだろう。

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▲現在は南フランスを拠点に活動しているO.ペリエ騎手 (提供:平松さとし)


「とにかく馬の事を良く知っていたので驚きました。フジサワセンセイは多分、馬です」

 そう言って笑う。では具体的にどのあたりにそう感じたかを問うと、次のように答えた。

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1951年9月22日、北海道生まれ。JRA美浦所属の調教師。1988年の厩舎開業以降、数々の活躍馬をターフへ送り出し、1995年から2009年までの間、11度のJRA賞最多勝利調教師を獲得した名伯楽。2022年2月末で惜しまれつつも定年を迎える。

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