笑顔で練習を見つめる長谷部誠コーチ（カメラ・中島　傑）

　日本代表は２日、アジア最終予選の中国戦（５日・埼スタ）に向けた合宿をスタートし、長谷部誠コーチも合流した。選手時代からともに戦ってきたＤＦ長友佑都は「違和感しかないです。でも選手の時より、コーチのハセさんの方がかっこいいっすね。オーラが増しているような。でもいるだけで落ち着くね」と笑顔を見せた。 　この日はまだ合流していない海外組も多く、フィールドプレーヤーは長友、ＦＷ細谷、ＤＦ中山、初招集のＤＦ望月の４人のみがグラウンドでのトレーニングに参加。長谷部コーチもボール回しなどに加わり、長友はいつものように声でチームを盛り上げた。 　過去４大会のＷ杯出場を誇る長友は、過去２大会で連敗中の最終予選初戦に向け「難しいとわかっているんだけど、どこかで２次予選は簡単に勝ち抜いたとか、アジアは普通にやっていれば勝てる、というところがあったり。あと欧州組が多くて、移籍で悩んでいたり、チームで試合に出られなくてコンディションが上がっていない選手もいたりする。すごく難しい。僕自身、２回痛い目を見ているので、引き締めというか、後輩たちに伝えていかないと」と話した。