GKアーロン・ラムズデール[写真]=Getty Images

　サウサンプトンは30日、アーセナルからイングランド代表GKアーロン・ラムズデールを完全移籍で獲得したことを発表した。 　現在26歳のラムズデールはシェフィールド・ユナイテッドやボーンマスを経て、2021年夏に最大3000万ポンド（約57億円）と報じられた移籍金でアーセナルに加入した。ドイツ代表GKベルント・レノ（現：フルアム）から定位置を奪って以降は2シーズンに渡って正守護神として活躍。2022－23シーズンはプレミアリーグ全38試合に出場し、7シーズンぶりのチャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得にも大きく貢献を果たした。 　しかし、在籍3年目の昨シーズンはブレントフォードからレンタル加入したスペイン代表GKダビド・ラヤにスタメンの座を奪われ、公式戦の出場はわずか11試合のみに減少。今夏にはラヤの買い取りオプションが行使されたことから、今夏の移籍市場での退団が濃厚とみられていた。 　そして、移籍市場最終日となる30日になり、サウサンプトンが正式にラムズデールの獲得を発表。契約期間は4年間となっている。なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏はアーセナルは1800万ポンド（約34億円）を固定の移籍金として受け取るほか、サウサンプトンがプレミアリーグに残留した場合には100万ポンド（約1億9000万円）、さらに同選手のパフォーマンスに応じて最大600万ポンド（約11億円）を追加で受け取る形になることを伝えている。