いきなり宙に浮いてしまったオシムヘンの将来 残るルートはアーセナルか中東か
あるいは残留か
アトレティコ・マドリードFWサム・オモロディオンはチェルシーへの移籍に近づいているようだ。マンチェスター・シティFWフリアン・アルバレスがアトレティコ移籍に傾いていることにより、押し出されるような形でチェルシーへの移籍が間近となっている。移籍市場に詳しいジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、チェルシーと7年契約を結ぶ模様で、移籍金は3500万ポンドとなる見込みだ。 [動画]やはり強烈なオシムヘン23-24シーズンのゴール集 この展開で宙に浮いてしまったのがナポリFWヴィクター・オシムヘンの将来だ。チェルシーが同選手の獲得に迫っているとされていたが、オモロディオン獲得ならばオシムヘン獲得レースからは撤退すると『Daily Mail』は伝えている。チェルシーで居場所がなくなっているFWロメル・ルカク+現金という取引も検討されていたというが、ナポリはオシムヘンの契約解除金1億1000万ポンドを譲ることを拒否し、交渉はまとまらなかったようだ。 アントニオ・コンテ新監督も事実上オシムヘンの放出を容認しており、プレシーズンマッチでは同選手をまったく起用していなかった。ところがここにきてチェルシーが撤退の姿勢を見せた形だ。伊『sky sport』はアーセナルがオシムヘンの獲得を推し進める可能性があると主張しているが、これも怪しい。アーセナルは昨季クラブ記録となる1億500万ポンドでMFデクラン・ライスを獲得したが、オシムヘンの獲得にはそれ以上の資金が必要になる。すでにDFリッカルド・カラフィオーリを獲得し、他のポジションにも補強が必要な中で、2季続けてそれほどの資金を投入するだろうか。 残るはパリ・サンジェルマンか、はたまたサウジアラビアかだ。ただ、『Daily Mail』によればオシムヘンは中東への移籍には乗り気でないという。昨年12月にオシムヘンはナポリとの契約を2026年まで延長しており、今季は残留という線もありうる。
構成/ザ・ワールド編集部