デュッセルドルフ、田中碧を売る気はなかった?一度は拒否も提案した金額で合意に
今夏にリーズへ移籍した田中碧だが、移籍を巡って最後まで様々なことがあったようだ。 2022年夏に川崎フロンターレからデュッセルドルフに加入した田中は、公式戦100試合近くに出場するなどすぐさまチームの中心に。2019年にデビューした日本代表では2022年ワールドカップでゴールを挙げるなど、重要な選手として活躍してきた。 【動画】リーズが特別アニメーションで田中獲得発表 田中は現行契約が2025年夏までとされていた中、今夏の移籍市場でチャンピオンシップのリーズに移籍。ドイツ『ビルト』によると、移籍金は350万ユーロ(約5億6000万円)+50万ユーロ(約8000万円)相当のボーナスの合計400万ユーロ(約6億4000万円)で合意に至ったと伝えている。 そんな田中の移籍劇だが、最後まで様々なことが起きていたようだ。『ビルト』によると、デュッセルドルフは移籍期限日まで田中を引き続き起用し、売却しない予定だったとのこと。火曜日に田中とエージェントがのリーズからの約250万ユーロのオファーを持ち込んだが、デュッセルドルフはこのオファーを拒否。逆に400万ユーロの提案をイングランドに送ったという。 デュッセルドルフは田中が来年に契約が切れることを考慮して、リーズがこの400万ユーロの高額オファーを拒否するだろうと想定していたようだ。しかし、リーズがこの提案を受け入れたため、移籍に同意することに。田中も移籍を望んでおり、クラブが期待していた契約延長が現実的ではないと判断し、リーズへの移籍が成立したと報じている。