鹿島一筋20年、土居聖真が故郷の山形へ完全移籍。「アントラーズは人生そのものでした」
先のブライトン戦がラストマッチに
鹿島アントラーズは7月25日、MF土居聖真のモンテディオ山形への完全移籍を発表した。 【PHOTO】チームの歴史が一目でわかる!鹿島アントラーズの「歴代集合写真」を一挙紹介! ジュニアユースから鹿島一筋の土居は、2011年にトップチームに昇格し、今季で14年目。アカデミー時代を含めれば所属歴は約20年に渡る。2016年のJ1と天皇杯の2冠や、2018年のクラブ悲願のACL制覇などに貢献した。 今季は24節終了時点で11試合に出場。鹿島の選手として最後にピッチに立ったのは、移籍が発表される前日に行なわれた24日の国立競技場でのブライトンとの親善試合となった。4-2-3-1のトップ下で先発し、前半の45分間プレーした。 そんな鹿島の生え抜きは、クラブを通じて以下のようにコメントしている。 「鹿島アントラーズを離れ、環境を変える決意をしました。自分にとって、アントラーズは人生そのものでした。 ジュニアユースから含めて約20年を過ごし、フットボールに必要なすべてのことを学びました。偉大な先輩たちの背中を追いかけ、日々の練習から力を出し切り、どんな状況でもチームの勝利のために行動する。ピッチの中ではどこまでも厳しく、ピッチの外では家族のように温かい、アントラーズのおかげで、今の土居聖真があります。 そんな自分も、選手としてピッチでまだやるべきことがあり、第二のサッカー人生にチャレンジする必要があると決断しました。このクラブで培ったものを糧とし、すべては勝利のために戦ってきます。アントラーズで獲得したすべてのタイトルの味も、負けて悔しくてたまらない味も、アントラーズファミリーの皆さんとともに歩んできたサッカー人生が、自分を選手としても人間としても大きくしてくれました。 僕は、カシマスタジアムでどんな時も自分の背中を押してくれた土居聖真コールを、一生忘れることはありません。土居聖真のチャントは、僕の一生の宝物です。僕のアントラーズでのサッカー人生は一旦終わりますが、第二のサッカー人生はここから始まります。引き続き、応援していただけると幸いです。 まだまだ皆さんに伝えたい想いや感謝はありますが、ここでは長すぎますのでこの辺にしておきます。そして鹿島アントラーズに関わるすべての皆さん、偉大なる大先輩ジーコさんにも感謝の意を込めて、次の旅へと出発します。ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします」(原文ママ) 新天地での土居の背番号は「88」に決定した。故郷の山形に鹿島での豊富な経験を還元できるか。 構成●サッカーダイジェスト編集部
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